『誰もが「人と違うこと」ができる時代』手元に置いて繰り返し読みたい。

 

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

 

 

成功とは多くの場合、他の人たちを出し抜くことで得られるものではなく、行動起こす絶好のタイミングを待つことでこそ得られるものである ページ3
 
^_^ 現代においてはその傾向は強くなっていると思う。技術的に可能だからといって受け入れられるか別のアイデアが求められる。自動運転も、ドローンのビジネスも。
 
Part1 変化を生み出す「創造的破壊」
「最初の1歩」をどう考えるか
 
低所得者層は一貫して、高所得者層よりも「現実を容認する傾向がある」(中略)「堅実による被害を被っている人ほど、逆説的ながら、その状況に疑問を持ったり異を唱えたり、はねつけたり変えたりしようとしないものである」24 

既知の物を目の前にしながら、新たな視点でそれを見つめ、古い問題から新たな洞察を得ることだ。26

リスクを嫌い、アイディアの実現可能性に疑問を持っている人が起こした会社の方が、存続する可能性が高いそして、大胆な勝負師が起こした会社のほうがずっと脆いのである。ページ42

^_^ これは考えなければならないことだ。大胆なアイデアを実行するには安全圏にいなければならないのだ。またネット右翼の一部が自分たちが恵まれていないにもかかわらず、現政権をやたらと肯定するのも、この一部なのだろうか。

 
ある分野で危険な行動を取ろうとするなら、別の分野では慎重に行動することによって全体的なリスクのレベルを弱めようとするのだ。44 

 

ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティーを発揮する自由が生まれると言うメリット45
 
最も優れた起業家は、あらゆるリスクを犯そうと言う人ではありません。リスクテイキングからリスクを取り除こうとする人です46
 
パート2 大胆に発想し、緻密に進める
きらりと光るアイディアとは
 
ある分野における天才的な創作者は、同じ分野に取り組む他の人たちよりも、特に創作の質が優れているわけではない、と言う。ただ、大量に創作すると、多様な作品が生まれ、オリジナリティーの高いものができる確率が高くなるのだ。(中略)「影響力のあるアイディアや成功するアイディアを生み出す可能性は、創出されたアイディアの総数が多いことがプラスに働く」68
 
^_^ 量が質を連れてくるというわけだし、質はどれが高いのかは誰もわからないのだからね。
 
オリジナリティーを発揮したいのであれば、「最も重要な事は、とにかくたくさん作ること。大量に細くすることしかありません」70
 
直感が頼りになるのは、予測可能な環境で判断を下す経験を積んだときだけ96
 
^_^ では私が直感を使えるのは…
 
パート3 “無関心“を“情熱“変える法
周りを巻き込むタフな説得力
 
ある考え方に10回から20回繰り返し触れると、好感度は上昇し続ける。134
 
例えば上司に何かを提案したいのなら、まずは火曜日にエレベーターの中で30秒ほど話、翌週の月曜日その話題に再度簡単に触れ、その週の終わりに意見をもらうのがいいかもしれない。135
 
^_^ アイデアに幾度も触れさせるというアイデア
 
私たちにできる事は何かと言うと、声を上げつつ、リスク・ポートフォリオを安全に保ち、必要であれば立ち去るために準備をしておくことだ。153 

 ^_^ 日本に対しても?

 
パート4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ
チャンスを最大化するタイミング
 
課題のことを一旦ちょっと考えてから、意図的に先延ばしにしたときだけ、意外な可能性にまで考えが及び、面白いアイディアが生み出された。160 

 

先延ばしは「生産性の敵」かもしれないが、「創造性の源」にはなる。161
 
^_^ これの根本的な内容として、その作業がクリエイティブな要素を必要としているかどうかと言う問題がある。例えば税務申告等は先延ばししても意味がないように思われる。
 
先発企業の失敗率は47%、そして後発企業はわずか8%だったのだ。先発企業は後発企業よりも約6倍、失敗率が高かったことになる。先発企業は、生き残っても、平均10%の市場を占有するのみで、対する後発企業の占有率の平均は、28%だった。意外なことに、先発企業となる事は、利点よりも不利な面が大きいことがままある。172 

 

「2番目か3番目になって、先発者がどうしたかを見届けて……それから改良するほうがいいと思いませんか?」(中略)「アイディアや世界がどんどん複雑になっていく中で、1番手の人が全てを解決できると考えるのは愚かでしょう。良いものは、考え出すのに時間がかかりますから」175
 
アメリカの自動車業界を100年近くにもわたって観察してある研究によると、先発企業は生存率が低かった。その理由は、製品そのもののニーズを確立することに苦労したり、まだ地上に存在しない慣習を作ったり、消費者の求めるものが明らかになるにつれて時代遅れになったりしていたからだ。176
 
^_^ 顧客の存在掘り起こしはもちろん、顧客の習慣を変えること、もっと言えば顧客自体存在するかどうかわからない中で起業する先発企業の負担はそれらを見て始める後発企業の比では無いのだろう
 
