書評『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』

 

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

 

 83点

読み終わるまでに掛かった時間 3時間

【01】140文字で要約すると。

『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』RASという脳に届く情報をチューニングする部位をプログラムすることで精神力を使うことなく願望をかなえることができるテクニックを紹介する一冊。書いたのはベストセラー「話を聞けない男、地図を読めない女」の著者。

【02】どんな人に薦めたい? 

 毎日、不平ばっかり言っている人。

【03】何歳ぐらいから読めるのか

 高校生ぐらいから。

【04】読み終わるまでどれぐらいの時間がかかった?

 4時間。

【05】新刊で買った方がいい?中古で安くなってからでいい?

 一歩を踏み出したいと思ったときが買い時、読み時。

【06】金額での評価

 2000円

【07】最も肝になるのは?(立ち読みをするならどこがお勧めか)

 冒頭を立ち読みして自分に合うかどうか確かめるのがいいと思います。

【08】お勧めの関連書籍

 著者のベストセラー



【目次+読書メモ】

第1章 RASの秘密
 
脳にあるRASと言われる場所は脳が受け入れる情報を選別している。だから、RASの設定次第で知覚する情報が違ってくる。引き寄せの法則もそのシステムによる。
 
引き寄せの法則というのは胡散臭いと正直思っていたが、触れる情報から選別するシステムによって生じると説明されればある程度、納得できる。まぁ、怪しさは完全には払拭できないが!
 
2章 自分の望みをはっきりさせる
 
やりたいことをできるだけリストアップする。手書きで。そして、目のつくところに張り出す。仕事は無一文になるよりましだからやることではない。お金を貰えなくてもやりたいことでお金になりそうなことはなんですか?それがあなたの使命。
 
!いよいよ、怪しくなってきたが言っていることは正しいと思う。世の中の人の嫌な仕事をやっている率の高いこと!
 
3章 明確な目標を定める
 
○○をしないなど、禁煙するなどの否定形の目標はRASに認識されないので、否定形の目標は避ける。ノンスモーカーになるとか、○○キロになるなどが良い。
目標はノートなどに書き留める。写真などを張ってビジュアル的にすると良い。
目標は立ててもやり方は考える必要はない。目標を立てればRASによって必要な情報は集まってくる。
 
!まあまあ科学的だと思う反面、健康にまで効果があるといわれると胡散臭さが増す。いやしかしプラシーボ効果もあるし。話半分でも信じて損はないか!
 
4章 期限を決めて計画をたてる
 
期限をきめるとRASが緊急事態と判断し大きな力を発揮する。また、目標は出来るだけ細かく細分化して小さな小さな目標を達成していって大きな目標を達成できるようにする。
ひどい目に遭って落ち込んだ時も期限を決める。例えば来週の金曜日までは落ち込むがそれ以降は出来ることだけ考えて前に進むと決める。
 
!目標を細分化することが有効である事はわかっているが、よく忘れる。そもそも最近は目標というものを立てていない。やれやれ。落ち込むことも期限を切るというのはいいかも知れない。まぁ、本当に落ち込んだ時に期限うんぬん考えられるか疑問はあるが!
 
5章 他人が何をしようが、何と言おうがやりぬく
 
家族、友人、隣人があなたのやろうとすることを押しとどめようとするだろう。しかし、彼らはほんとうに心配している一方であなたの一歩に嫉妬しているのだ。あなたを引きずり降ろそうとしているということはあなたは一段上にいるのだ。喧嘩腰になることなく、事実は事実として受け止め、相手が意見を言う権利も認めて、その上で自分の夢を貫き通そう。
 
!まぁ、人に言えばいろいろ言われるのは間違いないだろう。一番、多いのはニヤけ顏ですごいじゃないか、是非やってみろよ、と言われることじゃないかな。言葉の裏にどーせできねーよって思いが見え隠れ!
 
6章 自分の人生の責任を取る
 
自分の人生、現状は自分の選択の結果である。少なくともこの本を読むことができている人は自分で自分の人生を選択してきた人である。途上国で生まれた病気の赤ん坊ではないのだから。今すぐ自分の人生の責任を取ろう。何かのせいにするのは止めよう。
 
!この話はもっともな話だ。ぼくは動物と子供の悲劇には容易く涙を流す。それは彼らは選択の余地を与えられていないからだ。自分では何1つ選んでいないのに悲劇の只中に放り込まれる。ぼくは彼らに同情する。しかし、大人の話になるとちっとも泣けない。自業自得じゃんと、思う。いい歳して親のせい?もう自分では生きられるおとなだろ?旦那がクズ?彼氏が酷い?ちょっとイケメンだからって選んだ(股開いた)のお前だろ?世の中には誠実な男はいくらでもいるのに。なんて思ってしまうのですが、、、女性に嫌われるので表に出さないようにしているのです。だからここは内緒にしておいてください、モテナイ男の僻みですから。!
 
