政治は天気だと考える

 

 

 政治は天気と同じです。

 

 明日が雨で都合が悪いからと言って「天気」を変えようという人はいないでしょう。おそらく多くの人が「カサ」を持って出かけるという方法を選ぶと思います。

 

 実は政治に関しても99%の人にとっては天気と同じことです。

 

 あなたの父親が小泉純一郎でその地盤を継げるとか、そんな立場にでもいなければ、一庶民が政治を変えるには、恐らく人生のすべてを捧げてやっとどうにか若干の影響を与えるかも知れないという程度の話でしょう。

 

 つまりプロになる覚悟がないなら、政治は天気と同じだということです。

 

「天気の決定には参加できないが、政治には投票で参加できる」そう言う意見もあるでしょう。

 

 では、あなたが、今まで参加してきた選挙で2票差で当落が決まった国政選挙がありますか?

 

 日本は民主主義ではありますが、あなたの一票にはなんの影響力もありません。それが事実です。

 

 それでも我々は政治に参加しているつもりで、新聞を読み、Yahoo!ニュースをクリックしています。

 

 そして、政治の問題に嘆き、何とか政治を変えなければと考え、それがかなわず、暗たんたる気持ちになるのです。消費税増税やら、政治家の失言やら、政治なんて天気と同じなのに。

 

 政治のニュースを読むことは必要です。明日の天気を知ることが必要であるのと同様に。

 

 それによって「カサ」を持ったり、「補助金」を申請したり、仕事のやり方を変えたり、環境の変化に対応しなければならないからです。

 

 しかし、アナタは政治の影響は受けまずか、政治を変えることはできません。あなたが政治家を目指すのでなければ、政治はショーでしかないのです。

 

 しかも、メンバーの代わり映えのしない実に下らないショーです。出演者は老人ばかりです。たまに若いやつが出てきたと思ったら二世三世ばかりです。

 

 政治は天気と同じ、変えられない。そう割り切れればあとは天気同様、消費税が上がろうが、年金が危うかろうが、自分の手が届く範囲で対応するのみです。

 

 貴重な日曜日に投票に行くぐらいなら、バイトでもして老後に備える方が正しい選択です。

 

まったく反対の「あなたの一票は無駄なようで無駄じゃない」という記事も書いています。ぼく自身悩ましい問題なのです。