新しい科学的事実が勝利を得るのは、反対する者を納得させ、理解させたからではない。反対するものがいずれ死ぬからだ。物理学者マックス・プランク 178
 
^_^ このセリフ何度聞いても痺れます。
 
先駆者が優位になりやすいのは、特許技術が関わっている時や、強い「ネットワーク効果」(製品やサービスのユーザが増えると、その価値が高くなるという効果。電話やソーシャルメディアなどが好例)が存在する時だ。178
 
Part 5 「誰と組むか」が勝敗を決める
パワフルな結束を作る人の見分け方
 
非常に似通っている者同士のわずかな違いこそが、互いの間に違和感や敵といった感情を生み出す原因になっている ジークムント・フロイト 192
 
オリジナルの人が成功するには、「節度ある過激派」になることが必要203
 
内部の人間が考える同盟の代表者と外部の人間が考える同盟の代表者とでは明らかな違いがある(中略)外部の人間にとっては、グループの代表者とは最も極端な物の見方をする人だ。208 

^_^ そう考えると最も過激な発言をする韓国人が韓国を代表していると日本人は思っており、最も過激な発言をする日本人を韓国人は日本を代表していると思い込んでいる。どちらも多数派は互いに思っているよりもはるかに穏健であるのに

 
態度が一環しない人との付き合いは、感情的なエネルギーを消耗し、うまく対処するための方策がより多く必要となる(中略)両価的な関係はマイナスな関係よりも肉体的にも不健康であることを発見した。ある研究では、両価的な関係が多いほどストレスを感じたり、鬱になったり、人生に不満を感じたりする割合が高くなると言う結果が出た。212
 
「フレネミー」を切り捨て、敵を味方にするようにした方が良い(中略)最高の味方となるのは、はじめは反対していたが次第に味方になってくれた人たちだ。214
 
^_^ これは恋愛ドラマや、少女漫画によくあるパターンで、いけすかない異性が最も愛すべき相手に変わる物語はたくさんある。皆さんも思いつきませんか?花より男子とかね。
 
誰もがオリジナリティーを求めているものですが、最適のツボと言うものがある。尖ったオリジナリティーがある程度ないと、つまらなくなります。逆にオリジナリティーが強すぎると、周囲が理解するのが難しくなることもある。目標は限界の枠を広げることであって、限界を破壊することでは無いのです228
 
^_^ これは深い。自由は少しずつ獲得するものであり、無政府状態を求めるものではないということでしょう。
 
Part 6 「はみ出す人」こそ時代を作る
どこに可能性が隠されているか
 
人柄を褒められると、それを自分のアイデンティティーの1部として取り込むのである。ページ266
 
^_^ 大人でも利用できるのではないだろうか。パートナーを、頼れる人、優しい人などと褒め続ければパートナーはそのように変わっていくのではないだろうか?
 
「不正をしないでください」と言う言い方ではなくて、「不正を働く人にならないでください」と言う人格に訴える言い方に変えることで抑制をする被験者が半分になったのである。
 
^_^ やはり大人にも効くのである。
 
驚くべきことに、奇抜な目標を達成する子供向けの本がたくさん出版されると、次世代の人たちはイノベーションを起こす可能性が高いと言う研究もある。273
 
^_^ これは面白い。児童文学が次世代のイノベーションに影響与えると言うのか。ハリーポッターはどんな影響与えるのだろうか?いやこれは日本では既に起こっている。アトムやガンダムが日本の次世代の技術者に影響を与えるている事はデータがなくても明白だ。
 
最近の実験によると、「ハリー・ポッター」を読むことで、社会的なマイノリティーの人たちに対する子供たちの姿勢が向上するとのことだ。登場人物のハリーや、ハーマイオニーが、純潔の魔法使いではないために差別を受ける様子を目の当たりにすると、子供たちは同情し、現実に存在するマイノリティーたちに対しても偏見を持つことが少なくなるのだ。274
 
^_^ やはりハリーポッターは影響をあたえるのか。
 
Part 7 だめになる組織、飛躍する組織
風通し良く、進化を遂げる仕組みづくり
 
「強い文化を持つこと」と「カルト集団のようになってしまう」事は紙一重なのである。280 

 

^_^ これはあらゆる組織に所属する者又は組織を率いる者にとっては肝に銘じなければならない命題だと考える。学生時代なら運動部の不祥事、社会人になってからは世間の倫理と乖離したテレビ局などのマスコミや原子力村の論理など、挙げていったらキリがない。
 
^_^ 実は献身的な文化を持つ企業の方が存続率も高い、しかし人材が均質化されがちで、環境の大きな変化には対応できないということか。
 
少数派の視点は大切だ。意識の幅が広がったり、違った考えが生まれたりするからだ。たとえ少数意見が間違っていたとしても、より良い解決法を見つける時や、決断をする際の役に立ち、結果的に良いものが生まれる290
 
悪魔の代弁者を「誰かにやってもらう」のは確かに魅力的ではあるが、本物の悪魔の代弁者を「発掘する」ほうがさらに効果的なのだ。300
 
 ^_^ そう考えると心のそこから反対してくれる反対者の意見とものがどれだけ正しい選択肢を選ぶために必要であるかがよくわかる。
 
建設的に異論を交わせない人々が、人間にとって最大の悲劇を生み出す303
 
^_^ これは戦争のことを言っているのかな。
 
医学の分野では、「証拠の確実性」は6段階に分類できると言う考えで多くの専門家が一致している。うち、確実性が最も高いものは、連続して無作為に行われる対象事件により導かれた客観的な結果だ。逆に、最もおぼつかない証拠は、「権威もしくは専門家の団体の意見」である。319
 
