『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

 

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

 

 88点

読み終わるまでに掛かった時間 3時間

【01】140文字で要約すると。

 スタンフォードのストレスを力に変える教科書』ストレスは体に害になると言われ続けてきたが、受け取る側の意識で次第で、成長の糧や人に対する優しさが増すなど、むしろ良いものになることが分かったという。最新研究でストレスとの上手な付き合い方が学べる一冊。

【02】どんな人に薦めたい?

 ストレスに押しつぶされそうな現代人すべて

 

【03】何歳ぐらいから読めるのか

 ストレスの意味が身を持ってわかってきたら

 

【04】読み終わるまでどれぐらいの時間がかかった?

 4.5時間

 

【05】新刊で買った方がいい?中古で安くなってからでいい?

 

 ストレスで体に負担がかかっていると感じているならすぐに手にしてほしい。

【06】金額での評価

 3,000円。ストレス対策になるなら安いもの。

【07】最も肝になるのは?(立ち読みをするならどこがお勧めか)

 「1章 すべては思い込み ストレスは役に立つと思うと現実もそうなる」からストレスに対する考えが変わる。

【08】お勧めの関連書籍
 

スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ



【目次+読書メモ】

1章 すべては思い込み ストレスは役に立つと思うと現実もそうなる
 
ストレスは害悪だと思えばストレスは害を及ぼし、役に立つと思えば役に立つ。信じられないかもしれないが数多くの実験がそう示している。
ストレスは役に立つというマインドセットができればストレスは害を減らして、役に立つようになる。例えそれが完全でなくても効果はある。著者自身もストレスに対しての考えが害に偏りそうになるが、それでも構わない。白黒はっきりしなくても。
 
!人生に影響を与えそうな本だ。ストレスは役に立つと完全に信じ込まなくてもいいというのは良い。いい薬のような本だ。まあ、基本プラセボだがw。!
 
2章 ストレス反応を最大の味方にする レジリエンスを強化する
 
ストレス反応は闘争・逃走本能だけではない。他にチャレンジ反応、人と繋がりたくなるがあり、自分でどの反応をすべきか考えらえれるといい。
またストレス反応から回復するときも、実感でき、人に話したりしたくなる。その時は大事な学びの時と言える。
 
!ストレスを避けるだけでなく、受け入れてどのストレス反応のカードを切るべきか、またどのストレス反応が出でいるのか自分で感じられれば人生のクオリティも上がるかもしれない。!
 
3章 ストレスの欠如は人を不幸にする 忙しい人ほど満足度が高い
 
ストレスを避ける選択をすると、一見合理的に見えても失うものが多い。人間関係、仕事など。自分が大切に思う価値観を3つ上げて、それについて10分程度でなぜそれが大切か書き出そう。キーホルダーやメモなどにしてストレスに直面した時はそれを見て自分がなんのためにストレスと向き合っているのかを思い出そう。
 
!僕の場合の大切な価値観はなんだろう。好奇心、生涯学習女性に対する興味ってところかな!
 
4章 向き合う 不安は困難に対処するのに役立つ
 
ストレスには体に悪い脅威反応と体に良いチャレンジ反応があり、ストレスを悪と見なさず体が挑戦を手助けしてくれていると考えるとチャレンジ反応が起きて良い結果を生みやすい。
不安に感じてもそれは体が挑戦のための手助けをしてくれていると考える。
ストレスを避け続けると生きる世界が小さくなる。
 
!厄介ごとは避けられないということはやっと最近分かってきた。僕の人生は厄介ごとを避けるのに力を注ぎ続け人生だったかも。
厄介ごとに立ち向かうのも、避けるともっと厄介になる時だけw。
でもまぁ、本当にやりたいことをやる時は、厄介ごとも、厄介に思えないんだよなぁ。釣りをする時とか、本を読む時とか、女の子を口説く時とかw
ストレスを感じたら チャレンジ反応っ❗️って叫ぼうかな。!
 
5章 つながる いたわりがレジリエンスをうむ
 
ストレス反応には恐ろしい敗北反応がある。恐らく進化の過程でコミュニティのお荷物になるものを排除するのに役立ったのだろう。
人に見捨てられた、必要とされていないと感じると、自棄的になり、食欲も減退し、引きこもるようになる。
一方、災害やテロなどでひどい目にあった人ほど人を助けようとするというデータがある。また、困難にあるとき、人は他の人の手助けをすることで自分自身も救われるという。
さらに人は利己的であるより、利他的、自分の個人的利益より大きな目標を目指すとき、ストレスに強くなる。
 
!さて、読んでみて自分でどうあるべきか考え込んでしまう。基本、自立的引きこもりである自分はどこで他人とつながるべきだろうか
道の掃除でもするか?
それとも、実家の祖父母の介護にもっと参加すべきか?これは厳密に他人のためか?他人のために僕は何をすべきだろう。
 
6章 成長する 逆境があなたを強くする
 
逆境を受けたことをないとした人、膨大な数の逆境にあったとした人が将来てきに健康を害していた。ほどほどの逆境にあった人が最も健康で長生きした。
多くの人が逆境にあったことで自身が成長したと感じている。
逆境に対しての良い部分を見つける ベネフィットファウンディング は成長に効果的ではあるが取り扱いに注意が必要。何しろ、ひどい目にあえば成長するという短絡的な理解もありえるから。
たた、逆境を喜ぶではなく、良い面を探すであって、逆境の悪しき面はもちろん見えているのだから良い面を見つけてバランスをとるだけで十分価値がある。
この考え方は人に勧めるのはとても危険。この逆境に何言ってんだテメーとなるから。
 
!逆境において心躍るって心境になることがある。3.11の時もそうだった。自身が対しての被害を受けなかったというのもあるが、まわりが、慌てふためくほど自分がしっかりせねばと、心が奮い起つのを感じた。
逆境に喜ぶっていうのも新興宗教っぽいが、逆境における良い面をさがすというぐらいならギリギリ受け入れられるかな。まあ、人生の慶事である進学、結婚、就職は人生における大きなストレス源なのだから、何事も両面あるのだろう!
 
 
7章 終わりに 新しい考え方はひっそりと根をおろす
 
この本を読んだことをすっかり忘れてしまっても大丈夫。マインドセットはあなたの心にきっと根を下ろしているから。
 
この本のいいところは読んだことは忘れちゃってもいいよというところだね。たいていの自己啓発本って読んだ先から忘れちゃって罪悪感やら自己嫌悪に陥る部分があったから。とりあえず読んでみてちゃんとメリットありの良著だと思います。