幸せはお金で買うものじゃない『年収90万円で東京ハッピーライフ』書評・目次・感想・評価

[読みやすさ 8/10] とてもフランクで読みやすい。 
[何度も読む 7/10] 働くことに焦り過ぎた時に本棚から取り出して読みたい。 
[読後感 8/10] 人生ってもっと自由なんだと思い出せる。 
[学び 8/10] 生き方のモデルを一つ学べる。実行するかは別でも。 
[斬新さ 9/10] 著者にとても色々なステータスがついていて斬新。 

【Q1】どんな人にオススメ?

 毎日の生活に疲れてしまったあなた。仕事を辞めたらもう生きていけないと思い込んで苦しんでいるあなた。学校に馴染めず大人になっても楽しいことなんて無いと思っている子供たち。

【Q2】この本の弱みは?

 面白いのに残念ながらあっという間に読み終わってしまってしまう。一番読んでほしい働くことへのプレッシャーに追い詰められている人にはこの本は、なかなか届かないだろうということ。

【Q3】この本の強みは?

 何といっても著者が実践していること。そしてそんな風にも生きられるんだと思うだけで明日も頑張れるということ。もちろん、実際に彼のやり方を真似てみようと思う人もきっといると思う。そして何より本の著者の人柄が感じられて良い。

年収90万円で東京ハッピーライフ

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20代で隠居 週休5日の快適生活

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【『年収90万円で東京ハッピーライフ』目次と読書メモ】

はじめに 

第一章 ハッピーライフの基本とは 
わたしの暮らし 
実感を大切にすること 

 

 著者は20代。高校卒業後、引きこもり?後、世界一周後、引きこもり。

 週休五日。2日は介護の仕事。図書館は自分の本棚。

 

!若いのになかなかやるなぁ!


第二章 フツーって、何? 
進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか? 
将来やりたいこと、マジないんですけど 
友達って必要? 
他人と比べられてツライとき 
いじめられて死にたいとき 
自分の見た目が好きになれない 
LGBTのこと 
意味不明なルール 
人間はみな平等のはずですよね? 
隠居はベストな生き方でしょうか 
個性って、何? 

 

 「好きなことで生きていく」ではなく「嫌なことで死なない」

 個性はほっておいても作られる。

 中学三年間は10年ぐらいに感じられるかもしれないがちゃんと終わるから心閉ざしてでも生き伸びろ。

 

!この著者は本読みだからか知的だし、怠け者だし、サイコー、全くだ、いじめられっ子よとにかく生き伸びろ!

第三章 衣食住を実感するくらし 
1 「食」で、ひとはつくられる 
何を食べればいいのか 
粗食をしたらこう変わりました 
MY粗食マニュアル 
1週間の献立 
自分に合う食生活を見つける 
キッチンと、その周辺 
食材をどこで買うか問題 
紅茶とスコーン 
野草狩りもまた楽し 

 

 買い物は好きではないので定番のものを決めて買う。
 行く店も決まっている。
 節約を目的にしていないので安い店は探さない。
 その分、本を読む。

 

!これは考えさせられるなぁ。買い物は好きなんだよなぁ自分はたぶん、あれ?自信なくなってきた。彼みたいな方がもっと本読めるなぁ。嫁はどう思うかなぁ!

2 「衣」を、生活から考える 
服装がしっくりくるのは20代から 
隠居のワードローブ大公開 

 

 服ごときのために仕事を増やすなんて考えられない。

 

!ごもっとも!

3 「住」は、恋人のようなもの 
今のアパートにたどり着くまで 
部屋の選び方、付き合い方 

 

 東京は何でもお金がかかりますよ。
 田舎から出てくるときは平均的なところに住むとそこから自分に合ったレベルを判断しやすいですよ。

 

!彼は東京の多摩に住んでいるのだが、東京に住んでいる必要はあるのだろうか?たまに都心に出かけるため?!

第四章 毎日のハッピー思考術 
心と体のチューニング 
お金とうまくやっていくために 
働く、ということ 
貯金について 
低所得者にとっての税 
夢や目標はないとダメなのか 
平和=退屈ではない 
将来について 
生きること、死ぬこと 

 

 週休五日でも心のチューニングがずれることがある。
 だいたいそんなときはせっかく〇〇なんだから勿体無いなんて思考になっている。
 そんなときはとにかくぼーっとする。それは30分だったり3日間だったり。

 お金はかわいい。
 こんなにたくさんの人がいるのにぼくのところへ来てくれて。
 大事に使って送り出してあげる。

 

!この考え方すごく好き!

 

 生活費を下げると少ない貯金でも長く生きられるので安心。

 税金は払える時になったら払う。
 今は年収が低いので請求がそもそも来ません。

 将来について考えると結局は今を大事に生きることだということに戻ってくる。

 

!この考え方もすごく好き。ぼくはこの作者と友達になりたいなぁ!



おわりに 

 
92点
読了まで1時間