5章 買い物編02 ベーシックインカム的生活者の夕飯の時間は遅めに

 夕食の時間は近所のスーパーの閉店時間に合わせると食費の節約ができます。

 

 理由は簡単で閉店前のスーパーでは明日に持ち越せない生鮮食品が半額などの処分価格で売られているからです。

 

 私の場合は近所のスーパーの半額タイムのスタートをだいたいチェックしていて、半額程度のお得な食材が夜の食卓に上ることが多いです。

 

 ただ注意が必要なのは安くなるものは揚げ物などのお惣菜が多いのでそればかり選ぶと栄養的に偏りがちになります。

 

 せっかく食費で節約しても不健康になっては意味がありませんよね。

 

 ですからなるべくお惣菜、特に揚げ物は避けるように心掛けています。

 

 もう一つ、避けるのは野菜。野菜は値下げされているものは投げ売りのものは大抵しなびています。しなびた野菜は栄養価も低く価値がありません。

 

 狙い目は肉、魚、特にお刺身、さらに果物です。

 

 まず肉ですが、肉はもともと価格が高いですよね。ですから、食費に占める割合も大きいため、半額で買えれば、節約できる金額はとても大きいものになります。

 

 そして肉というものは必ずしも新鮮であればいいということもなく、熟成肉が珍重されたりするのだから、半日ぐらい古くても価値は高いはずだと自分に言い聞かせて食べています。(肉を熟成させるには厳しい条件があるのは知っていますがあくまで自分に言い聞かせる方便としてw)

 

 更にうちは焼肉パーティーをやるときでもなければ100gで100円を超える肉は買わないように心掛けているので、半額以下で投げ売りされている牛肉をみつけると小さくガッツポーズです。

 

 我が家では牛肉がテーブルに乗るのは小さな奇跡です。

 

 次に魚ですが、魚は傷みが早いので半額以下での投げ売り対象になりやすいという点で、狙い目です。数時間前は通常価格で売っていたものが、閉店が近づくとあっという間に半額以下で投げ売りされます。

 

 うちは相方はカジキマグロの煮付けが好きなんですが、なにせカジキマグロは高いので、半額で買えれば買って帰ってすぐに甘辛く煮付けます。遅めの夕飯でそのまま食べてもいいですし、煮ておいて明日食べても美味しく食べられます。

 

 サンマなどの青魚も投げ売りされやすいので狙い目ですが、青魚は痛みが早いので、その日のうちに料理して食べてしまうというのが基本です。

 

 そして、なんといっても安く買えて嬉しいのはお刺身。ええっ?古くなったお刺身はなんて!と、考える方は多いと思いますが、お刺身なんて翌日に持ち越せない食材の代表なので、閉店間際のスーパーでは当然投げ売りです。

 

 半額どころか、四分の一などの激安価格で手に入ります。

 

 我が家ではそれを買ってきてすぐに漬けにします。お刺身のヅケですね。そして翌朝、漬け丼にして食べるのです。

 

 朝ごはんに漬けマグロやカツオの銀火丼などがあると思うだけで明日が楽しみな夜を過ごせるのです。

 

 漬け丼や銀火丼のレシピはまたの機会にこちらでお知らせしますね。

 

 そして最後は果物です。

 

 果物はなくてもいいと考えるのが一番、経済的ではありますが、果物は健康にも良い影響がありますし、何より食べて美味しい。

 

 野菜と違って果物は、流通の段階で痛まないように、食べ頃のかなり前に店頭に並んでいます。そして店頭で時間が経ち、おいしい完熟状態を迎えるものも多いのです。

 

 バナナは黒い斑点が出てくれば半額程度で投げ売りされますが、黒い斑点はスイートスポットと呼ばれる食べ頃のサイン。そのまま食べたり、冷凍してシャーベットスティックのようにして食べたり、卵と焼いて甘いオヤツにしたり、食べ方も工夫しています。

 

 店頭で食べ頃のフルーツを安く手に入れるにはフルーツの食べ方や見分け方などの研究も必要です。

 

 スーパーの半額タイムに合わせて夕食を取ると夕食が遅くなりがちなのが、難点ですが、ある意味、日本に居ながら、物価が半額の国に移住したようなものですから、節約しながら食生活を楽しめるので、お得な食材を手に入れる事を一種のゲームとして楽しめる人にはおススメです。