『サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド』書評・目次・感想・評価

『ツールズ』書評・目次・感想・評価

『~Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男~ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)』書評・目次・感想・評価

 

?Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男?ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)

?Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男?ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)

 

 

☆文字×☆行×☆ページ=☆文字
図表や改行分を計算に入れて3/4を掛けると=☆文字
日本人の平均的読書スピードを毎分600文字として☆分
平均的な読者で

【『~TwitterUstream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男~ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

【著者・☆さんの気になる著書リスト】

『一流のプロは「感情脳」で決断する』書評・目次・感想・評価

100点
40文字×16行×266ページ=170,240文字
図表や改行分を計算に入れて3/4を掛けると=127,680文字
日本人の平均的読書スピードを毎分600文字として213分
平均的な読者で
読了まで3時間33分程度
 
 理性が上、感情は下、理性的であること、感情は出来る限り無視すべき。
 多くの人がそう考えているし、社会的にもそう考えられている。(特に男性はその傾向が強いのではないだろうか?)
 しかし、この本はそのような古い常識をひっくり返す。感情は非常に高性能なコンピューターだという。
 そして理性は簡単な計算機に過ぎないと。
 ただし、感情という高性能コンピューターは現代生活仕様ではないので、理性という計算機とうまく併用していかなければならないというのが、この本の核である。
 そして、その二つのマシンの使い分けを考える。
 自分自身を理解し、よりよく生きるために一度は読んでおきたいオススメの一冊です。

 

【『一流のプロは「感情脳」で決断する』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

はじめに
 
「意図的な平常心」が起こした奇跡〜ハドソン川の奇跡
 
考えている事自体について考えること
 
第1章 瞬間的に判断するとき→感情
クオーターバックはどうやってレシーバーを見つけるか
・昼メロディレクターの直感
・歴史は「決断」をどう考えてきたのか
・病的な優柔不断の理由
 
人間の脳は、製品化を急ぎすぎたコンピューターのOSのようなものだ ページ47
 
^_^ つまりツギハギでバグ取りも終わっていないと。
 
感情の脳は進化が完成している。数億年もの時間をかけて極限まで洗練されてきた。ソフトウェアの行動は何度もテストされてきたので、ごく少ない情報から素早く決断を下すことができるようになった。ページ47
 
紹介書籍「生存する脳」

 

生存する脳―心と脳と身体の神秘

生存する脳―心と脳と身体の神秘

 

 

第2章 理由もなく「変だな」と思う時→感情
・撃ち落としてしまった飛行物体
・感情を調整するドーパミン
ドーパミンを応用した学習
・達人への近道は「間違い探し」
 
引用
「取り付かれたように夢中になることが大切だ」とロバーティは言う。「夢に出てくるまで、そのゲームの事ばかり考えなくてはならない」
このような集中訓練を何年か続けた結果、ロバーティは世界トップクラスのバックギャモンプレーヤーになった。「ボードを見ただけでどうすればいいかわかった時、自分が上達しているのが分かったよ」とロバーティは言う。「ここまでくると、ほとんど心理的問題になる。ボードの見た目がいいか悪いかで、自分の動きを決めることが多くなっていくんだ。美術評論家は今日見ただけでいいか悪いか判断できるだろう。私もそれと同じで、ただ見る対象が影ではなくてバックギャモンのボードだと言うだけだ」ページ98
 
^_^ 将棋の棋士も似たようなことを言っていた。3月のライオンの主人公も、盤面を見て気持ち悪いと言う感情で判断し周りの棋士から呆れられると言うシーンがあった。
 
引用
物理学者のニールス・ボーアは、専門家のことを、「とても狭い分野で、考えられるすべての間違いを経験した人間」と定義した。ページ99
 
名言
子供の頭の良さを褒めるのは、失敗をしないで頭が良さそうに見えるのが大切だと言うメッセージを送るのと同じことだ(キャロル・ドウェック スタンフォード大学心理学者)ページ100
 