^_^ データ至上主義。
 
強烈な感情を抑圧しようとするよりも、違う感情にすり替える方が簡単だ332
 
^_^ 著者は恐怖心を打ち消すよりも、恐怖心を興奮にすり替える方が効果的だと述べている。
 
神経科学の研究によると、不安を感じている時、「不確実であること」はネガティブなことよりも恐ろしく感じられるようだ。
 
^_^ これは他の書籍でも述べられていた。自分はガンではないのかと恐れて医師の診断を待つときの方が、実際にガンであると医師に診断された後よりもストレスを強く感じると言う研究結果もあるようだ。
 
地殻を変動させるような大爆発を起こすのが、神の革命なのではありません。じわじわと燃やし続けることこそが革命なのです336
 
^_^ 大変革を人々は賞賛するが、現場にいる人にとっては大惨事だ。実際、フランス革命は大惨事を引き起こしながら結局、ナポレオンによる帝政に戻ってしまった。革命ではなく、一歩一歩改革していくことが、遠回りのようで正しい道だと僕は考えている。
 
恐怖心で誰かを黙らせると言うのは、暴君でなくてもできるものだ。
自分1人の意見が違うと言うだけで、確固たる信念を持つ人でさえ強くなって、多数派に合わせてしまう。
宮宮ゲー子を予防するための最も簡単な方法は、反対派を1人加える事だ。
起業家のデレク・シーバスは、「ひとりめの支持者が、孤立した異端者をリーダーに変える」と述べている。被験者が他の7人と一緒に座っている時、6人が誤った答えを選んでも、残りの1人が正しい答えを選ぶと、被験者が同調する確率は劇的に低下した。344
 
^_^ 突飛な意見に関して一人が賛成を述べると人はそれを検討するに値すると考えるのかもしれない。
 
^_^独裁国家において、あからさまな反政府は自殺行為だが、実は政府に不満を持っているのが、自分だけではないと気付かせるのが何よりも変革のスタートになるのだと知った。それは車をゆっくり走らせたり、ピンポン球をばら撒いたり。本当に興味深い。では?日本では何ができるだろうか?アンチ、オリンピック。アンチ、原発
 
行動が安全だと相手が思うなら、行動によって生じるすべての良いことを強調すべきだ−そういった利益を得るために、相手はすぐさま行動を起こそうとする。だが行動にはリスクが伴うと考えている場合には、この方法は役に立たない。相手は既に現場に満足しているため変えることの利益を示されても魅力を感じない。
そのため、現場揺るがし、行動を変えないことで起こる悪いことを強調する必要がある。行動しなければ確実に損失がある場合、リスクを犯すことに魅力を感じるようになる。356
 
^_^ これはセールスなどで悪用されていますよね。あとは雑誌の見出しとか、絶望老後の未来とか、今すぐ始めなければ必ず後悔するとか。
 
最も素晴らしいプレゼンターはまず「今はこのような状況です」と言う現状を示す。その上で、「どうなり得るかを示して現場と比較」し、「その違いをできるだけ大きく見せる」と言うことだ。358
 
白人男だとすべきでも、貶めるべきでもない。A2続くかのような精神的な塩味わう人生から、我々の子供たちを解放することだ キング牧師366
 
「他者に対して「怒りを感じていると復讐心が生じるが、「他者のために「怒りを感じていると、正義はより良いシステムを作る動機になる。人を張したいのではなく、助けたいのだ。367
 
^_^ これはすべての社会変革をめざす人に感じて欲しいことだ。社会を変えるということは誰かを泥水の中にたたき落とすことではない。
 
100点
とても内容の濃い一冊。手元に置いて繰り返し読みたい。
 
 

『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』筋トレは現代人必須の習慣だ

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

 

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

 

序章 筋トレに関する7つの「新常識」

 

「タンパク質の食品源をきちんと見極め、過剰に摂取しなければ、腎臓にダメージを与えない」28

 

週2回以上の筋トレは顔の死亡率を3割減少させ、すべての病気による死亡率を2割減少させる。30

 

^_^ これはもう筋トレする以外の選択肢は無いでしょ

 

第1章 これが科学的に正しい「筋トレ方程式」だ!

 

筋肉を大きくしたければ、高強度でトレーニングをしようから、筋肉を大きくしたければ、トレーニングによる「総負荷量」を高めようへ 49

 

筋力を高めるためには、高強度の重量を用いたトレーニングが有効であり、これは神経活動の適応のメカニズムに一致する 95

 

^_^ 高強度が良いと言う事は時間が短くて済むと言う考え方もでき、飽きっぽい僕には嬉しい。

年齢やトレーニング経験の有無にかかわらず、6秒以下の運動スピードが筋力増強の効果を最大化させる98

 

第二章
これが、科学的に正しい「トレーニング」だ!

