『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』筋トレは現代人必須の習慣だ
序章 筋トレに関する7つの「新常識」
「タンパク質の食品源をきちんと見極め、過剰に摂取しなければ、腎臓にダメージを与えない」28
週2回以上の筋トレは顔の死亡率を3割減少させ、すべての病気による死亡率を2割減少させる。30
^_^ これはもう筋トレする以外の選択肢は無いでしょ
第1章 これが科学的に正しい「筋トレ方程式」だ!
筋肉を大きくしたければ、高強度でトレーニングをしようから、筋肉を大きくしたければ、トレーニングによる「総負荷量」を高めようへ 49
^_^ 高強度が良いと言う事は時間が短くて済むと言う考え方もでき、飽きっぽい僕には嬉しい。
年齢やトレーニング経験の有無にかかわらず、6秒以下の運動スピードが筋力増強の効果を最大化させる98
第二章
これが、科学的に正しい「トレーニング」だ!
筋トレはジムに行ってから始まるのではない106
^_^ なんかかっこいい。
カフェイン、タバコ、アルコールの光を控えるべき(中略)トレーニングの前日の午後2時以降の「カフェイン」を控える良質の睡眠を得るためには、トレーニング前日の午後2時以降のカフェイン摂取は避けること。111
^_^ カフェインがこんなに敬遠すべきものだとは。カフェインレスにするか。
どうしてもストレッチをしたい場合は、1つの筋肉に対するストレッチの時間を「30秒以内」にしてください。30秒以内のストレッチであれば、運動パフォーマンスに影響しないことがシステマティックレビューで報告されています。また、30秒以内のストレッチでも怪我の予防に有効であることも報告されており、パフォーマンスを落とさずに怪我の予防ができる可能性があります。119
^_^ そもそもストレッチをする習慣がないのでよかった。(いいのか?)
疲労は乳酸から生じるのではなく、水素イオンの蓄積によって筋肉が酸性(アシドーシス)になることが要因185
^_^ 乳酸は関係なかったんだ。
クールダウンに意味は無い。
疲労が取れる×
筋肉痛が減少する×
脳疲労が改善する×
体が柔らかくなる×
筋力を回復させる「筋グリコーゲン」を合成できる×
心拍数呼吸数が回復する×
心理的ストレスや睡眠量を回復させる×
^_^ 心理学にピークエンドの法則と言うものがあり、人は最高潮の瞬間と最後の瞬間を体験を評価する際に重視するので、クールダウンでトレーニングの最後を楽なものにすることで、トレーニングの体験に対する良い印象を得られると言うことではないだろうか?
第3章
これが、科学的に正しい「タンパク質摂取法」だ!
筋トレをする→筋タンパク質の合成感度が高まる→タンパク質を摂取する→筋タンパク質の合成が促進される→筋肥大が生じる201
トレーニング強度に関係なく、疲労困憊になるまでトレーニングを行えば、合成感度の上昇は24時間後まで継続すること。もう一つは、合成感度の上昇が24時間継続する事は、トレーニング経験の有無に関係しない。205
^_^ つまり筋トレ後12時間のゴールデンタイムは実際に存在するが、筋トレ後の筋タンパク質合成は24時間程度続くので、ゴールデンタイムだけでなく、その後24時間の間意識してタンパク質を摂るようにしなければならない。と言うこと。つまりは日ごろからバランスよくタンパク質を取れと言うことだろう。
アミノ酸スコアはしばしば「桶」に例えられます。9枚の板で組まれた桶に水を貯めた時、背の低い板があるとそこから水が漏れ、1番背の低い板の高さまでしか水はたまりません。同様に、基準値に満たない必須アミノ酸があると、その食品のアミノ酸スコア1番少ないアミノ酸に合わせて低くなってしまいます。つまり、1部の必須アミノ酸が豊富に含まれていても、全体としてバランスが取れていなければ、体内では100%の力を発揮してくれないのです。210
^_^ なるほど。ボトルネックということか。
BCAAの摂取だけでも筋タンパク質の合成は高まるが、合成作用をより高めるためには、すべての必須アミノ酸を十分に含んだタンパク質の摂取が推奨される212
^_^ アミノ酸スコア100の、肉、卵、牛乳、大豆を意識して取れと言うことだろう。
筋タンパク質の合成を高める良質なタンパク質とは、「アミノ酸スコア100」であり、かつ「ロイシンを2グラム以上含む」食品やプロテインであると考えることができます。215
