労働をやめて月額65,000円で暮らすと健康的なダイエットがはかどる。

19.健康的なダイエットがはかどる。

　月額6万5千円で暮らすとなると、たっぷり睡眠、ゆっくり食事、ストレスによる暴飲・暴食もなく、移動は徒歩・自転車なので、健康的なダイエットがはかどる。

　ダイエットの基本は「食事」「運動」「睡眠」です。

「食事」と「運動」はわかるけど、「睡眠？」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんので、まず、睡眠から。　

　まず、労働の量を減らして月額6万5千円で暮らすと、睡眠時間をたっぷり取れるようになります。

　すると、日がな一日寝ているので、食事を取らなくて痩せる・・・というわけでは　ありませんよ。

　まず大抵の場合、翌日、労働がなければ目覚まし時計を掛ける必要すらありません。(子供がいたりするとそうでもないかも知れませんが)

　毎日、目覚まし時計でたたき起こされてる日常を知っていれば、「目覚まし時計を掛けずに寝る」、これがどれだけストレスを軽減するかわかると思います。

　フルタイムで働いている方でも、休みの前日、たっぷり寝ようと目覚まし時計を掛けずに寝たら、思いのほか早い時間にすっきり目覚めた。なんて経験をしたことはありませんか？

　労働もストレスですが、同時に寝坊できない、遅刻できないと頭の片隅に思いながら眠るのは大きなストレスなのです。

　そして感覚的なものだけではなく、実際に寝不足は太りやすくなると、米コロンビア大学や米スタンフォード大学が研究発表しています。

　つぎに「運動」です。あなたの労働が主にデスクワークなら、運動不足も働きすぎからやってきます。一日中、デスクワークをしていれば当然、運動不足におちいります。

　運動する時間が無いのも、ようするに「働きすぎ」が原因です。

　運動が体に良く、自分には運動が必要だと思っても、フルタイムで労働をしていれば、それは時間が許しません。

　そこで、月額6万5千円で暮らせるようになれば、労働を週二程度に減らして、運動を含めて、自分の体をしっかり自分でケアして守る時間が取れるようになります。

　最後は「食事」です。「食事」もまた人生の重要事項の一つにも関わらず、現代では「労働」に食いつぶされ、特にランチなどは「労働」のためのエネルギーを取るという「労働」に隷属する要素に成り下がっています。

　労働を減らせば「食事」ともしっかりと向き合うことができます。確かに労働を減らせば、食費にさけるお金は金額的に減るでしょう。

　しかし、実はこの日本、ありがたいことに体に良いものは安いのです。

　納豆、豆腐、バナナ、玄米、鶏肉etc.

　これらに栄養豊富なその時の旬の食材を取り合わせて、食べれば食費が安くても体に良く、太りにくい食事を取ることができます。

　幸いなことに「旬の食材」は栄養豊富なだけでなく、値段も安いものです。

「労働」をする。これは他の人のために何かをして、お金を得ることです。長い間、それは尊いこととされて、誰もがそれに邁進してきました。

「労働」をしないものは、蔑まれ、排除されることもありました。「生産性」がない。なんと傲慢な言葉でしょう。ぼくはこの言葉を嫌います。

　でもこれからは「労働」は終わると言われています。AI、ロボット、移民。いわゆる「労働」はこれからずっと不要になっていくでしょう。

　実は今でも、もうとっくに「労働」はあり余っているのに、無理やり需要を作り出しているのかも知れません。

　こんなにコンビニはいらないし、スマホの新製品も半年毎に出す必要はない、恵方巻を始めとしてイベントも無理やり増やしている感がたっぷりです。

　人々が普通に暮らすには十分な世の中なのに、経済を成長させなければならないという思い込みから、無理やり「労働」を増やしているとしか思えません。

　人は人生を、誰かのため(労働)ではなく、自分のためにもっと使うべきです。

　自分のために「睡眠時間」をたっぷり取り、自分と家族のために「食事の時間」をたっぷり取り、自分の体のケアのために「運動の時間」を取る。

　必要以上に、誰かのために奉仕してお金を集める必要などないのです。

　その結果、ダイエットもはかどるでしょう。

　いや、しかし、本来、ダイエットなどいうものはやらなくてもいいことなのです。

　よく眠り、きちんと食べ、毎日をストレス少なく、生活に合わせて動いていれば、おのずと適正な体重になるでしょう。無理に体重を減らす必要はなどないはずです。

　自分を大切に健康であろうとすることが、一生つづく正しいダイエットなのかも知れませんね。