6章 健康編04 玄米、納豆、豆腐、鶏胸肉、バナナ、そして旬は体にいいしお財布にも優しい
厚生労働省が何度も低所得者層は食事が炭水化物に偏りがちで栄養バランスが悪いと警鐘を鳴らしています。
それに対して所得が低いから肉や野菜を買えないのだ。
厚生省の理屈は「パンがなければケーキを食べればいいじゃないか」という理論だという批判がありますが、私はそうは思いません。
日本のスーパーには体に良く安価な食品がたくさん並んでいます。しかも世界が羨ましがるような日本人が長年食べてきた健康によいとされる食品です。
例を挙げれば、玄米、納豆、豆腐、鶏むね肉、バナナ、そして四季折々の旬の野菜・果物・魚などです。これらは健康番組でもお馴染みの医師のお墨付きの食品ばかりです。
つまりはお金の有り無しではなく、より良い選択ができるかということなのです。
多くの場合、食事が炭水化物に偏りがちになるのはやはりワーキングプアの人々です。食事に時間もお金も掛けられないという人々は出来合いのもの、白米のみ、パンのみという食事をすることで、結果として栄養バランスが悪くなります。
一方で私がやっている「勝手にベーシックインカム生活」ではお金はありませんが、週休5日なので時間はあります。健康のためにきちんと自分の食事と向き合う時間があるのです。
豆腐や鶏むね肉のおいしいレシピは常に求めています。この生活を始めてからは野菜・果物・魚の旬に敏感になりました。旬のものはおいしいだけでなく、流通量が増えるので値段も安価になります。
サンマの時期にはサンマが一尾100円を切るとサンマが毎日食卓にのぼります。冬は大根や白菜が大活躍です。
「勝手にベーシックインカム生活」でも決して貧しい食生活というわけではありません、むしろ、自分の食に向き合うことができる分、フルタイムで働いている人よりも豊かな食生活と言えるかも知れません。
健康こそはお金に換えられない人生の宝です。健康を支える食にきちんと向き合う。それこそが「勝手にベーシックインカム生活」の大切な柱の一つなのです。