赤身肉を摂取すればするほど、腎臓病の発症、末期腎臓病の悪化のリスクが高まる253
鶏肉魚卵大豆など他の食材は赤身肉に対して約半分のリスク254
・赤身肉(牛肉、豚肉、ひつじ肉など)は、腎臓にダメージを与える傾向がある
・乳タンパク質は鶏肉などの白身魚や魚と同様に腎臓へのダメージはほとんどない
・ (過剰な赤身肉の摂取を控えれば) 1日あたり1.62グラムパーキログラム程度のタンパク質の摂取量では腎臓にダメージを与える可能性は低い
255
筋トレ後は全乳を摂取したほうが筋タンパク質の合成が高まりやすい265
卵白だけでなく、卵黄も一緒に摂取した方がトレーニング効果が高まる
^_^ コストの面から考えても、サプリメントを避けたい僕としては、牛乳と卵は筋トレの強い味方となってくれるそうだ。食事としてとるなら食費から出せるわけだし、食材としても安価なので助かる。
第4章
これが、科学的に正しい「筋トレの続け方」だ!
筋トレは、ガンによる死亡率を33%減少させる295
すべての病気の死亡率が23%減少する(中略)この死亡率の現象は、1週間に2から3回の頻度で継続的にトレーニングを行っている場合によりであり、それ以上(例えば週5回)では死亡率の現象効果が低いことが明らかになりました。なぜ「週2から3回」が最適なのか?この理由の1つに「トレーニングの継続性」が挙げられています。例えば、週5から7回のトレーニングを行うとします。その場合、ほぼ毎日トレーニングを行うことになり、心的飽和や疲労で継続することが難しくなるのです。そのため、トレーニングを継続できる最適な頻度として「週2から3回」と推測しています。298
自宅で腕立て伏せやスクワット等の自重トレーニングを行うことで、ジムと同等の結果が得られる299
^_^ 自宅で週3程度で自重トレーニングをしている自分には朗報でしかない。
トレーニングが死亡率を減少させるメカニズムには、次のことが挙げられます。・トレーニングによる血圧低下
・糖尿病のリスク低下
・グルコース代謝の改善
・全身性炎症の減少
・抑うつ症状の軽減
・認知機能の改善
・筋肉量の維持・増加300
筋トレは、健常者の不安を大幅に階段させるとともに、不安障害などの患者の不安も改善することが示された311
^_^ 確かに筋トレをすることで不安は減少したような気もするが、それよりも体が大きくなることでの自信のようなものの方が大きいような気もする。
大切なのは、意志力を強化することではなく、限りある「資源」を「上手にマネジメントする」ことなのです。324
あらかじめ「もし(if)誘惑に直面したら、そのときは(then)こう行動しよう」と決めておくだけで、意志力を使わずに誘惑を回避できる 329
現代の脳科学では「情動反応で生成されるが、末梢(全身の期間)からも脳に情報がフィードバックされ情動を修飾し、変化させる」とされています。好きになるためにドキドキする必要はありませんが「ドキドキすることによって好きな気持ちはますます強くなる」と言うことです。334
立ち上がり、歩き出すことでドーパミンの放出を高めて行動覚醒を生じさせ、その後に小さな目標を達成することでさらに行動を強化させる。これによりごろごろしたいと言う欲求を遮断し、筋トレをしようと言う情動を活性化させ、ジムに向けて出発することができるのです。339
^_^ これを色々なことに応用したい。起きたらすぐに瞑想ができるようにしたり、食べ過ぎを止めたり、早めに布団に入るようにしたり。
96点
実際のトレーニングの動き方についてはやはり書籍では伝わりづらいところもあるが、筋トレの意義や効率的な立ち回り方を最新の医学的見地から、解説してくれる価値ある一冊。筋トレはやっぱりやったほうがいいですね。
『超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条』投資をする人もしない人も一読するべき一冊
超予測力―ー不確実な時代の先を読む10カ条 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者:フィリップ・E・テトロック,ダン・ガードナー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/05/02
