「よくわかる説明」のよくわかる説明書『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』書評・目次・感想・評価
【Q1】どんな人にオススメ？
人に伝えることについて行き詰まりを感じているあなた。
説明しても誤解を受けることが多いあなた。
優秀なんだが話がわかりずらいと言われたことのあるあなた。
【Q2】立読みするならどこ？
「第一講 なぜ、あなたの説明はわかってもらえないのか？」で価値は十分にわかる。読みやすいし、説明は論理的で自分の中での「分かり易い説明」に関するボンヤリしていたイメージはハッキリする。
【Q3】この本の弱みは？
特に斬新な内容があるわけではないこと。頭の中にあるなんとなくわかっていたものが、しっかりとした形になって「わかった」という状態になるのが感じられる一冊。
【Q4】この本の強みは？
人に説明するという使い勝手のいいスキルが読むたびにレベルアップする価値ある一冊。「よくわかる説明」についてよくわかる説明が受けられる。
【『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』目次】
第一講 なぜ、あなたの説明はわかってもらえないのか？
第二講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「I」
第三講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「k」
第四講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「p」
第五講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「o」
第六講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「L」
第七講 わかってもらう黄金フォーマット「e」
第八講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「t」
第九講 できるひとだけがもっている三つの極意
【『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』極個人的読書メモ】
第一講 なぜ、あなたの説明はわかってもらえないのか？
うまく説明するには3つの条件が必要。
１つは相手が聞く体制であること。
2つは説明側がしっかり理解していること。
3つに聞き手の理解レベルを話し手がりかいしていること。
！ロジカルな説明だ。確かに。！
第二講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「I」
興味を引いてもらうには相手の欲、もしくは恐怖を刺激すること。
あとは、相手の好奇心を引くこと。一文の中に矛盾を入れる。
！さすが説明の説明書だけあってわかりやすい！
第三講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「k」
小・中学生でもわかる言葉を用いる。専門用語を使うときは、
！この小・中学生ってどこまで知ってんのか知らんねん！
第四講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「p」
目的を明確に示すと同時に目的と手段を分離しつつ、
！目的と手段が入れ替わるとかって多いよね！
第五講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「o」
アウトラインについて説明する。それがどの分野の話なのか、
！確かに古文の話なのか、科学の話なのか、いろいろあるしね！
第六講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「L」
知識は他の知識とリンクさせると記憶に残りやすく、
周辺情報は言葉の語源などだが、
！帰納法を理解した！
第七講 わかってもらう黄金フォーマット「e」
具体化、事例、証拠。
１つの原理を示して、
！演繹法もわかった！
第八講 わかってもらう説明の黄金フォーマット「t」
トランスポート。
ひとつのわかったを他の事柄に応用できるようにする。
著者は1を教えて10を知るぐらいのことを目指している。
！それは〇〇でも同じことが言えますてきなことかな？！
第九講 できるひとだけがもっている三つの極意
1.説明で相手になってほしい状態から、逆算するバック〜
2.精神的壁を取り除く。
3.比喩 大きくしたり、小さくしたり、擬人化したり。
ただし多用は混乱を招く。
！特に比喩には大きな力があるらしい。
92点
1時間半
