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『ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家の挑戦』書評・目次・感想・評価

【Q1】どんな人にオススメ?

  農業やソーシャルビジネス(社会問題を解決するためのビジネス)について学びたいと考えているあなた。

【Q2】この本の弱みは?

  あえて言わせてもらえば著者自身が貧困を知らない家庭で生まれ育ったということ。どうしても「お前に何がわかる」がついて回る。そして著者が"無肥料"にこだわっていること。肥料にも何らかの"害"があるのはわかるが、だからといってそれを無しにするという発想が短絡的。農薬も肥料も適量というものを研究してきたわけで、"無"を答えにするのはプロの判断としては疑問が残る。無農薬も無肥料も、農薬半減や肥料制限よりも顧客の受けがいいだろう。つまり「マーケティング的」には正解だと思うが、科学的・農学的に見て甚だ疑問だ。薬害や副作用があったから"薬"は一切使用しない病院みたいなものだ。

【Q3】この本の強みは?

 ビジネスプランコンテストや社会起業コンテストでグランプリを取った著者のビジネスについて学ぶことができる。イメージしにくい日本でのソーシャルビジネスの形を実態を伴って知ることができる。

ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家の挑戦

ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家の挑戦



【『ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家の挑戦』目次と読書メモ】

ホームレス農園: 命をつなぐ「農」を作る! 若き女性起業家の挑戦
 
はじめに
 
1.藤沢市にはホームレスが輝く農園がある
 
農業の良い所
 
1.自分で野菜を作って食べられる
2.自然に癒される
3.一生続けられる仕事や趣味になる
4.食べた人に喜ばれる
5.体を使って健康になる
6.農業にはまだまだ大きな可能性が広がっている
 
著者はホームレス、ニート生活保護受給者を農園で農業指導して自立を促す活動している。だからホームレスの応援と言うのは正確ではない。ホームレスの人も様々で一般の人と同様色々な人がいる。
 
^_^ 表紙の著者の姿が美人さんなので警戒している。僕は美人歌手と美人実業家は信用できない。なんだか美人さんだと実は実力がないのではないかと考えてしまう。ごめんなさい。この先読んでどうなるかな?
 
2.私が「農」を始めたワケ
 
ページ61 やりたいことや叶えたい夢があったら、遠慮しないで、どんどん声に出して言うのがいいと私は思う。その声を誰かが必ず聞いていて、きっと力になってくれる。
 
^_^ これはよく言われる。いろいろな自己啓発本にも書いてあるし、理屈にも合っている。
 
著者、将来農業に携わることを目標に、京都大学を前期後期合わせて4回受験するも合格できず。慶応大学へ。卒業後、農業関係の会社に就職、2社で経験を積む。その後、消費者外岡をつなぐオンラインショップを資本金0で始める。当初はうまくいかなかったが最初のお客さんから徐々に上手くいくようになる。リピート率は9割近い。
 
^_^ リピート率が9割近いのは驚き。ネットビジネスの理想とすら言える。口コミでお客が増えることも考えるとすごいことになりそうだ。
 
3.農業界とホームレスをつなげる
 
ページ77 無肥料・農薬不使用で野菜を育てる場合には、畑には多品種を植えるのが良い。いろいろな品種の野菜を植えると、畑の生態系が自然に近くなるからだ。
 
ページ79 雑草はあえて抜かずに、「刈って敷く」ことにしている。そうすることで、雑草が土に帰り、土壌微生物の活動が活発化して、健康な土になるのだ。
 
^_^ 家の中庭もこれで畑になるかしら。ちょっと試したい気はする。
 
厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)」の2003〜2006年の調査がないのはなぜだろう?ホームレスの数が多いと困るから調べなかった?忖度?
 
ホームレスになるには労働を失い、家族を失い、住居を失い、金銭を失い、野宿の状態へと段々と至る。
しかし、ホームレスから復帰するには高い壁がある。家を失えば仕事には有り付けない、家族がいなければ保証人がなく部屋を借りられない。ぐるぐると繋がって社会復帰を妨げる。
 
^_^ 言われてみればそうだ。復帰するにはそれぞれが繋がって高い壁になっている。こういう事は素人しなければわからない事だ。本を読むって大事。
 
著者、ビジネスプランコンテストや社会起業コンテストでグランプリを取る。
 
ページ116 起業したいとか、新しい何かにチャレンジしたいと思った人は、自分が求める情報が集まりそうな場で、積極的に自分の意見や考えを発信することをおすすめしたい。
 
^_^ これもよく言われること。本当にいいプランなら人は助けてくれる。
 
4.生活保護のほうが"マシ"?農業研修に新たな壁
 
ページ161 すべての人はこの世に存在する価値があり、一つ以上の役割を持って生まれてくる。その点に気づいてもらえれば、自分の存在も他者の存在も大切にする気持ちが芽生えるだろう。支え合える仲間が近くにいるし、これからも現れる。それが生きる希望にもなり、生きていく意味にもなると思うのだ。
 
^_^ なかなか難しい問題だ。お前に何がわかると言われればそれまでだ。
 
5.就農第一号が誕生!そして見えてきた次の課題
 
ページ186 仕事には、「自分が自分でいられる仕事」「人にありがとうと感謝される仕事」「経済的に成り立つ仕事」、この3つの物差しがあり、これを全て満たす仕事であることが、「仕事が人生の一部になる生き方ができる」
 
^_^ なるほど、まぁその中で人それぞれ三つの中のどれに比重を置くかという事に関わってくるんだろうなぁ。
 
^_^ 著者は無肥料にこだわっているようだけどどんなメリットがあるんだろう?
 
^_^ 著者は無肥料にこだわっているようだけど、そのメリットがネット上を探してもいまいち判然としない。農業の肥料の撒き過ぎの問題があることを認めるが、だからといってならばと無肥料にこだわると言うのも安易に過ぎる副作用が起きるから一切薬は使わないと言う民間療法とさほど変わらない気がする。農薬も肥料も適切に使うその加減を研究するもので0が良いというのは聞こえはいい、つまりマーケティング的には良いが実際問題では大いに疑問が残る
 
6.「ホームレス農園」は、今さらなるステージへ
 
ページ193 NPO法人は「利益追求」が目的ではなく、「事業活動そのもの」が存在目的になる。よって、収益を上げること自体に制限は無いのだが、その収益は事業活動のために使われなくてはならない。
 
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