『ぼくらの仮説が世界をつくる』書評・目次・感想・評価

 ぼくらの仮説が世界をつくる

ぼくらの仮説が世界をつくる

ぼくらの仮説が世界をつくる

 

  単行本(ソフトカバー): 224ページ

  • 出版社: ダイヤモンド社 (2015/12/11)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 447802832X
  • ISBN-13: 978-4478028322
  • 発売日: 2015/12/11

【目次】

はじめに―大航海時代が始まった

【1章】ぼくらの仮説が世界をつくる―革命を起こすための思考アプローチ

【2章】「宇宙人視点」で考える―本質を見極め常識を打ち破るための思考法

【3章】インターネット時代の編集力―モノが売れない時代にぼくが考えてきたこと

【4章】「ドミノの1枚目」を倒す―遠くのゴールに辿り着くための基本の大切さ

【5章】不安も嫉妬心もまずは疑う―「先の見えない時代」の感情コントロール

【6章】仕事を遊ぶトムソーヤになる―人生を最高に楽しむための考え方

おわりに―仮説を実現する冒険に出よう

 

72点

 アマゾンなどでも高評価だが、珍しくこの作者とは合わない。時たま、こうゆうときがある。でもまぁ、それも良し、あわないなぁとわかることで逆に自分の考え方の輪郭が見えてくるとも言える。

 

【個人的メモ】

作家の印税10%は安いのか?出版不況になり、「10%は少なすぎる」と主張する作家も出てきましたが、それは不当なのか?
アメリカの状況を見ると、6%から15%位の間で契約が決まっているのでほぼ10%と言う日本の仕組みも、そんなに悪くはなさそうです。ページ188

^_^ これは思考停止だと思う。これは、という作家の印税を20%や30%にして、作家が専業で書けるようにしてやるとか、やってもいいのではないか?
編集者たちの給料が斜陽産業にかかわらず高止まりしているのにそれもみぬふりなのか?
装丁などを最低限にして作家の取り分を20%にし、それを本の売りにするなど手立てはあると思うのですが?
印税の在り方だって変えなければ紙の本は過去のもの、マニアのものに成り下がってしまうのではないでしょうか?

 

アランの「幸福論」の中で、共感した言葉があります。
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。気分に任せて生きている人は皆、悲しみにとらわれる。否、それだけでは済まない、やがて苛立ち、怒り出す。本当言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分と言うのは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。だから、幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである」ページ194

 

^_^ 幸福であるには、上機嫌であるには意思と努力がいるというのは名言だと思う。

 


目も耳も口も脳も、「自分用」と「他人用」があるわけではありません。だから、他人について考えたり話したりするときに嘘をつくと、自分に対しても嘘をつくようになるのです。ページ202

^_^ これは3章の「分人主義」と矛盾しませんかね。人は様々な対象から新たな自分が引き出されるのではないのですか?

^_^ どうもぼくはこの人が好きになれない。黒人のお手伝いさんが娘を思って泣いているのをみて驚いたなんてエピソードを書けるなんて、少なくともそれまでは黒人のお手伝いさんを同じ人間とは思っていなかったと言っているようなもの。
さらに世の中のルールを手続きを踏んで変えるのではなく、やってしまってから世の中に支持されればいいと、白タクもどきまで支持している。そしてそこに見えるのはルールを守っている人を低く見る視線。
さらには出版不況でも自分たち編集者ばかり高給取りで、作家は10%の印税で我慢しろというポジショントーク
ごめんなさい。どうしてもこの作者は好きになれません。
ぼくはこの人から自分以外の多くの人は馬鹿だと思っている気配を感じるのです。