 

筋トレはジムに行ってから始まるのではない106

 

^_^ なんかかっこいい。

 

カフェイン、タバコ、アルコールの光を控えるべき(中略)トレーニングの前日の午後2時以降の「カフェイン」を控える良質の睡眠を得るためには、トレーニング前日の午後2時以降のカフェイン摂取は避けること。111

 

^_^ カフェインがこんなに敬遠すべきものだとは。カフェインレスにするか。

 

どうしてもストレッチをしたい場合は、1つの筋肉に対するストレッチの時間を「30秒以内」にしてください。30秒以内のストレッチであれば、運動パフォーマンスに影響しないことがシステマティックレビューで報告されています。また、30秒以内のストレッチでも怪我の予防に有効であることも報告されており、パフォーマンスを落とさずに怪我の予防ができる可能性があります。119

 

^_^ そもそもストレッチをする習慣がないのでよかった。(いいのか?)

 

疲労は乳酸から生じるのではなく、水素イオンの蓄積によって筋肉が酸性(アシドーシス)になることが要因185

 

^_^ 乳酸は関係なかったんだ。

 

クールダウンに意味は無い。

疲労が取れる×

筋肉痛が減少する×

疲労が改善する×

体が柔らかくなる×

筋力を回復させる「筋グリコーゲン」を合成できる×

心拍数呼吸数が回復する×

心理的ストレスや睡眠量を回復させる×

 

 

^_^ 心理学にピークエンドの法則と言うものがあり、人は最高潮の瞬間と最後の瞬間を体験を評価する際に重視するので、クールダウンでトレーニングの最後を楽なものにすることで、トレーニングの体験に対する良い印象を得られると言うことではないだろうか?

 

第3章
これが、科学的に正しい「タンパク質摂取法」だ!

 

筋トレをする→筋タンパク質の合成感度が高まる→タンパク質を摂取する→筋タンパク質の合成が促進される→筋肥大が生じる201

 

レーニング強度に関係なく、疲労困憊になるまでトレーニングを行えば、合成感度の上昇は24時間後まで継続すること。もう一つは、合成感度の上昇が24時間継続する事は、トレーニング経験の有無に関係しない。205

 

^_^ つまり筋トレ後12時間のゴールデンタイムは実際に存在するが、筋トレ後の筋タンパク質合成は24時間程度続くので、ゴールデンタイムだけでなく、その後24時間の間意識してタンパク質を摂るようにしなければならない。と言うこと。つまりは日ごろからバランスよくタンパク質を取れと言うことだろう。

 

アミノ酸スコアはしばしば「桶」に例えられます。9枚の板で組まれた桶に水を貯めた時、背の低い板があるとそこから水が漏れ、1番背の低い板の高さまでしか水はたまりません。同様に、基準値に満たない必須アミノ酸があると、その食品のアミノ酸スコア1番少ないアミノ酸に合わせて低くなってしまいます。つまり、1部の必須アミノ酸が豊富に含まれていても、全体としてバランスが取れていなければ、体内では100%の力を発揮してくれないのです。210

 

^_^ なるほど。ボトルネックということか。

 

BCAAの摂取だけでも筋タンパク質の合成は高まるが、合成作用をより高めるためには、すべての必須アミノ酸を十分に含んだタンパク質の摂取が推奨される212

 

^_^ アミノ酸スコア100の、肉、卵、牛乳、大豆を意識して取れと言うことだろう。

 

筋タンパク質の合成を高める良質なタンパク質とは、「アミノ酸スコア100」であり、かつ「ロイシンを2グラム以上含む」食品やプロテインであると考えることができます。215

 

赤身肉を摂取すればするほど、腎臓病の発症、末期腎臓病の悪化のリスクが高まる253

 

鶏肉魚卵大豆など他の食材は赤身肉に対して約半分のリスク254

 

・赤身肉(牛肉、豚肉、ひつじ肉など)は、腎臓にダメージを与える傾向がある
・乳タンパク質は鶏肉などの白身魚や魚と同様に腎臓へのダメージはほとんどない
・ (過剰な赤身肉の摂取を控えれば) 1日あたり1.62グラムパーキログラム程度のタンパク質の摂取量では腎臓にダメージを与える可能性は低い
255

 

筋トレ後は全乳を摂取したほうが筋タンパク質の合成が高まりやすい265

 

卵白だけでなく、卵黄も一緒に摂取した方がトレーニング効果が高まる

 

^_^ コストの面から考えても、サプリメントを避けたい僕としては、牛乳と卵は筋トレの強い味方となってくれるそうだ。食事としてとるなら食費から出せるわけだし、食材としても安価なので助かる。

 

第4章
これが、科学的に正しい「筋トレの続け方」だ!