7章 目標を可視化する
 
 イメージトレーニングはスポーツの世界では標準的なトレーニングになっている。実験でも実際の練習に近いような成果が出ている。同様に悪いイメージを持ってしまうと失敗する可能性が高くなるので注意が必要。
目標を可視化すると、脳が勝手にもくひを達成したと勘違いして、緩んでしまうことがあるので、目標達成に向けての困難や障害も一緒にイメージするといい。
 
!目標を可視化するのは楽しそうで良い。まぁ、それは確かに原動力となりうるだろう!
 
 
アファメーションは自分に言い聞かせること、自分を説得すること。
悪いことばかり引き寄せる人は悪いことを自分に言い聞かせている
アファメーションで株価の予想ができる。
 
!はい、どんどん、怪しくなってきました。アファメーションで夜中にフォード株を買えと脳に直接、指令が下って、、、。話全体、本全体が急にインチキくさくなってきました。
この本に書かれていることは半分はありえるぐらいで、読むべきですね。
脳にいくら働きかけても、物理法則は超えられませんし、霊感も降りてきません。
引きの寄せの法則というから胡散臭いのであって、気づきの法則というべきではないでしょうか?
欲しい情報を意識するとその関連情報が集まって来やすい(気づきやすい)のは事実ですから!
 
9章 新しい習慣を身につける
 
新しい、良い習慣を身につけ、悪い習慣を断ち切ろう。自分より上の人間と付き合おう。
あなたはあなたの5人の友人の平均的存在だ。5人の大金持ちと付き合えばあなたは6人目の大金持ちとなる。5人の文無しと付き合えばあなたは6人目の文無しになる。
ネガティヴな人からは距離を置こう。
 
!5人の大金持ちと付き合ったら破産しそうだけどな。まぁ、毎回、奢ってもらえればいいだろうけど、卑屈になりそう。まぁ、お金うんぬんはともかく、5人のネガティヴと付き合うとネガティヴな人間になりそうなのはわかる、この年になると、新しい友達って作りにくいよね。そこでSNSか?!
 
10章 数のゲームを楽しむ
 
セールスをやるときは数のルールを理解していると良い。たとえば10件電話して3件会えて、1件契約できて100ドル貰えるならば一件電話すれば10ドル貰えると過去の成績から考える。すると、断られることが怖くなくなる。一件電話すれば10ドル儲かる。断られても関係ない。平均すれば一件の電話で10ドルだ。多くのセールスマンは電話しない事で失敗する。失敗するのを恐れながら。
ルパートの法則というものがある。8:2の法則。
例としては利益の8割は2割の顧客からもたらされるなどである。
自分は2割の大切な顧客の対応をし、残りの8割を他に任せるなど、成功者はルパートの法則を利用する。
 
!セールスマンの数のルールは面白い。電話する事自体を成功と考えてモチベーションを維持しようという事なのだろう。ナンパやら釣りやら何やらにも応用できそうな話ではある、他にはないかな?!
 
11章 ストレスに打ち勝つ
 
人はストレスにさらされ続けると病気になる。笑いは鎮痛剤になり、時に難病も治療する。
 
!ストレスが人を傷つけるのは、ストレスが体に悪いと思っている時だけだと『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』で学んだので、俺は大丈夫wストレスで成長し、人に優しくなっちゃうもんね!
 
12章 恐怖と不安を克服する
 
人は人前でスピーチをする事を恐れる、それは昔の本能で失敗して部族を追われるのを恐れるからだ。時に、その恐怖話では死の恐怖すら凌駕する。
恐怖を感じたり、失敗して落ち込むのは本能だから仕方がない。だが、その期限を決めよう。
 
!落ち込みの期限を決めるというのはやはり面白い発想だ。落ち込むのは仕方ないのだ。人間だもの!
 
13章 絶対に諦めない
 
著者は『ボディランゲージ』という本を書いたがどこも出版してくれず、自費出版した。その後、外国の出版社に出版を打診したが相手にされず、自らニューヨークに乗り込んだ。そこでも断られ続けて代理人を雇う事を勧められ、紆余曲折あって世界700万部の大ベストセラーとなった。ともあれ、失敗しても諦めるなという事。数のゲームも応用して頑張れ。
 
!まぁ、あのハリポタも出版断られたらしいし、諦めなければ出版してくれるところはあるかもね。ベストセラーとなるかはべつだが。ぼくも勝手にベーシックインカムを書籍化するかな!
 
14章 どん底から再出発する
 
著者夫婦の失敗とそこからの復活劇。RASの利用を実践したストーリー。借金と病からの復活し、日本でもベストセラーとなった『話を聞かない男、地図の読めない女』を書き上げた。
 
!最後は著者夫婦の体験談。まぁ、無茶苦茶ですわ、この夫婦。金に困ってとにかく売れる本を書こうと言うのは感心しませんな。だってそれはやりたくない仕事を金のためにやることでは?それはこの本でも否定してませんでした?なんかこうこの手の本は成金くさくなるのは仕方ないのですかね!
 
15章 おさらい
 
今までのおさらい。
 
!ここだけ、コピーしてカバンに入れとくといいかも。!