7章 娯楽編01 国民年金額で生活する人の趣味

 一番、お金の掛かる趣味は何かを買って集めるという趣味です。買うこと、それ自体が趣味になっている人も多いように思われます。

 

 何かを買い集めるという趣味は国民年金額で暮らす人にはお勧めしません。置く場所のための広い家も必要ですし、もちろん買い集めるためのお金がたくさん必要です。

 

 何かを買い集める趣味ではない人でも、いつの間にか集めることが趣味になっていることも多いものです。

 

 趣味として履歴書によく書かれる「映画鑑賞」や「読書」を考えてみても、映画が趣味といいつつ、仕事が忙しくて映画のDVDコレクターになっている人。

 

 読書が趣味といいつつ読む時間がなく新刊本の山を築き続ける読書家など、いつの間にか買うことで趣味とすり替えられてしまっている人は多いですよね。

 

 国民年金額の6万5千円で暮らす人は何しろ時間がありますから、じっくり趣味と向き合うことができます。趣味、それ自体がライフワークになる場合も多いと思います。

 

 絵を集めるのではなく絵を描く、楽器を集めるのではなく楽器を弾く、映画鑑賞が趣味なら月額数百円で映画見放題のサービスもあります。読書が趣味なら地域の図書館なら無料です。

 

 私個人の趣味としてはまず自転車に乗ることです。これは健康にもいいですし、やや不便な場所に住んでいるので趣味が実益を兼ねています。

 

 もう一つは読書。地域の図書館に通い読書にいそしんでいます。映画鑑賞もアニメ鑑賞もゲームも趣味ですが実質的にはほとんどお金はかかりませんが、たっぷり趣味を堪能している実感があります。

 

 他に愛猫の絵を書いたり、ウクレレもやりたいのですが、ろくに働いてもいないのに遊ぶ時間が足りません。ごめんなさい。