 

筋トレは、ガンによる死亡率を33%減少させる295

 

レーニングを週2回以上行っている場合、トレーニングをしていない場合に比べて、死亡率が33%減少する296

 

すべての病気の死亡率が23%減少する(中略)この死亡率の現象は、1週間に2から3回の頻度で継続的にトレーニングを行っている場合によりであり、それ以上(例えば週5回)では死亡率の現象効果が低いことが明らかになりました。なぜ「週2から3回」が最適なのか?この理由の1つに「トレーニングの継続性」が挙げられています。例えば、週5から7回のトレーニングを行うとします。その場合、ほぼ毎日トレーニングを行うことになり、心的飽和や疲労で継続することが難しくなるのです。そのため、トレーニングを継続できる最適な頻度として「週2から3回」と推測しています。298

 

自宅で腕立て伏せやスクワット等の自重トレーニングを行うことで、ジムと同等の結果が得られる299

 

^_^ 自宅で週3程度で自重トレーニングをしている自分には朗報でしかない。

 

レーニングが死亡率を減少させるメカニズムには、次のことが挙げられます。・トレーニングによる血圧低下
・糖尿病のリスク低下
グルコース代謝の改善
・全身性炎症の減少
抑うつ症状の軽減
・認知機能の改善
・筋肉量の維持・増加300

 

筋トレは、健常者の不安を大幅に階段させるとともに、不安障害などの患者の不安も改善することが示された311 

 

^_^ 確かに筋トレをすることで不安は減少したような気もするが、それよりも体が大きくなることでの自信のようなものの方が大きいような気もする。

 

大切なのは、意志力を強化することではなく、限りある「資源」を「上手にマネジメントする」ことなのです。324 

 

 あらかじめ「もし(if)誘惑に直面したら、そのときは(then)こう行動しよう」と決めておくだけで、意志力を使わずに誘惑を回避できる 329

 

現代の脳科学では「情動反応で生成されるが、末梢(全身の期間)からも脳に情報がフィードバックされ情動を修飾し、変化させる」とされています。好きになるためにドキドキする必要はありませんが「ドキドキすることによって好きな気持ちはますます強くなる」と言うことです。334

 

立ち上がり、歩き出すことでドーパミンの放出を高めて行動覚醒を生じさせ、その後に小さな目標を達成することでさらに行動を強化させる。これによりごろごろしたいと言う欲求を遮断し、筋トレをしようと言う情動を活性化させ、ジムに向けて出発することができるのです。339

 

^_^ これを色々なことに応用したい。起きたらすぐに瞑想ができるようにしたり、食べ過ぎを止めたり、早めに布団に入るようにしたり。

 

96点

 

実際のトレーニングの動き方についてはやはり書籍では伝わりづらいところもあるが、筋トレの意義や効率的な立ち回り方を最新の医学的見地から、解説してくれる価値ある一冊。筋トレはやっぱりやったほうがいいですね。

 

『超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条』投資をする人もしない人も一読するべき一冊

超予測力―ー不確実な時代の先を読む10カ条 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

第一章 楽観的な懐疑論

人々の置かれた状況を改善する上で、測定することがいかに重要かを痛切に感じた。明確な目標設定しその目標に向けた進歩を促すような手法を見つければ、素晴らしい進歩を達成できる。(中略)当たり前のことに思えるかもしれないが、それがなされていないことが驚くほど多く、またきちんとやるのはとても難しい ビル・ゲイツ ページ29

 

^_^ 状況改善に寄与する数字を見つけることそしてそれを良い方向に変える方法さえ見つかれば状況は改善できうるということだろう。それはダイエットにおいては体重や体脂肪率、摂取カロリーなどだろう。実際、計測することで改善していく。

 

第二章「知っている」と言う錯覚

 

誰かがある事実を不確かだと認めた場合は、真剣に受け止めたほうがいい。一方、誰かがあるジーズについてかなり自信があると言う視聴する場合も、その人物が頭の中で辻褄が合うストーリーを組み立てたと言うだけであり、必ずしもそれが真実とは限らない ダニエル・カーネマン 60

 

第三章 予測を評価する

 

まとめ
予測には複数の視点を持った狐形が望まれる。ポーカーで言えば自分の視点だけではなく相手の視点を取れるものが勝つ。数字当てゲームなら論理だけではなく心理学、統計学などあらゆる面から予測を立てることができる。

 

第4章 超予測力

 

ビギナーは次のカードが勝利をもたらす可能性を過大評価し、大金をかけ、雲に恵まれて勝利することもある。しかし勝利したからといって、愚かしい賭けが、後から賢い賭けに変わるわけではない。反対にプロが、勝利する確率は極めて高いと正しく分析し大金をかけ、賭けにも負ける事はあるかもしれないが、だからといってその賭けが愚かだったわけではない。優れたポーカープレイヤー、投資家、企業経営者は皆これをわかっている。わかっていなければ経験から誤った教訓を引き出し、その結果次第に判断の質が低下し、自らの分野で優れた成果を出し続けることができなくなる。118

 

^_^ これは肝に銘じておきたい。結果と過程を切り離して考えられれば、勝利からも敗北からも教訓を得られる。

 

第5章「超頭が良い」のか

 

研究では、被験者に「最初の予測が誤っていたと思ってほしい、その理由を真剣に考えて欲しい、それからもう一度予測を立ててほしい」と要求するだけで、1度目の予測を踏まえた2度目の予測は他人の意見を参考にした時と同じ位改善することがわかっている。1度目の予測を立てた後、数週間経ってからもう一度予測を立ててもらうだけでも同じ効果がある。この方法は「群衆の英知」を参考にしていることから「内なる英知」と呼ばれる。ページ167

 

「自らの意見とは死守すべき宝ではなく、検証すべき仮説に過ぎない」171 

 

^_^ 面白い。ムッチャ面白い。

 

第6章「超数字に強い」のか

 

「正しいが不合理」であった。その逆が「誤りだが合理的」178

 

