7章 娯楽編02 みんなが図書館に行かない理由がわからない

 私は皆さんが図書館に行かない理由がわからないのです。

 

 第一に図書館は入館無料の公共施設で冷暖房が完備されていて、絵本コーナーに放し飼いにされている子供たちと、やたらせき込んでいる不機嫌そうなお爺ちゃんの群れを避ければとても快適な空間です。

 

 第二に皆さんご存知ないかも知れませんが、なんと無料で本を貸してくれます(笑)。条件は様々ですが、住人である市町村、勤め先がある市町村であれば、図書館カードを作って本を借りて帰ることができます。

 

 国民年金額で生活していれば当然、図書費の捻出は厳しいものです。しかし、地域の図書館を利用すれば費用ゼロで読書三昧に浸れます。

 

 図書館に読みたい本が無いという人もいると思います。しかし、多くの図書館では住人が相互に利用できるように近隣の市町村の図書館と提携している場合が多いので、実際はかなりの蔵書が利用できます。

 

 さらにはドキュメンタリーや古い映画が多かったりしますがDVDをレンタルしてくれる図書館もあります。

 

 図書館の利用には指定した図書館の蔵書を検索できる「カーリル」というネット上のサービスがお勧めです。

calil.jp

 近隣市町村まで足を伸ばして自転車で本を借りに行くというのは経済的で、健康的ありながら、知的という非常に素晴らしい休日の過ごし方なのです。(何せ、国民年金額で暮らす人には最低でも週休5日です)

 

 最後に図書館で借りた本には当然、返却期限があります。これが嫌だという人もいるのですが、新刊を買っては積んでおくような人には返却期限は本を開いて読み始める良い動機となるでしょう。

 

 考え方としては「返却しなければいけない」ではなく、無料で貸してくれる上に、「読み終わったら無料で引き取ってくれる」と考えればいいのです。

 

 本のために広い家を買ったり、借りたりしなくても良いし、新しい本棚を買う必要もない。しかも税金で新しい本を次々と揃えておいてくれる。図書館通いは国民年金額で生活する人には絶対おすすめの生活の楽しみの一つなのです。