4章 住宅編02 ベーシックインカムで生活をするには持ち家か?賃貸か?
持ち家にするか?賃貸にするか?は通常の給料で生活するサラリーマンなどにとっても長年の論争のテーマです。
賃貸でも勝手にベーシックインカム生活はできると思います。ただ家賃は月額生活費6万5000円には大きな負担です。できるだけ抑える必要があります。
ぼくは8年ほど前に280万円で買った庭付き平屋の一戸建てを自分の手で修理して住んでいます。今では築40年ほどになるでしょうか。私は最終的には持ち家をお勧めします。
貯金があるならば、私のように格安物件を買うという手もありますし、実家に家賃無しで住まわせてもらえるなら実家に住んで月に2万円前後家賃を払うつもりで貯金するのもいいでしょう。
何千万も貯める必要はありません。数百万でいいのです。今、日本は空き家だらけです。駅から遠い物件ならば格安で買うことができます。
国民年金(額)で生活している人は毎日通勤しないので、駅から遠くていいのです。あまり物を買わないので家は狭くていいのです。
賃貸で国民年金額での生活が自分にとって幸福か試してみるのもいいと思います。家を買ってしまうと後戻りが難しいですからね。
社会的にみても、年金の支払い、健康保険の支払い、40歳からは介護保険の支払い。これらは老人たちを支えるための支出です。
この上、大家さんもお年寄りなら(多くの場合、お年寄りです)、若い人は稼いだお金の一体何割をお年寄りに捧げれば良いのでしょう。
若い人はお年寄りを支えるために生きているのではないのに。
私はそんなことを考えてしまうのです。