2019年08月04日 スクラップブログ

「投資の神様」ウォーレン・バフェットは、1日の80%を読書にあてている。(バフェット、ゲイツ、ブランソン…… 成功者が毎朝、読んでいるものとは?より

 

 これを読んで思わずニヤけてしまった。この記事が事実ならば、世界で3番目の金持ちであるウォーレン・バフェットと、月額6万5千円で生活しているこのぼくの人生を占めるものの80%が同じだからだ。

 ぼくも暇さえあれば本を読んでいる。

 ぼくとバフェットの違いは、ぼくの本が公共の図書館で借りた本で、バフェットは恐らく新品の新刊を買って読んているということぐらい。

 どちらも本の値段は気にしていないという点でも同じだ。

 さらに言えば、ウォーレン・バフェットも眠るし、ぼくも眠るから、彼とぼくの人生のシンクロ率は80%どころじゃないんじゃないだろうか。

 お金を持っていようが、持っていなかろうが、やはり読書は楽しい。自分の知らなかったことを知るということはとても楽しいのだ。

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「ある分野でトップの10%に入ることは、頑張れば何とか達成できます。そこまで行ったら、また別の分野でトップ10%になり、さらに違う分野でもトップ10%をめざす。そんな風に『上位10%クラスに行けるスキル』を3つ組み合わせれば、レアな人材になれます」「継続は力なり」は、もう時代遅れ? 1つのことを極めるよりも、いま必要なこと

 

 これはわかる。一点突破こそが正しいという考え方も、もちろんありだが、このようにいくつかのスキルや分野を横断的に身につけることも、選択肢としてはありだと思えれば、より人生の挫折にも、柔軟でいられる。

 あの天才であり、努力の人であるイチローですら、選手としては終わり、40年以上の人生が残っている。だからもし彼が「俺は野球の選手しかできない」と言っていて行き詰まってしまう。

 これはお金の話ではない。現役時代に稼いだお金がいくらあっても、人生の時間を注ぐものがなければ、人は幸福にはなれないのだから。 

 

「今は、失敗しても『次に』行きやすい時代です。一生懸命ひとつの道を極めて1000人に1人になろうというのは険しい道ですし、せっかく極めたスキルが陳腐化してしまうリスクもあります。そういうときは、違う分野で再挑戦して『10人に1人』ぐらいを目指せばいい。ズブの素人の状態からだんだん上達していくのって、すごい楽しいじゃないですか。転職先で新しい仕事を始めた人は好奇心や吸収力があって、ベテラン社員よりも活躍するケースもあります。既存のルールにしばられず、柔軟なアイデアを出してくれるかもしれません。そうした仲間や働き方が増えると、組織はどんどん活性化していくでしょう。もちろん一芸を極めるのは尊いことですが、みんなが一つの分野・場所にとどまり続けるのではなく、組織を移りながら様々なオンリーワンを目指していく人も増えていく。そうすれば、異なる価値観同士が出会って、日本が今よりもっと『活力に満ちた多様な社会』になるのではないかな、と期待しています」「継続は力なり」は、もう時代遅れ? 1つのことを極めるよりも、いま必要なこと

 この「今は、失敗しても『次に』行きやすい時代です。一」いうのは、心強い一言だ。

 「かつてない時代」とか「激動の時代は始まっている」とか「厳しい未来の到来」とか、何かというと人を脅かしてお金を稼ぐ大御所ビジネスコンサルタントが多い中、今時代の良さを語れるひとというのは素晴らしい。

「日本社会では一度失敗すると、転落し、もう元には戻れない」なんて脅し文句もよく聞きますが、それは失敗した人が依然と同じ場所に帰ろうとするからで、別の場所を目指す気があれば道はいくらでもあるのだと思います。

 その結果、前回の失敗までの積み重ねと、今回の積み重ねが相乗効果を生むという話でもあるのだと思います。

 

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出前館やウーバーイーツのようなフードデリバリー(宅配)代行サービスの拡大で、実店舗を持たない宅配専門の飲食店「ゴーストレストラン」という業態が生まれてきた。いったい中はどうなっているのだろうか。東京都目黒区に6月にオープンしたばかりの「キッチンベース」に行ってみた。(目黒隆行)店舗がない、客も来ない「ゴーストレストラン」 飲食業界の革命児になるか

