21.子供の勉強のために、親も学びなおすことができる。
月額6万5千円で暮らすとなると、塾には入れないので、子供に勉強を教えるため、親も勉強せざるおえないため、親もしっかり学び直すことができる。
「塾に行かせるお金がないなら、自分で教えればいいじゃない」とマリー・アントワネットはいいませんでしたが、そうです。
塾に行かせるお金がないなら、自分で教えればいいのです。
小学校・中学校までは親が教えるべきです。何しろ中学校までは義務教育です。国はここまでの知識はすべての国民が持っているという前提で運営されているのですから。
中学校までの勉強でわからない問題があれば、それは親も子どもと一緒に勉強するべきです。
親子で考えて納得できない問題、理解できない問題は子どもに学校の先生に聞いてきてもらいましょう。子どもも、家で親が答えを待っているとなれば授業を真剣に聞き、分からないところは質問しないわけにはいきません。
「勉強しなさい」と言うだけより、
「こっちきてお父さんと問題集を解こう、お父さんわからないところがあったら教えてもらうからな」という方がきっと子どもは勉強します。
子どもに勉強を教える経験なんて、子どもが小さいうちだけの親の特権のようなものです。それをわざわざお金を払って外注するなんてもったいないと思いませんか?
教育はアップデートされています。鎌倉幕府が開かれたのは1192(いいくに)年ではありません。親も新しい時代の知識を得る絶好の機会だと思うのです。
ただ、高校以降は専門的になったり、文系、理系に分かれたり、親にも適正というものがあり、自分で教えられればよいのですが、誰もがというわけにはいかないでしょう。
そこからは専門家の出番となっても仕方ありません。
しかし、塾へ行く前に学校の授業でしっかり頭に叩き込んでくる習慣をつけさせておくべきかも知れません。
ぼくが学生時代のぼくにアドバイスをするなら「どうせモテないから彼女を作るのはあきらめて死ぬ気で勉強しろ」・・・じゃなかった。
「どうせ授業の時間は拘束されているのだから、そこで徹底的に頭に叩き込んで、その分自由な時間を満喫しろ、寝て過ごしても、必死で食いついても、同じ授業料は同じだぞ」ということです。
高校になって教科として教えられなくなっても、一緒に机を並べて勉強することはできます。子どもが素因数分解をしているとなりで、お母さんがネイルアートの勉強をしていたっていいのです。
親が意欲的に学ぶ姿勢を見せていれば、子どももそうはサボれません。