- メディア: 文庫
第一章 楽観的な懐疑論者
人々の置かれた状況を改善する上で、測定することがいかに重要かを痛切に感じた。明確な目標設定しその目標に向けた進歩を促すような手法を見つければ、素晴らしい進歩を達成できる。(中略)当たり前のことに思えるかもしれないが、それがなされていないことが驚くほど多く、またきちんとやるのはとても難しい ビル・ゲイツ ページ29
^_^ 状況改善に寄与する数字を見つけることそしてそれを良い方向に変える方法さえ見つかれば状況は改善できうるということだろう。それはダイエットにおいては体重や体脂肪率、摂取カロリーなどだろう。実際、計測することで改善していく。
第二章「知っている」と言う錯覚
誰かがある事実を不確かだと認めた場合は、真剣に受け止めたほうがいい。一方、誰かがあるジーズについてかなり自信があると言う視聴する場合も、その人物が頭の中で辻褄が合うストーリーを組み立てたと言うだけであり、必ずしもそれが真実とは限らない ダニエル・カーネマン 60
第三章 予測を評価する
まとめ
予測には複数の視点を持った狐形が望まれる。ポーカーで言えば自分の視点だけではなく相手の視点を取れるものが勝つ。数字当てゲームなら論理だけではなく心理学、統計学などあらゆる面から予測を立てることができる。
第4章 超予測力
ビギナーは次のカードが勝利をもたらす可能性を過大評価し、大金をかけ、雲に恵まれて勝利することもある。しかし勝利したからといって、愚かしい賭けが、後から賢い賭けに変わるわけではない。反対にプロが、勝利する確率は極めて高いと正しく分析し大金をかけ、賭けにも負ける事はあるかもしれないが、だからといってその賭けが愚かだったわけではない。優れたポーカープレイヤー、投資家、企業経営者は皆これをわかっている。わかっていなければ経験から誤った教訓を引き出し、その結果次第に判断の質が低下し、自らの分野で優れた成果を出し続けることができなくなる。118
^_^ これは肝に銘じておきたい。結果と過程を切り離して考えられれば、勝利からも敗北からも教訓を得られる。
第5章「超頭が良い」のか
研究では、被験者に「最初の予測が誤っていたと思ってほしい、その理由を真剣に考えて欲しい、それからもう一度予測を立ててほしい」と要求するだけで、1度目の予測を踏まえた2度目の予測は他人の意見を参考にした時と同じ位改善することがわかっている。1度目の予測を立てた後、数週間経ってからもう一度予測を立ててもらうだけでも同じ効果がある。この方法は「群衆の英知」を参考にしていることから「内なる英知」と呼ばれる。ページ167
「自らの意見とは死守すべき宝ではなく、検証すべき仮説に過ぎない」171
^_^ 面白い。ムッチャ面白い。
第6章「超数字に強い」のか
「正しいが不合理」であった。その逆が「誤りだが合理的」178
我々の頭の中で「0%」と「100%」は経済学者のモデルでは説明できない分不相応な重みを持つ。183
^_^ これはある意味、合理的とも言える。なぜなら0%であれば、その反対にすべてをかけることができる。そして100%であればそれにすべてをかけることができる。ときには家族の命も全財産も。しかし、1%と99%では愚か者でなければ、文字通り全てを賭けることができない。
80%の確率で何かが起きると言うと、大抵確実に起きるとか相手に受け取られたのだ。186
^_^ 確かに降水確率20%と言われると僕は傘を持っていかない。20%雨が降ると思っていると言うより降らないと判断してしまう。
われわれは歴史が論理的展開を遂げてきた、先行きは予見できたはずだと思いがちだが、そんなものではない。それは後知恵の幻想である ロバート・シラー(ノーベル賞経済学者)199
^_^ そうなのだ。偶然の積み重ね。信長の桶狭間もちょっとしたバタフライエフェクトで違った結果になっていたかもしれないし、二次大戦の結果も米国に疫病が蔓延するなどすれば結果は違ったかも知れない。われわれはうっかり歴史はこのように流れてくることになっていたのだと思いがちだがそれは大きな誤りである。
運命論的思考をする人ほど、予測の正確性は低くなる傾向が見られた。裏を介せば確率論的思考をする人ほど、予測の正確性は高かった。このように人生の出来事に意味を見いだす能力は、幸福さと正の相関があるが予測能力とは負の相関がある。201
