『ファンタジア』書評・目次・感想・評価
- 作者: ブルーノムナーリ,Bruno Munari,萱野有美
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2006/05/20
- メディア: 単行本
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82点
言葉では表せないと、言葉で言い表されがちな芸術、ファンタジアをわかりやすい文体で子供にすらわかるように教えてくれる一冊。
芸術に対する新しい視点が得られる。
特に物事を知っていることがファンタジアの妨げにはならないという言葉は大人には心強い励ましになるだろう。
でもちょっと内容的に古いというのは否めない。原著は1977年のもの。
<目次>
創造力ってなに?
不変の要素
思考は考え、想像力は視る
ファンタジア 発明 創造力 想像力
知っているものの関係
冷たい炎 煮えたぎる氷(逆さ)
七つ頭の竜
泥よけ付きのサル
ブルーのパン
コルクのハンマー
広場にベッド
五線譜のランプシェード
リドリー風に
ポップなマッチ
恐怖のモンスター
素晴らしき哉、重量挙げ選手
関係の中の関係
創造力を刺激する
ダイレクト・プロジェクション
知識を豊かに
クリエイティブな遊び
サラダ菜のバラ
3次元の遊び
オリガミ
フォルムの分析
構造分野における組み合わせ可能なモディユール
書体
反復のヴァリエーション
15個の石
創造力とフォルム
架空の美術館
モノからモノが生まれる
訳者あとがき