 

 フードデリバリー代行という新しいビジネスが、ひるがえって、ゴーストレストランという新しい業態を生み出したのは面白い。

 新しいビジネスが起こったら、そのビジネスを利用した新しいビジネスが考えられないか検討してみるのも面白いかもしれない。

 

「普通に都内に店舗を構えると1千万円以上は必要。でも、ここだと50万円程度の初期費用しかかからない。少ないリスクでチャレンジできる」。店舗がない、客も来ない「ゴーストレストラン」 飲食業界の革命児になるか

 

 50万円だったら挑戦してみたいという料理自慢はたくさんいるだろう。失敗するひともたくさんでるだろうけれどそこから良いものも生まれてきそうでワクワクする話だよね。

 

仕込みから調理までを佐々木さん一人だけが担う。このキッチンに客は来ないので、接客スタッフを雇う必要はない。注文はオンラインで端末に表示され、確認はボタンを数回押す程度で済む。電話もかかってこない。配達員に渡せば、あとは注文先まで届けてくれる。店舗がない、客も来ない「ゴーストレストラン」 飲食業界の革命児になるか

 

 レストランをやりたいけど、客との応対が面倒だという人もいるかもしれないし、なにより一人でできるのがいい。資金も人も最低限でスタートできるというのが面白い。

 

キッチンベースを始めたのは山口大介さん(27)。IT業界、スタートアップの立ち上げなどに携わった後、シェアリングエコノミー関連の事業を模索し、「ゴーストレストラン」に行き着いたという。

「例えば脱サラして夢を持って飲食店を開業したとしても、最初の年の廃業率は3割。これは驚異的な数字。1千万円、2千万円かけて開店したのに、ハイリスクすぎる。でもチャレンジすることは大事で、ならコストを少なくして、チャレンジしやすい環境を整えたい、というのがきっかけです」店舗がない、客も来ない「ゴーストレストラン」 飲食業界の革命児になるか

 

 確かに立地に関しては二階でも、三階でも、いいわけですから、家賃も抑えられますよね。地方都市で成立するかはわかりませんが、成立するなら必ず駐車場のあるコンビニの跡地を利用するとか、いろいろ考えられそうですよね。

 ぼくが思うにコンビニの跡地と建物をコインランドリー以外の方法で再利用するビジネスが来ると思っていろいろかんがえているんですけどね。

 

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「1950年代には、沖縄に米軍専用施設は全国の1割しかなかった。それが、本土での反基地運動でその基地が沖縄に移設し、いまでは7割になったんです」(栄子さん)沖縄に米軍基地を押しつけたのは「本土」の反基地運動だった

  その1割だった基地が、今では7割。沖縄がいかに基地を押し付けられていたかがわかります。それは沖縄には力ある政治家がいなかったということもあるでしょうが、本来なら許されることではないと思います。

 しかし、拡大路線の中国に対してニラミを聞かせるために、地政学上どうしても米軍基地は沖縄だというのであれば、我々、本土の人間が沖縄の人が納得するだけの対価を払わなければならないと思います。

 ぼくは真に沖縄振興策の為であれば消費税が5%ぐらい上がっても、仕方ないと思っています。お金で解決できることではないにしても、大人の世界で対価といえばお金ということになるわけですから。

 基地は沖縄に押し付けられている上に、世帯年収も最下位という沖縄の現状は、放置していいものではないと思います。

 放置すればそこに亀裂が入り、右翼の人が恐れる中国などの外国の手が及ぶのではないかと思うのです。

 

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渡邊さんとは国防についてお話ししたんですけれど、たいへん有意義でした。「軍人」は考え方がきわめて現実的です。イデオロギー的なバイアスがかかっていない。ものを見る眼が平明なんです。「ありもの」は全部利用する。使えるものなら、相手が左翼であろうが、天皇主義者であろうが、自衛隊にとって利用可能な資源であれば、すべて利用する。実にプラグマティックだなと思いました。9条と自衛隊の不整合は「気にしないでいい」!──内田樹の凱風時事問答舘

 

 軍隊が現実的であるというのはとても頼もしいことだと思う。勝てない戦いはしないということだから。 

 