第7章 「超ニュースオタク」なのか
リスクに関する判断(「銃規制によって安全は高まるか否か」など)はエビデンスを慎重に考慮した結果ではなく、自らのアイデンティティーに大きく影響されることを証明している。銃規制に関する見解と気候変動に関する見解には、論理的には何の関係もないにもかかわらず相関が見られるのはこのためだ心理が論理を駆逐するのである。213
^_^ なるほど。理屈じゃないって事だ。
第8章 永遠のベータ
ときには間違えたって構わない。間違いがすぐに正されるならなおさらだ メイナード・ケインズ 230
失敗から学ぶには、失敗したときにそうとわかる必要がある。お座りからひっくり返って赤ちゃんにはそれがわかる。自転車から落ちて膝をすりむいた少年にもわかる。簡単なショットをバンカーに放り込んでしまった会計士も。わかるからこそ、どこが悪かったか考え、修正し、もう一度挑戦できる。236
後知恵バイアス=「私には初めから全てお見通しだった効果」
第9章 スーパーチーム
「事前分析」と言う方法もある。作戦が失敗したと仮定し、その理由を自分メンバーに説明させると言うものだ。そうすることでリーダーは計画に対して抱いていた懸念を表明しやすくなる。263
第10章 リーダーのジレンマ
支えた国家体制が邪悪だったとは言え、第二次世界大戦中のドイツ軍が個のレベルでは人類史上最高の軍隊であったことは認めざるを得ないジェームズ・コラム(歴史家) 283
企業社会には、軍隊は厳格な階層組織で、部下は上司に命令されると敬礼して機械的に従わなければならないと言う思い込みがあると指摘する。これほど時代遅れのイメージもない。むしろ軍隊出身の経営コンサルタントは企業幹部に、地位や肩書を気にせず部下が担当部署に権限を委譲し、組織共通の目標を達成する最適な方法を彼らに選択させるべきだと解くことが多い。(中略)「皮肉なことに、今では企業の方が軍隊より「指揮命令」にこだわる傾向がずっと強い」291
^_^ 目標だけ与えて手段を個々に権限委譲するというやり方は面白い。僕自身軍隊は上位解脱の権化のようなものだとずっと思い込んでいた。どうやら僕自身時代遅れだったようだ。確かに僕は現代の軍隊について何も知らない。
まとめ
人に対する謙虚さは無くても、物事に対しての謙虚さは持ち合わせるべき。この私がそう感じているのだから間違いないなんていう判断は完全に罠にはまっている。なぜナチスドイツの国防軍を優れた軍隊として紹介したのか?それはナチスドイツが憎悪の対象であるからだ。道徳的に誤っている事と能力は相関しない。心理的抵抗を乗り越えて、判断しなければならない。ドイツ国防軍は優秀な組織であったと。
第11章 超予測者はそんなにすごいのか
私の初期の研究「専門家の整理をする」では、専門家の予測の正確さは5年先を境に入れました。それにもかかわらず、その凄さをわかってくれそうな期間も含めて、長期良さは広く行われている。例えばアメリカ議会は4年に1度、国防総省に国家安全保障環境に関する20年予測を立てさせている。リチャード・ダンジグ本海軍長官は「4年ごとの防衛計画の見直し」の作成に膨大な労力がかかっていると語る。312
^_^ 5年以上の長期予想は役に立たないと知っておくだけで役にたつかも。
第12章 進むべき道
まとめ
世の中は曖昧な予測が蔓延し、予測の評価を行なっていない。また、予測の異なるもの同士が、対立するばかりで結果を互いに検証し、互いの学びとするという社会が一段と賢くなるというチャンスを失っている。我々は予測を検証できるものとして、評価を行うべきだ。
^_^ そう考えると予測市場というものはとても良くできている。もし有力な根拠を何かしらの理由で得た人はそれを大きな金額で市場に反映させる。まず、それが市場を賢い予測者にする。
第二に市場であればかける対象は厳密である。曖昧な予測は許されない。期日がくればイエスノーがハッキリする問いである。
そして、第三に市場であれば予測をはずしたものは掛け金を失い、当てたものは利益を得る。その結果、互いの損益はチャラになり対立関係は失われるので検証を共同で行いやすい。
98点
何度か読むべき良著。自分がそして世の中がいかに直感に頼っているかがわかる。エビデンスというと人は渋い顔をするがそれこそ直感の霧を払って真実を見せてくれるレンズなのだ。
3章 お仕事編 あなたの仕事は本当に必要な仕事なのか?
