楽しい貧困レシピ02「ワンナイト漬け丼」

 閉店前のスーパー、それは狩場。

 閉店前のスーパー、それは戦場。

 閉店前のスーパー、それはカルフォルニア(ゴールドラッシュ的な意味)

 閉店前のスーパー、それは食費の千円札が輝く約束の地。

 

 というわけで楽しい貧困生活をしていると、閉店前のスーパーはおいしいものが、原価割れの本当の激安で買える夢のステージですよね。(←いいすぎ)

 

 スーパーでは閉店にむけて、生鮮食品を売り切るべく、値段を下げていきます。

 

 ですからベテランともなると、ああ、今はまだ30%引きだなとか。そろそろ、半額シールが貼られるなとか。店名と時間でだいたいの見当がつくものです。

 

 そして、ビギナーの方にはアドバイス

 

 雨の日がねらい目です。なにしろ雨の日は客足が少なくなりがちで、生鮮食品が余り、お店も時間的には早めに、金額的には大きく値引きをします。

 

 もちろん、お店も天気予報を確認しているのですが、大きく仕入れを減らして、雨が降らずに夕方に棚がガラガラになったら大変です。

 

 ですから、たいてい雨の日の閉店前は値引きラッシュです。

 

 さらに天気予報がはずれて急な雨となると、もう大変です。なにしろ、お店は晴れの日のお客さんが多い予想で仕入れているのですから。

 

 というわけで雨の日の、スーパーの値引きタイムは、カサをさしてもいく価値ありです。

 

 生鮮食品の中でもお店が確実に売り切らなくてはいけないのが、お刺身です。翌日売るっていうのはあり得ませんから。

 

 ですから、売れ残りそうであれば、値段はべらぼうに下がります。

 

 しかし、スーパーの閉店時間にお刺身をかっても、夕飯の時間は過ぎているし、鮮度はイマイチだし、という方も多いと思います。

 

 そこでオススメのレシピが「ワンナイト漬け丼」です。

 

 たいていの漬け丼のレシピでは漬けるのは30分程度となっていますが、「ワンナイト漬け丼」は、ひと晩漬けます。 

 

 お勧めはマグロ、もしくは盛り合わせです。個人的評価は以下。

 

マグロ赤身☆☆☆☆☆ 星5 これだけで一種で十分いける。 

マグロトロ☆☆★★★ 星2 値段と期待は高いがイマイチ。

ビンチョウ☆☆★★★ 星2 安いがマグロらしさがない。

白身魚  ☆☆☆☆★ 漬けるとアメ色になって食欲をそそる。

ハマチ  ☆☆☆★★ アブラののった魚は向かない?

カツオ  ☆☆★★★ 普通の漬けでは生臭い。銀火丼に。  

甘エビ  ☆☆☆★★ 星3 漬けるとどこに行ったか分からなくなる。

たこ   ☆☆☆☆☆ 星5 漬けると味が染みてかめばかむほど旨い。

いか   ☆☆☆☆★ 星4 イカそうめんよりは普通の刺身がオススメ。

 

 手順はこんな感じです。

 

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1 閉店間際のスーパーで激安のお刺身を買ってくる。



 

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2 酒大さじ1、みりん大さじ1を、電子レンジ500w1半分でアルコールを飛ばす。



 

3 2を冷まし、醤油大さじ2を加える。

 

4 新しいビニール袋にお刺身を入れ、3の漬けだれを入れて、軽くもむ。

 

5 冷蔵庫で一晩寝かせて、翌朝、ご飯の上にのせてウマーする。

 

 こうやって「ワンナイト漬け丼」を用意しておくと、翌日、朝、起きるのが待ち遠しくなります。

 

 翌朝が待ち遠しいって、人生で毎日あることじゃないですよね。とってもしあわせなことだと思いませんか。それが、たったのこれだけで手に入るのです。(手間的にも、金銭的にも)