若きミニマリスト、福岡の四畳半にあり『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』書評・目次・感想・評価
[読みやすさ 8/10] ブログで養った文章力なのか、とても読みやすい文章です。
[何度も読む 6/10] 何度も読む類の本ではありません。新しい生き方を知る本です。
[読後感 8/10] こういう生き方もできるんだと肩の荷が下りるような気持ちです。
[学び 9/10] 実践的ミニマリストの生きざまを学べます。
[斬新さ 8/10] ミニマリスト=節約生活の誤解を壊します。
【Q1】どんな人にオススメ?
ミニマリストは我慢している。ミニマリストの生活は節約生活だ。ミニマリストになれるのは欲のない真面目な人だ。そんな誤解を持っているそこのあなた。
【Q2】この本の弱みは?
あえて言うなら、著者が独身で若いこと。パートナーがいたら?子供がいたら?もっと年を取っていたら?様々なシチュエーションに経験を持って答えるには22歳は若すぎる。でも逆に言うとこれからの彼がミニマリストとして、ライフイベントとどう向き合っていくのかがすごく気になる。
【Q3】この本の強みは?
なんと言ってもミニマリスト生活を実践していること。そして一つ一つの行動に一貫性があること。読者がミニマリストになるかはともかく、必死に稼いで必死に物を買い漁る生活をしている人に別の生き方をしても暮らせるんだと知らしめるという点ではとても価値のある一冊だと思う。
【『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』目次と読書メモ】
【第1章 暮らしを自由にする】
・四畳半ワンルームに家賃2万円で住む
・床で寝る
・月7万円で暮らす
著者は昔、お金持ちでその後父親が失敗し、
その後、一人暮らし開始時にミニマリズムに目覚める。
自動乾燥機付き洗濯機14万は効率を考え購入。
床に毛布にくるまって寝る。
モノを捨てたければ狭い部屋に引っ越そう。
!強烈なミニマリスト。素晴らしい。
【第2章 物を自由にする】
・財布は持たない
・「限定物」ではなく「定番物」を買う
・出口戦略を考えて買う
定番モノのお気に入りを見つけて買う。
欲しいものは買う。そして間違ったいらないと思ったらすぐ売る。
消費することではなく、生産することを楽しむ。
!考えに一貫性があって素晴らしい!
【第3章 体を自由にする】
・「1日1食」で生活する
・食欲を「腸」でコントロールする
・中毒性のある食べ物を避ける
食べることを選ぶことがすべての根本。
健康が何より大切。体を壊してからでは遅い。
カフェインを避けることでテンションの上げ下げを避ける。
友達との外食は自由に食べる。
自炊が最高の贅沢。
!本当に一貫してて素晴らしい!
【第4章 時間を自由にする】
・自分の時間を幸せにしてくれるものを選ぶ
・荷物はコンビニでしか受け取らない
・「物の消費=時間の消費」であると知る
したくないことはやめて自分にしかできないことをしよう。
お金を使うのは時間を使うこと。これを買うために何時間働いた?
!アマゾンの荷物ってバーコードで受け取れるの?あらまぁ?
時間が何より貴重だよね。
やりたくないことは他に任せよう賛成!
【第5章 思考を自由にする】
・大切な1%のために、100%集中する
・「お金・時間・空間・管理・執着」の概念をなくす
・「顔がわかる人」からの情報を手に入れる
コンフォート原則 よく使うものにお金を使うことで幸福度が上がる。
楽をするために努力をする。
著者は体が弱かったために健康の大切さに若くして気づけた。
!俺もアイフォーン買うべきか?新しいの!
【第6章 人間関係を自由にする】
・60万円以上は貯金しない
・「恩の奴隷」にならない
・利益をもたらす人間としか付き合わない
他
モノより体験を大切にすること。
貯金は一年間暮らせる分以上はいらない。
利益をもたらす人としか付き合わない。
恩は時に暴力になる。
相手の負担になるものは贈らない。
嫌なものは嫌という。
!とにかく一貫していて素晴らしい。
恩の暴力は時折ある。お中元やらお歳暮、
いろいろ学ぶことが多かった。!
94点
読了まで1時間。
嫉妬するほどだ。素晴らしい。僕も頑張ろう。