我々の頭の中で「0%」と「100%」は経済学者のモデルでは説明できない分不相応な重みを持つ。183

 

^_^ これはある意味、合理的とも言える。なぜなら0%であれば、その反対にすべてをかけることができる。そして100%であればそれにすべてをかけることができる。ときには家族の命も全財産も。しかし、1%と99%では愚か者でなければ、文字通り全てを賭けることができない。

 

80%の確率で何かが起きると言うと、大抵確実に起きるとか相手に受け取られたのだ。186

 

^_^ 確かに降水確率20%と言われると僕は傘を持っていかない。20%雨が降ると思っていると言うより降らないと判断してしまう。

 

われわれは歴史が論理的展開を遂げてきた、先行きは予見できたはずだと思いがちだが、そんなものではない。それは後知恵の幻想である ロバート・シラー(ノーベル賞経済学者)199

 

^_^ そうなのだ。偶然の積み重ね。信長の桶狭間もちょっとしたバタフライエフェクトで違った結果になっていたかもしれないし、二次大戦の結果も米国に疫病が蔓延するなどすれば結果は違ったかも知れない。われわれはうっかり歴史はこのように流れてくることになっていたのだと思いがちだがそれは大きな誤りである。

 

運命論的思考をする人ほど、予測の正確性は低くなる傾向が見られた。裏を介せば確率論的思考をする人ほど、予測の正確性は高かった。このように人生の出来事に意味を見いだす能力は、幸福さと正の相関があるが予測能力とは負の相関がある。201

 

第7章 「超ニュースオタク」なのか

 

リスクに関する判断(「銃規制によって安全は高まるか否か」など)はエビデンスを慎重に考慮した結果ではなく、自らのアイデンティティーに大きく影響されることを証明している。銃規制に関する見解と気候変動に関する見解には、論理的には何の関係もないにもかかわらず相関が見られるのはこのためだ心理が論理を駆逐するのである。213 

 

^_^ なるほど。理屈じゃないって事だ。

 

第8章 永遠のベータ

 

ときには間違えたって構わない。間違いがすぐに正されるならなおさらだ メイナード・ケインズ 230

 

失敗から学ぶには、失敗したときにそうとわかる必要がある。お座りからひっくり返って赤ちゃんにはそれがわかる。自転車から落ちて膝をすりむいた少年にもわかる。簡単なショットをバンカーに放り込んでしまった会計士も。わかるからこそ、どこが悪かったか考え、修正し、もう一度挑戦できる。236

 

後知恵バイアス=「私には初めから全てお見通しだった効果」

 

第9章 スーパーチーム

 

「事前分析」と言う方法もある。作戦が失敗したと仮定し、その理由を自分メンバーに説明させると言うものだ。そうすることでリーダーは計画に対して抱いていた懸念を表明しやすくなる。263

 

第10章 リーダーのジレンマ

 

支えた国家体制が邪悪だったとは言え、第二次世界大戦中のドイツ軍が個のレベルでは人類史上最高の軍隊であったことは認めざるを得ないジェームズ・コラム(歴史家) 283

 

企業社会には、軍隊は厳格な階層組織で、部下は上司に命令されると敬礼して機械的に従わなければならないと言う思い込みがあると指摘する。これほど時代遅れのイメージもない。むしろ軍隊出身の経営コンサルタントは企業幹部に、地位や肩書を気にせず部下が担当部署に権限を委譲し、組織共通の目標を達成する最適な方法を彼らに選択させるべきだと解くことが多い。(中略)「皮肉なことに、今では企業の方が軍隊より「指揮命令」にこだわる傾向がずっと強い」291

 

^_^ 目標だけ与えて手段を個々に権限委譲するというやり方は面白い。僕自身軍隊は上位解脱の権化のようなものだとずっと思い込んでいた。どうやら僕自身時代遅れだったようだ。確かに僕は現代の軍隊について何も知らない。

 

まとめ
人に対する謙虚さは無くても、物事に対しての謙虚さは持ち合わせるべき。この私がそう感じているのだから間違いないなんていう判断は完全に罠にはまっている。なぜナチスドイツの国防軍を優れた軍隊として紹介したのか?それはナチスドイツが憎悪の対象であるからだ。道徳的に誤っている事と能力は相関しない。心理的抵抗を乗り越えて、判断しなければならない。ドイツ国防軍は優秀な組織であったと。

 

第11章 超予測者はそんなにすごいのか

 

私の初期の研究「専門家の整理をする」では、専門家の予測の正確さは5年先を境に入れました。それにもかかわらず、その凄さをわかってくれそうな期間も含めて、長期良さは広く行われている。例えばアメリカ議会は4年に1度、国防総省に国家安全保障環境に関する20年予測を立てさせている。リチャード・ダンジグ本海軍長官は「4年ごとの防衛計画の見直し」の作成に膨大な労力がかかっていると語る。312

 

^_^ 5年以上の長期予想は役に立たないと知っておくだけで役にたつかも。

 

第12章 進むべき道

 

まとめ
世の中は曖昧な予測が蔓延し、予測の評価を行なっていない。また、予測の異なるもの同士が、対立するばかりで結果を互いに検証し、互いの学びとするという社会が一段と賢くなるというチャンスを失っている。我々は予測を検証できるものとして、評価を行うべきだ。

