働くっていうのはけっこうお金が掛かるということ(20190724)

 学生からサラリーマンになってみて驚くのは、実は働くっていうのはけっこうお金が掛かるということ。

 

 フルタイムの仕事をやめたら、買わなくていいものや、使わなくていいお金ってけっこうあるものです。

 

 例えばスーツなんかのビジネス衣料いろいろ。会社が制服を貸してくれるならいいのですが、たいていのサラリーマンは自腹ですよね。

 

 さらには仕事上の付き合いでの出費。飲み会や、ランチ、その他、上司や同僚、顧客の趣味や愚痴に付き合ってけっこうお金を使っているなんて言うこともありませんか?

 

 もっといえば仕事上の盆暮れの贈り物も。

 

 視点を変えれば、今払っている家賃もだってそうです。毎日通勤するから、駅近物件に住まなきゃいけない。その分、家賃も高くなる。

 

 また、通勤に車を使うから家には車が2台というのも、仕事をしているからこその必要経費。

 

 子どもがいる方は保育園の費用も、仕事をしているからこその経費です。ときおり働いた収入のほとんどが保育園代に消えるなんて、まるで税金を余計に払うために働いているような人もいらっしゃるようです。

 

 さらには人によっては仕事のストレスが散財につながっている場合があります。

 

 仕事のストレスがなければ、飲みに行く回数も減るのにとか、パチンコやめられるのにとか、けっこうよくある話です。

 

 あなたは仕事のストレスがなければやめられそうな悪癖はありませんか?

 

 仕事を減らして仕事のストレスを減らしたら、赤字だった家計に余裕が出るなんてことも十分にありえます。

 

 仕事を減らせば当然、収入が減ります。たとえば月収20万円の収入が国民年金額程度の6万5千円になったからと言って、そのまま差額の13万5千円分生活の質が落ちるわけではありません。

 

 税金も、社会保障費も、年収が下がれば大きく下がりますし、仕事のために使っていた経費も減るので、実質的な家計へのダメージは数字ほどではないはずです。

 

 そして、忘れてはならないのが、仕事が減らすことで、手にできる時間です。その時間で外食やコンビニでお弁当を買う代わりに、手料理のレパートリーを増やしたり、買い物に工夫をしたり、節約することもできます。

 

 さらにそのやりたくなかった仕事から取り戻した時間は、あなたの大切なもののために使うことができます。子育て、家族、趣味、生きる意味を感じられるライフワークなど、自分の人生を自分手に取り戻すことができるのです。