二人の話が合ったのは憲法9条と自衛隊の存在の間に不整合があることなんか「気にしないでいい」という点でした。というのは、憲法と軍の存在の間に論理的な不整合を抱えているのは、他ならぬアメリカだからです。

合衆国憲法第1条は連邦議会の権限を規定したものですが、その8節12項には陸軍については常備軍を持ってはならないと定めてあるからです。

アメリカはイギリスと戦って独立した植民地です。独立戦争のときには常備軍がなかった。だから、市民に武装権を与えて、ミリシア(militia =民兵)を編成して戦った。戦争が終わったら、すぐに召集を解除して、家に戻す。常備軍として継続的に編成しない。

どうしてかというと、常備軍というのは本質的に権力者の暴力装置であり、市民と敵対するリスクがあるというのが「建国の父」たちの共通の認識だったからです。

陸軍は必要なときに民兵を集めて編成する。戦闘が済んだら、民兵たちは家に戻って、生業に復す。それがアメリ憲法の規定する陸軍の正しいあり方なんです。9条と自衛隊の不整合は「気にしないでいい」!──内田樹の凱風時事問答舘

  アメリカの陸軍が常設であることが合衆国憲法に反しているというのは知らなかった。

 ぼく個人としては憲法改正には今のところ反対です。

 日本の憲法が今の状況には適合してないじゃないかという人は、何でもスジが通っていないと我慢できない子どもなのか、わかってて企んでいる悪人なのかどちらかだと思っています。

 世の中で理想と現実にギャップがあることなんていくらでもありますが、いちいちそれにかみつくのはクレーマーか子供です。

 企業だって社是はたいていお客様第一ですが、そんなものは建前だと誰もが知っています。

 理想は平和憲法を左胸に抱えて、攻めてきた敵を右手で力いっぱいぶん殴って、遺憾の意を述べるということだと思います。

 日本政府も、自衛隊のように現実的な考えを持つべきで、いざとなったらぶん殴る武器を持ちながら、平和憲法を掲げ、トランプが軍事で力を貸せと言ってきて、ここは自衛隊を出せないとなったら、平和憲法があるのでと言い訳に使うくらいでいいと思うのです。

 何しろ、今の平和憲法アメリカの占領下で作られたのですから。

 それを自衛隊平和憲法が整合しないのが気持ち悪いからって、理想である平和憲法をやめるなんて、まるで考え方がおこちゃまです。

 自衛隊を持ちながら、平和憲法も最大限政治利用するというしたたかさが大切ですし、今までの戦後70年以上、それでしたたかにやってきたわけですから。

 自民党が戦後ほぼすべての期間、政権にあり、憲法改正を目標に掲げながら、実行しなかったのは、三分の二を取れなかったというよりも、そういうスタンスを取り続けることで、逆に政権を維持してきたという部分もあるのではないでしょうか?

 その点で、安部さんはお坊ちゃんというか、そのへんの機微がわかっていないのではないかと思うのです。

 何より、国論を二分するようなことは避けるべきという政治家としての責任感が自民党にはあったのではないでしょうか。

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 一方で、人工知能が発達すると、人々が働く必要が減るという考えもある。人間が仕事をしなくても人工知能が代わりにやってくれるから、それで済むという見通しである。

 一部のメンテナンスや開発、あるいは人と人とのコミュニケーションの仕事を除けば、人工知能が全部やってくれる世界。働かなくても収入がある「ベーシックインカム」が実現した社会。それは、聖書の「エデンの園」のようなすべてが満たされた楽園に近いのかもしれない。

 人工知能で地上の楽園が実現するかどうかは別として、もし、人間に仕事がなくなっても別に困ったことにはならないと私は考える。

 仕事がなくなったら、何をすればいいのか?  私はただ単に、「遊び」をすればいいと思うのである。脳科学者「遊ぶ人ほど仕事がデキるワケ」

 

 ぼくはこの考えにまったく賛成で、AIの発達で仕事がなくなると言われても、何の心配もしていない。

 仕事をAIがやってくれるなら、ぼくらは楽しいことをやればいい。

 何かを楽しむことは、AIにかわりにやってもらうわけにはいかないのだから。

 だからぼくはちょっと時代を先取りして、働くのを最小限にして楽しいことをやることにした。それが国民年金額6万5千円で暮らすということなのだ。

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