 

^_^ そう考えると予測市場というものはとても良くできている。もし有力な根拠を何かしらの理由で得た人はそれを大きな金額で市場に反映させる。まず、それが市場を賢い予測者にする。

第二に市場であればかける対象は厳密である。曖昧な予測は許されない。期日がくればイエスノーがハッキリする問いである。
そして、第三に市場であれば予測をはずしたものは掛け金を失い、当てたものは利益を得る。その結果、互いの損益はチャラになり対立関係は失われるので検証を共同で行いやすい。

 

98点

 

何度か読むべき良著。自分がそして世の中がいかに直感に頼っているかがわかる。エビデンスというと人は渋い顔をするがそれこそ直感の霧を払って真実を見せてくれるレンズなのだ。

3章 お仕事編 あなたの仕事は本当に必要な仕事なのか?

 

 なぜ働くのかという問いに多くの人は収入を得るためと答えますが、一方で人は仕事をするべき、神様もそう言ったし、誰かのために働くということは尊いこと、働かざるものは喰うべからずという意見の人もいます。

 

 しかし、本当に世の中にある仕事は本当に必要な仕事なのでしょうか?

 

 あなたが収入を得ている仕事は本当に社会に必要な仕事ですかという、厳しい問いです。

 

『BullShitJobs』(=どうでもいい仕事、クソ仕事)という言葉があります。これは文化人類学者デヴィッド・グレーバー教授の造語です。

headlines.yahoo.co.jp

 消防士、必要です。

 

 ゴミを回収する人、必要です。

 

 学校の先生、必要です。

 

 他にも必要な仕事がたくさんあります。でもいらない仕事も実はたくさんあるのです。

 

 例えば、会計士や税理士。これは代議士と官僚が"仕事"としてつくった法律によって、税金が複雑化して専門知識がなければ対応が難しくなったため、会計士や税理士が"仕事"として客から報酬を受け取って税金の処理をするというものです。

 

 マッチポンプというか、形式的には塀越しに互いに石を投げあっているようなものです。そして社会的には代議士も税理士・会計士も収入の多い立派な仕事と考えられています。面白いですね。

 

 ファッション業界はこんなに巨大である必要があるでしょうか?毎年トレンドを決めてもう十分に洋服を持っている人たちに、大量の洋服を売りつけています。

 

 日本の鉄道事業はどうでしょう?例えばリニア。東京大阪間をこれ以上時間短縮する必要はありますか?

 

 建築業界にも疑問があります。飯田産業は年間46000戸の家を建てた、日本一だと宣伝していますが、365日で24時間、一年は8760時間。つまり一時間に5.25棟ずつ、家を建て続けているわけです。(飯田産業さんには何の恨みもありません、日本一だというのでデータを利用させて頂きました)

www.iidasangyo.co.jp

 

 日本には家が余っています。空き家率は年々昇し、少子化で人口が減る日本で、お客にローンを組ませて新築を建てさせる必要は本当にあるのでしょうか?

www.nikkei.com

 

 もっと言えばセールスマンという仕事は必要な仕事でしょうか?

 

 セールスの仕事と言えば、需要に気づいていない、もしくはそもそも需要がない人から、需要を掘り起こすという仕事です。

 

 例えば、訪問販売や電話セールス。内閣府の調査では96.3%が来てほしくない、電話してほしくないと言っています。

 

訪問販売・電話勧誘販売等の勧誘に関する問題についての検討(内閣府).pdf

 

 これほどまでの人が迷惑だと感じているのに、社会的には彼らは仕事をしているということになっています。(なぜ政府が、段階的にでも、訪問販売、電話セールスを禁止しないのか不思議でなりません)

 

 訪問販売がなくなったら、どうでしょう?少なくとも、ぼくは今日、昼寝の最中に叩き起こされることは無かったわけです。

 

 そう考えるとこの社会は、他人に余計な消費をさせて、仕事をさせるための仕事がどれだけ多いのかと、驚かされます。

 

 じつは不要な仕事は世の中にたくさんあるのです。つまりぼくたちはこんなに働かなくても世の中は回るのです。

 

 ですから、安心して仕事を減らしましょう。そして、もっとお金のためではなく、自分のために時間、つまり自分の人生を使いましょう。

 

 

2章 考え方編18 グレタちゃんにも叱られない週休5日生活―環境保護と働かない生活は相性がいい。

 地球温暖化対策が進まないことに怒りまくっているグレタちゃん。

www.tokyo-np.co.jp

 一方で、確かに地球環境の保護は大切だが、便利で快適な生活も手放したくない。ではどうするか。

 

 答えは「できるだけ働かないこと」。

 

 手前味噌ですが、「週休5日で豊かに暮らす」というコンセプト。つまり、このサイトに答えがあるのです。(グレタちゃんみてる~?)