なぜ働くのかという問いに多くの人は収入を得るためと答えますが、一方で人は仕事をするべき、神様もそう言ったし、誰かのために働くということは尊いこと、働かざるものは喰うべからずという意見の人もいます。
しかし、本当に世の中にある仕事は本当に必要な仕事なのでしょうか?
あなたが収入を得ている仕事は本当に社会に必要な仕事ですかという、厳しい問いです。
『BullShitJobs』(=どうでもいい仕事、クソ仕事)という言葉があります。これは文化人類学者デヴィッド・グレーバー教授の造語です。
消防士、必要です。
ゴミを回収する人、必要です。
学校の先生、必要です。
他にも必要な仕事がたくさんあります。でもいらない仕事も実はたくさんあるのです。
例えば、会計士や税理士。これは代議士と官僚が"仕事"としてつくった法律によって、税金が複雑化して専門知識がなければ対応が難しくなったため、会計士や税理士が"仕事"として客から報酬を受け取って税金の処理をするというものです。
マッチポンプというか、形式的には塀越しに互いに石を投げあっているようなものです。そして社会的には代議士も税理士・会計士も収入の多い立派な仕事と考えられています。面白いですね。
ファッション業界はこんなに巨大である必要があるでしょうか?毎年トレンドを決めてもう十分に洋服を持っている人たちに、大量の洋服を売りつけています。
日本の鉄道事業はどうでしょう?例えばリニア。東京大阪間をこれ以上時間短縮する必要はありますか?
建築業界にも疑問があります。飯田産業は年間46000戸の家を建てた、日本一だと宣伝していますが、365日で24時間、一年は8760時間。つまり一時間に5.25棟ずつ、家を建て続けているわけです。(飯田産業さんには何の恨みもありません、日本一だというのでデータを利用させて頂きました)
日本には家が余っています。空き家率は年々昇し、少子化で人口が減る日本で、お客にローンを組ませて新築を建てさせる必要は本当にあるのでしょうか?
もっと言えばセールスマンという仕事は必要な仕事でしょうか?
セールスの仕事と言えば、需要に気づいていない、もしくはそもそも需要がない人から、需要を掘り起こすという仕事です。
例えば、訪問販売や電話セールス。内閣府の調査では96.3%が来てほしくない、電話してほしくないと言っています。
訪問販売・電話勧誘販売等の勧誘に関する問題についての検討(内閣府).pdf
これほどまでの人が迷惑だと感じているのに、社会的には彼らは仕事をしているということになっています。(なぜ政府が、段階的にでも、訪問販売、電話セールスを禁止しないのか不思議でなりません)
訪問販売がなくなったら、どうでしょう?少なくとも、ぼくは今日、昼寝の最中に叩き起こされることは無かったわけです。
そう考えるとこの社会は、他人に余計な消費をさせて、仕事をさせるための仕事がどれだけ多いのかと、驚かされます。
じつは不要な仕事は世の中にたくさんあるのです。つまりぼくたちはこんなに働かなくても世の中は回るのです。
ですから、安心して仕事を減らしましょう。そして、もっとお金のためではなく、自分のために時間、つまり自分の人生を使いましょう。
2章 考え方編18 グレタちゃんにも叱られない週休5日生活―環境保護と働かない生活は相性がいい。
地球温暖化対策が進まないことに怒りまくっているグレタちゃん。
一方で、確かに地球環境の保護は大切だが、便利で快適な生活も手放したくない。ではどうするか。
答えは「できるだけ働かないこと」。
手前味噌ですが、「週休5日で豊かに暮らす」というコンセプト。つまり、このサイトに答えがあるのです。(グレタちゃんみてる~?)
