2019年07月18日 新聞コラムで文章修行3日目

日本経済新聞 春秋

70点 こういうのは写真が欲しい

北海道新聞 卓上四季

82点 ではどうすべきかがない

河北新報 河北春秋

75点 女性だけになったことを喜ぶのは新しい男女の断絶では

東京新聞 洗筆

65点 冒頭がわかりにくい

中日新聞 中日春秋

65点 客と梅雨と並べるのは無理がある

西日本新聞 春秋

80点 最近のペイ問題に踏み込んだことは評価

東奥日報 天地人

80点 情緒的だがそれがいい

陸奥新報 冬夏言

60点 つまらない選挙ネタ。

岩手日報 風土計

65点 同じく選挙ネタ。行こうばかり。

岩手日日新聞 日日草

75点 綺麗にまとまっている。

東海新報 世迷言

80点 経済紙のような切り口が新鮮

盛岡タイムス 天窓

70点 経済紙的。ラストが意味不明。

山形新聞 談話室

70点 天気ネタ。普通。

福島民報 あぶくま抄

80点 読み手に届く対策があるのがよい。

福島民友新聞 編集日記

75点 科学・歴史ネタは好き。

茨城新聞 いばらき春秋

80点 地方紙はこうあるべきという内容。

下野新聞 雷鳴抄

80点 歴史と現在を対比させるやり方はよい。

上毛新聞 三山春秋

80点 見に行きたくなる。

北國新聞 時鐘

80点 視点はいいが、結論がわからない。

福井新聞 越山若水

80点 知らなかったを知るのもうれしい。

信濃毎日新聞 斜面

80点 反知性主義をどうするのか。

長野日報 八面観

70点 あまり目を引かない内容。

市民タイムス みすず野

85点 好感。

 昔から「種は三粒まきなさい。一粒は鳥のため、一粒は虫のため、もう一粒が芽を出して育てばいい」と言われたそうだ。鳥のため、虫のためにまいている人はいないと思うが、確かに野菜の種は二粒、三粒を一緒にまいたほうがいい。

 一粒だと、そこから芽が出ない場合まき直しだし、まき直しは適期にずれが生じたりする。農業のプロでもない者が、えらそうに書いているが、自称「週末農人」のわずかな経験からそう感じる。「田畑に足繁く通うことである。近代的な時間を犠牲にして通う。それは人間にとって、真の『共生』を実現するために必要なことなのである」。

 元福岡県農業改良普及員で、NPO法人農と自然の研究所代表理事の宇根豊さんという人が、『国民のための百姓学』(家の光協会)で述べている。週末農人では日々畑で作業するのは難しいが、通うくらいは可能。作物の成長の様子を見つめることはできる。

 キュウリなど夏野菜が取れ出した。先月、ひょうに降られて葉っぱがずたずたに傷つき、木自体に元気がないけれど、一日に数本は収穫でき、おいしい。「物言わぬ独りが易し胡瓜もみ」(みどり女)

 

 

静岡新聞 大自在

80点 よくあるパターンでも良い。前半に魅力が無い。

伊勢新聞 大観小観

80点 考えが古いかも知れないが理解はできる。

京都新聞 凡語

80点 今、道徳は踊り場なのか?考えさせられる。

神戸新聞 正平調

85点 人の追悼文でも努めて明るい。

 作家山口瞳さんに食通といわれる知人がいた。お薦めの店で一緒に中華料理を味わったとき、彼の目に浮かんだ輝きを短いエッセーに書いている。

 料理を待ちかねた彼は、テーブルの下で手をこすり続ける。皿が運ばれてくると声が上ずった。「これだ!」。それから長い箸を動かしては「うまい。これこれ」。

 美味は人を幸せにするというが、ここまで喜んでくれたら料理人冥(みょう)利(り)に尽きるというものだ。きっとこの人の店でも、手をこすって待つ客がたくさんいただろう。料理研究家、程(てい)一彦さんが81歳で亡くなった。

 関学大を卒業後、料理の道へと入った。テレビ番組で知られ、人気番組「料理の鉄人」で鉄人を破り…と話題に事欠かなかった。阪神・淡路大震災での炊き出しで考えた五目麻婆(マーボー)の献立は、地元宝塚市の給食にも登場した。味を追い、味を究めの人生である。

 個人的には黄金チャーハンが思い出深い。どなたの命名か知らないが、ずいぶん前、程さんが指南するテレビ番組で知った。溶きほぐした卵にご飯を入れ、じっくりかき混ぜてから炒める。するとご飯粒は黄金色になってパラパラーというわけだ。

 そうだ。関西に楽しい味付けをしてくれた程さんを追悼し、こよいは黄金チャーハンで手をこするとしよう。

紀伊民報 水鉄砲

85点 レシピ入り追悼文。いい。

 

料理の鉄人」を初めて破った台湾料理の達人、程一彦さんの訃報が届いた。81歳だった。

 初めて会ったのは1998年の秋。昭和天皇の病状が進み、世間が重苦しくなっていたころだ。台湾料理が好きだった落語家の露の五郎さんに誘われ、大阪駅近くのビルにある程さんの店「龍」を訪れた。