 

 環境保護を訴えると、じゃあお前は昔の不便な生活に戻れるのかと極論を吐き捨てる人がいますが、飢餓に苦しむ発展途上国はともかく、少なくとも先進国ではそんなことを求めているのではありません。

 

 どこまでも便利さと快適さを求めるのはやめて、そこそこで満足する。足るを知ってはどうですか?ということです。

 

 働く時間を減らせばもちろん、収入は減ります。

 

 収入が減ることで、とうぜん消費金額を減らすことになります。車は大型車でなく小型車、軽自動車、人によってはバイクや、自転車に変わるでしょう。

 

 30畳の大きなリビングのある新築一戸建てをあきらめて、2DKの中古マンションに住むことになるかも知れない。それもまた大きな資源の節約になる。

 

 季節ごとにファッション業界の都合で押し付けられるファッショントレンドを追いかけるのはあきらめてベーシックな洋服を長く使うことになるかも知れない。それもまた大きな金銭的、資源的節約。

 

 ジェット機に乗って海外旅行という計画をあきらめて、最寄りの動物園にお弁当を持っていくことになるかも知れない。ジェット機がどれだけ二酸化炭素を出しているか考えればグッと環境負荷が減りましたね。

 

 働く時間を減らすことで、消費が減り、結果的に地球にやさしい生活になります。

 

 アダム・スミスは「経済活動を個々人の私利をめざす行為に任せておけば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される コトバンクより」と言いました。

 

 ぼくは言いたい。「働かない一日は地球にやさしい一日。みんながもう少しナマケモノになれば、人類はもう少し地球に優しくなれる」と。

 

 これもまた逆回転ではありますが、ある種の「神の見えざる手」と言えるかも知れません。

 

 というわけで、皆さん仕事をやめちゃいましょう。(結果に関してはぼくは何の責任も取らないけど)

 

01 働きたくない皆さん、こんにちは。

 働きたくない皆さん、こんにちは。

 

 ぼくも心の底から働きたくないという人間です。なので、どうしたら働かないで暮らしていけるかを常に考えて生きてきました。

 

 ネット上では「簡単、不労所得で豊かに暮らす」なんて、広告がウンザリするほどありますが、働かないで稼げるのは、よほど資産家か、その広告を出してカモを募っている広告主ぐらいでしょう。

 

 そこで、ぼくが気づいたのは、お金を稼ぐという方法ではなく、できるだけお金を使わないという方法で、働かない生活ができないかということです。

 

 そう考えると、山に籠(こも)ったり、無人島に移住して自給自足となりますが、これもまぁ魅力的ですが、ネット大好きな現代っ子としてはそれもなかなか難しい。

 

 文明社会に生きながら、できるだけ働かないで暮らしたいとなると、やはりどうしてもお金が必要になります。

 

 仕方ないので、断腸の思いで、苦渋の選択として、本当はイヤだっただけど、最低限働く事にしました。では最低限とはいったい幾らなのか。

 

 そこで思いついたのが月額65000円です。

 

 なぜ65000円なのか、それは国民年金の満額時の支給額が月額約65000円だからです。

 

 国はたぶん、老人は最低月額65000円あれば生きていけると考えているのでしょう。だったらその金額で、今から生きてやろうと。

 

 つまり若いうちに月額65000円で生活できるようにしておけば、老後も国民年金だけで、生きていけるということです。老後も安心(笑)。

 

 おおざっぱに計算してみましょう。月額65000円稼ぐとなると、時給1000円で65時間。

 

 1か月を30日として65時間割る30日で、1日の労働時間は2時間10分。1週間で15時間程度ですね。

 

 1日で8時間労働なら、1週間に2日働くだけで、月額65000円に十分到達できます。 

 

 夢の週休5日です。日月日日日金日です。まぁ、何曜日に働いてもいいんですけど。あとは実際に月額65000円で暮らしていけるかです。

 

 大丈夫です。ぼくは楽しく暮らしています。というわけで、皆さん仕事をやめちゃいましょう。(結果に関してはぼくは何の責任も取らないけど)

 

 

国内政治ニュースはもはやR15コンテンツか

 国内の政治ニュースがヒドイです。

 

桜を見る会」の招待者名簿のデータについて、ルールに基づいて処分したの一点張り。

 

 言い訳が酷すぎる。しかも言い訳のレベルが子供じみている。

 

 反社会勢力が入り込んでいたことに関してはあっさり認めたが、反社主催のパーティーに出席しただけで謹慎処分となっている宮迫博之さんとの扱いがあまりに違いすぎる。

www.oricon.co.jp

 片や、宮迫さんは一般人でギャラによる参加者。片や血税で運営される行事の主催者です。これで「桜を見る会」の関係者にお咎めなしでは、日本国は吉本興行よりもコンプライアンスが低いということになります。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 多くの人にとって自民党、安倍政権は保守本流という認識かも知れないが、彼らのやっていることは、見苦しい言い訳のオンパレードで、もはや国内政治ニュースは子供に見せられるコンテンツではなくなっている。

 

 国のトップがあやまりを認めることを知らず、レベルの低い言い訳と、証拠隠滅をはかって、問題を無かったことにしています。

 

 そして、子供たちはそれをみて、育ちます。

 

 大人たちはそれでも子供たちに正直な人間になりなさいと言えるでしょうか?

 

 安倍政権とその取り巻きこそが「美しい国日本」の破壊者ではないでしょうか?

 

 我こそは保守だと考える政治家、政治評論家は、安倍を支持するのではなく、本当に理念としての保守を支持するのであれば、安倍政権を終わらせるべきではないでしょうか?