環境保護を訴えると、じゃあお前は昔の不便な生活に戻れるのかと極論を吐き捨てる人がいますが、飢餓に苦しむ発展途上国はともかく、少なくとも先進国ではそんなことを求めているのではありません。
どこまでも便利さと快適さを求めるのはやめて、そこそこで満足する。足るを知ってはどうですか?ということです。
働く時間を減らせばもちろん、収入は減ります。
収入が減ることで、とうぜん消費金額を減らすことになります。車は大型車でなく小型車、軽自動車、人によってはバイクや、自転車に変わるでしょう。
30畳の大きなリビングのある新築一戸建てをあきらめて、2DKの中古マンションに住むことになるかも知れない。それもまた大きな資源の節約になる。
季節ごとにファッション業界の都合で押し付けられるファッショントレンドを追いかけるのはあきらめてベーシックな洋服を長く使うことになるかも知れない。それもまた大きな金銭的、資源的節約。
ジェット機に乗って海外旅行という計画をあきらめて、最寄りの動物園にお弁当を持っていくことになるかも知れない。ジェット機がどれだけ二酸化炭素を出しているか考えればグッと環境負荷が減りましたね。
働く時間を減らすことで、消費が減り、結果的に地球にやさしい生活になります。
アダム・スミスは「経済活動を個々人の私利をめざす行為に任せておけば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される コトバンクより」と言いました。
ぼくは言いたい。「働かない一日は地球にやさしい一日。みんながもう少しナマケモノになれば、人類はもう少し地球に優しくなれる」と。
これもまた逆回転ではありますが、ある種の「神の見えざる手」と言えるかも知れません。
というわけで、皆さん仕事をやめちゃいましょう。(結果に関してはぼくは何の責任も取らないけど)
01 働きたくない皆さん、こんにちは。
働きたくない皆さん、こんにちは。
ぼくも心の底から働きたくないという人間です。なので、どうしたら働かないで暮らしていけるかを常に考えて生きてきました。
ネット上では「簡単、不労所得で豊かに暮らす」なんて、広告がウンザリするほどありますが、働かないで稼げるのは、よほど資産家か、その広告を出してカモを募っている広告主ぐらいでしょう。
そこで、ぼくが気づいたのは、お金を稼ぐという方法ではなく、できるだけお金を使わないという方法で、働かない生活ができないかということです。
そう考えると、山に籠(こも)ったり、無人島に移住して自給自足となりますが、これもまぁ魅力的ですが、ネット大好きな現代っ子としてはそれもなかなか難しい。
文明社会に生きながら、できるだけ働かないで暮らしたいとなると、やはりどうしてもお金が必要になります。
仕方ないので、断腸の思いで、苦渋の選択として、本当はイヤだっただけど、最低限働く事にしました。では最低限とはいったい幾らなのか。
そこで思いついたのが月額65000円です。
なぜ65000円なのか、それは国民年金の満額時の支給額が月額約65000円だからです。
国はたぶん、老人は最低月額65000円あれば生きていけると考えているのでしょう。だったらその金額で、今から生きてやろうと。
つまり若いうちに月額65000円で生活できるようにしておけば、老後も国民年金だけで、生きていけるということです。老後も安心(笑)。
おおざっぱに計算してみましょう。月額65000円稼ぐとなると、時給1000円で65時間。
1か月を30日として65時間割る30日で、1日の労働時間は2時間10分。1週間で15時間程度ですね。
1日で8時間労働なら、1週間に2日働くだけで、月額65000円に十分到達できます。
夢の週休5日です。日月日日日金日です。まぁ、何曜日に働いてもいいんですけど。あとは実際に月額65000円で暮らしていけるかです。
大丈夫です。ぼくは楽しく暮らしています。というわけで、皆さん仕事をやめちゃいましょう。(結果に関してはぼくは何の責任も取らないけど)
国内政治ニュースはもはやR15コンテンツか
国内の政治ニュースがヒドイです。
「桜を見る会」の招待者名簿のデータについて、ルールに基づいて処分したの一点張り。
言い訳が酷すぎる。しかも言い訳のレベルが子供じみている。
反社会勢力が入り込んでいたことに関してはあっさり認めたが、反社主催のパーティーに出席しただけで謹慎処分となっている宮迫博之さんとの扱いがあまりに違いすぎる。
片や、宮迫さんは一般人でギャラによる参加者。片や血税で運営される行事の主催者です。これで「桜を見る会」の関係者にお咎めなしでは、日本国は吉本興行よりもコンプライアンスが低いということになります。
多くの人にとって自民党、安倍政権は保守本流という認識かも知れないが、彼らのやっていることは、見苦しい言い訳のオンパレードで、もはや国内政治ニュースは子供に見せられるコンテンツではなくなっている。
国のトップがあやまりを認めることを知らず、レベルの低い言い訳と、証拠隠滅をはかって、問題を無かったことにしています。
そして、子供たちはそれをみて、育ちます。
大人たちはそれでも子供たちに正直な人間になりなさいと言えるでしょうか?
