『哲学の謎 (講談社現代新書)』書評・目次・感想・評価

86点

40文字×16行×204ページ=130,560文字
図表や改行分を計算に入れて3/4を掛けると=97,920文字
日本人の平均的読書スピードを毎分600文字として163分
平均的な読者で

 
読了まで2時間43分程度

 大学生(?)二人組による軽い感じの哲学問答集。
 正直、前半はついて行けたが、後半はついていけなかった。
 もうちょっと丁寧な展開でかつ、場合によってはイラストももう少し豊富であればあればよかったかなとも思います。

【『哲学の謎』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

はじめに
 
1 意識・実在・他者
生物が絶滅しても夕焼けは赤いか/死と他者/実在の世界はどこにあるのか/実在の視野から消える/他人の意識も視野から消える/死んでも世界は終わらないか/他人の意識/純粋に内面的な意識/夢中の死
 
2 記憶と過去
5分前世界創造仮説/何が「正しい」記憶なのか/神の視点と人間の視点/記憶される過去・語り出される過去
 
3 時の流れ
時間の中断/時間の流れの速さ/時の川岸/永遠の「いま」/複視点的世界了解/意味変貌・自己認識・時の流れ
 
4 私的体験
逆転スペクトル/君が「赤」と呼ぶ色は何色なのか/知覚世界の自閉/意味の自閉/私的言語
 
5 経験と知
経験の一般化/斉一性の原理/知の本能と習慣/何を一般化しても良いのか/室内鳥類学/経験の意味
 
6 規範の生成
正常と異常/狂気・病気/「異常」と言うことを/孤独な規律/見本・手本/規範の学習
 
7 意味のありか
意味への問い/個と一般/一般観念/意味理解/言語の構造/語と文/物の名前
 
8 行為と意志
猫の顔洗いは行為なのか/意志と言う動力/未知の惑星にて/アニミズム/意志から意味へ/意図の探求/馬と乗り手
 
9 自由
人間もまた物の塊に過ぎない/自然と言う観点・実践と言う観点/随意筋と不随意筋/「しないでもいられた」/決定された世界/非決定の世界/虚構の介入
 
あとがき

【著者・野矢 茂樹さんの気になる著書リスト】

 

大人のための国語ゼミ

大人のための国語ゼミ

 
論理トレーニング101題

論理トレーニング101題

 
はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)
 
論理学

論理学