仕事をやめて月額65,000円で暮らすと貧乏人ではなくミニマリストと名乗ることができる。
15.貧乏人ではなくミニマリストと名乗ることができる。
月額6万5千円で暮らすことは昔はただの貧乏人と言われたが、今はスタイルにこだわりをもてばミニマリストと名乗ることができ、時には尊敬の対象にすらなれる。
昔から、貧乏であることはマイナスであるとされてきましたが、実は貧乏であることは肯定的にとらえられる文化はありました。
ある程度の年齢の方なら、少し前に『清貧の思想』という本がベストセラーになったのを覚えているかもしれませんね。
今ならミニマリストがその位置にいるのではないでしょうか?
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ミニマリストはモノを持っていないということを誇ることができるという消費社会のトリックスター的存在と言えるかも知れません。
「清貧」「ミニマリスト」には二つの共通点があります。一つは、貧しいのではなく、自分の意志で貧しくあるということ。
自分はお金を使いたいのに、お金を使えないのは、自分の人生をコントロールできていないということで、人は苦痛に感じます。
多くの人がその罠にはまって苦しんでいます。お金持ちを羨んだり、妬んだり。さらには、身の丈に合わない買い物したり、無理な投資に走ったり。
しかし、あえて自分の意志でお金を使わないのだという場合は、実は人は不思議と苦痛を感じないものなのです。
人を不幸にするのは、お金がないことではなく、人生を自分でコントロールできていないと感じることなのです。
さて、もう一つ「清貧」と「ミニマリスト」の共通点は、そこにポリシーがあることです。
「清貧」は貧しいと同時に清くなければなりません。意地汚い貧乏ではいけないのです。
「ミニマリスト」は余計なものを持たないという生き方です。つまり汚部屋、溜め込み部屋に住みながら「ミニマリスト」は名乗れません。
こうしてみると、自分の"意志"で貧しくあること、ポリシーを持っていることの二点がお金が無くても、幸福であるためには大切だとわかります。
だから、僕はこのブログで紹介している月額65,000円、週休5日生活も、自分の意志とポリシーを持つ生き方でありたいと思っています。
と、言うわけで、憂鬱な仕事を辞めて、月額65,000円で暮らすと、今なら貧乏人ではなくミニマリストと名乗ることができます。(ただしモノを減らせば)