安倍政権とその取り巻きこそが「美しい国日本」の破壊者ではないでしょうか?
我こそは保守だと考える政治家、政治評論家は、安倍を支持するのではなく、本当に理念としての保守を支持するのであれば、安倍政権を終わらせるべきではないでしょうか?
見えていないお金以外の様々な貧しさ
ふつうの人が考える貧しさといえば、お金がないこと、ですよね。
でも、ぼくは世のなかには様々な貧しさがあるとおもうのです。そして、そのお金以外の貧しさもお金がないのと同じぐらい、時にはそれ以上に人を苦しめます。
例えば人間関係の貧しさ、親とうまくいっていない、親と話す時間がない、逆に子供とうまくいっていない、子供と話す時間が無い。
会社での人間関係がうまくいっていない。会社に行ってもつらくて仕方がない。
パートナーと上手くいっていない。妻と、夫と話す時間がない。会話がない。
他にも、何日も人と話していない。話を聞いてくれる友人もいない、など。年金生活者やひきこもりの人にはそんな人もたくさんいるのではないでしょうか。
人は基本的には集団で暮らす生き物ですから、じつはこの人間関係の貧しさは人を一番傷つけるタイプの貧しさと言えると思います。
イギリスでは「孤独」を解決すべき課題として「孤独担当大臣」を新設しました。問題を国家損失としてお金に換算しているのはどうかと思いますが。
この人間関係の貧しさはお金を持っているだけでは逃れられないタイプの貧しさです。お金を持っていても孤独や大切な人との人間関係に苦しんでいる人はたくさんいます。
他にも貧困はあります。それは知性の貧困です。わからないこと。そしてもっと恐ろしいのは自分がわかっていないということすらわからないでいるということです。
先日、名の知れた芸能人やインフルエンサーと呼ばれる人たちが「血液クレンジング」をブログ上で勧めたとして批判されました。
彼らは「血液クレンジング」に医学的根拠がないことも知らなかったし、自分が効いたような気がしたのが「プラシーボ効果」であることも知らなかった。
インフルエンサーの一人は家族みんなに勧めたとも言っていました。自分が無知であることを知らなかったので、自分の大切な人まで無意味な似非(えせ)医療行為を受けさせてしまったのです。
彼らは売れている芸能人であり、ネット上で大きな影響力を持つインフルエンサーでお金に関して恐らくたくさん持っているでしょうし、稼いでいたでしょう。
しかし、知に関してはあまりに貧しかった。そのせいで自分のフォロワーはもちろん家族まで効果のない似非(えせ)医療行為で危険にさらしてしまったのです。
こう考えると貧しさはお金に関することだけではありません。でも世の中はお金に換算することが一番わかりやすいので、お金の話ばかりされています。
多くの人が、週5日で8時間以上、通勤時間や残業、仕事に行く準備も入れるともっとたくさんの時間をお金の貧しさから逃れるために使っています。
しかし、見回してみるとお金以外の貧しさはたくさんあるのです。
ぼくらはもっとお金以外の貧しさに気づいて、がむしゃらに働くばかりではなく、親に会ったり、子供の話を聞いたり、パートナーとデートをしたり、友人と遊んだり、本を読んだり、勉強をしたりするべきではないかと思うのです。
ぼくぐらいの年代になると、老後と言えばお金の心配ばかりしている人が多いですが、よい老後を迎えるためにはお金だけじゃなく、パートナーとの絆を深めたり、友達を作ったり、体を鍛えたりするのも、とても大事だとぼくは思うのです。