 店主夫妻の暖かい雰囲気、医食同源を説き、分かりやすい言葉で料理のポイントを説明する語り口。興が乗れば、ピアノの伴奏で得意のジャズナンバーまで披露してくれるサービス精神。同じ大学の出身ということもあってすっかり親しくなった。以降も、当時「あまから手帖」の編集長だった重森守さんらと、ことあるたびにおじゃました。

 数年後、僕が夕刊「ヘルシー面」の編集長になったときには、即座に健康料理をテーマにした連載を依頼。医療と食事の源は同じだという考え方から生まれた『家庭でつくる簡単薬膳』という実用的な随筆は、紙面の売り物となった。

 この季節になると、その付き合いの中で教えてもらった「ピリ辛キュウリ」を思いだす。それは新鮮なキュウリを長さ約3センチ、幅は1センチ弱の短冊に切って、手早くフライパンで炒める。仕上げにさっとしょうゆを掛け、ラー油を数滴たらす。ラー油の辛さとしょうゆの香ばしさが食欲をそそり、食が進む。夏ばてには効果満点だった。

 今夜の食事はこの一品を加え、故人の冥福を祈ることにしよう。(石)

 

 

山陰中央新報 明窓

80点 知らなかった日韓の歴史。

山陽新聞 滴一滴

95点 読み手一人ひとりに考えさせる内容。 

 <抱っことは/抱きあうことか/子の方に顔うずめ/子の匂いかぐとき>。俵万智さんの歌は、子育ての日々を鮮やかに思い出させてくれる。

 かけがえのない小さな命。ただ無事に育ってと祈るような思いで抱き締めた記憶が筆者にもある。それがいつからだろう。わが子に対し「もっと、もっと」と求めるようになってしまうのは。

 この父親にもわが子を無心で抱き締めた日があっただろう。3年前の事件である。「受験勉強をしなかった」と父親は小学6年生の一人息子の胸を包丁で刺した。自身の母校でもある私立中に進学させようとし、息子が反抗すると刃物で脅していたという。

 殺人罪に問われ、あす名古屋地裁で判決が出る。「教育に名を借りた虐待」と検察側は論告で批判した。実はこの父親も受験を巡り親から暴言や暴力を受けていた。

 教育虐待という言葉が注目されている。親が教育熱心なあまりに子どもに過度な期待をし、思い通りの結果が出ないと厳しく叱責(しっせき)したり、暴力を振るったりする。子どもを緊急保護する各地の民間施設「子どもシェルター」にも教育虐待から逃げてくる子が少なくない。

 「ルポ教育虐待」などの著書がある教育ジャーナリスト、おおたとしまささんが親に呼び掛けている。「子どもは自分とは別の人間だと思えていますか」。胸に手を当ててみたい。

 

 

山口新聞 四季風

15点 これはひどい。自分は立派に就職できたからか?

徳島新聞 鳴潮

75点 「エシカル消費」なんて聞いたことが無い。

愛媛新聞 地軸

82点 この手の記事には写真がどうしても欲しい。

高知新聞 小社会

80点 最後の締めが印象的。

佐賀新聞 有明抄

80点 安美錦愛を感じる。

宮崎日日新聞 くろしお

80点 遺伝学を書くならもっと掘り下げてほしい。

南日本新聞 南風録

80点 驚いたジェームズボンドが女体化(←違う)

琉球新報 金口木舌

85点 選挙に行こうではない切り口。良い。

 明日の天気を変えられるか

 中国・宋の猿回しが、食事のトチの実を朝三つ夕四つにすると言うと猿たちが怒るので、朝四つ夕三つにしたら喜んだ。目先の違いに惑わされ、本質に気づかないことを表す故事「朝三暮四」だ。

 今回の参院選で数字や説明にマジックはないか。琉球新報はファクトチェックを継続している。選挙前から政治家の発言のファクトチェックを毎日新聞朝日新聞東京新聞も展開している。

 選挙中の事実検証はもちろんだか、政治家の公約はどうなったのか選挙後に確認することも次の投票時の判断材料になる。鍵となる要素の一つが、候補者の政見などをまとめた選挙管理委員会配布の選挙公報だろう。

 公選法で衆参両院議員選と知事選で発行が義務付けられている。だが選挙後の取り扱いに定めがなく、毎日新聞によると、沖縄県などを除き半数の都道府県が選挙後にホームページから削除している。

 「選挙が終わっても選挙公報を消さないで」と選挙公報を活かす会が総務省に1万7600筆の署名とともに要望を提出した。「忘れることは喪(うしな)うこと」と喝破した政治学者の岡野加穂留氏は、民主主義の命運を巡り「明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる」と有権者に希望を託した。

 「朝三暮四」には口先でうまく人をだますという意がある。だまされないために、有権者にできることは何か、改めて考える。

 

 

宮古毎日新聞 行雲流水

15点 何を言っているのか。そこまで観光客に卑屈になるか。

八重山毎日新聞 不連続線

15点 マネする人がでるかも知れないとしながら何の対策もなしに掲載する愚。