要約
優秀な人たちは物事を行う時には感情や感覚に頼るが、物事を行なった後には自分の失敗を徹底的に検証し、自分の行動からフィードバックを得る。
 
第3章 ランダムなものごとにあたるとき→理性
・アンの転落人生
・脳は株式市場に勝てるか
・取引するか、しないか
 
引用
ドーパミン神経細胞は「予想通りの報酬」を見たときにはもちろん興奮するが、「予想外の報酬」にはもっと興奮するのだ。ヴォルフラム・シュルツによると、「予想外の報酬」は「予想通りの報酬」よりも、一般に3から4倍もドーパミン神経細胞を興奮させると言う。ページ114
 
^_^ これはとても興味深い。昔パチプロをやっていたので、朝から晩までパチンコをやっていた時期があるが普通に考えればそんなには続けられない。あれは自分の頭の中でドーパミンが大活躍していたと言うわけだ。
これは日常生活にも利用できないだろうか。例えばやりたくないことをやったときに自分に報酬を与えるというルールを作る。例えば小銭、例えばチョコレート。これで脳内報酬系が作れる。
さらにこれにランダム性を加えれば、より強い報酬型が作れるのではないだろうか?例えばサイコロ振って1が出たときはより大きなチョコレートを食べるなど。
まぁ自分を自分で実験用の猿にするような感じで微妙な気もするが
いやいや、自分専用のスロットマシンを作るのもいいのかもしれない。例えば10,000円を投入して、やるべきことをやったときにプレイする。そして大当たりが出たときはその中から自分のお小遣いが大きく増える。
ハズレを作ってしまうと報酬系が損傷してしまう恐れもあるので、何か良いものが出たときにより大きな報酬と言うシステムが良いのかもしれない。
そのような自分用のスロットマシンを作ってみたらどうだろう。
いやいや、いそのことそのようなアプリケーションを作るというのはどうだろう。これなら簡単にできそうだ。まぁ自分にはスキルがないのだが。このアイディアはいつでも売るのでご相談ください。
 
紹介書籍「幸せの仮説」
 
第4章 初めて事態にあたる時→理性
・絶体絶命の消防士
・脳のコントローラー、前頭前皮質
・エンジンしか動かない飛行機を運転する
 
引用
どうしたら感情コントロールできるだろうか?その答えは驚くほど単純だ。感情認識することによって感情コントロールするのである。前頭前皮質は私たちに自分の心を見つめさせる。心理学者が「メタ認知」と呼ぶ能力である。
 
^_^ 自分が恐怖を感じている時、自分が恐怖を感じていると認識する、自分が怒っている時、自分が怒っていると認識する。自分の感情を認識した上でその感情をどうするか判断する理性を持つということだろうか。
 
名言
誰でも怒りを覚えることがあるーそれが簡単なことで努力がいらない。しかし怒るべき相手に、適度に、ふさわしいときに、正しい目的のために、適切な方法で怒るのは、簡単なことではない(アリストテレス)
 
^_^ ただ感情を持たずに理性的であるとことが良いのではなく、感情を理性で制御しつつ発揮するのが最良だということか。
 
第5章 情報量が多いとき→感情
・おいしいワインやいい家を見分けられるか
・考えすぎて「窒息死」するオペラ歌手
・脳は不完全なマシン
 
要約
何も考えずに絵や味を選べばかなりいい選択ができるが、理性を介入させれため選択の理由を求めるともっともらしい理由づけをするために選択を歪め、良い選択が難しくなる。スポーツに関しても初心者はよく考えてプレイした方が良い結果が出るが、ベテランは余計なことは考えずにプレイした方が結果が出る。
理性は物事を単純化して判断しがちなので、決断を歪めやすい。
 
^_^ やはり迷った時は恐らくどちらでもいいので即断即決がいいのかも
 
第6章 感情と理性が対立している時→感情×理性
・脳内会議は編集会議のようなもの
・買い物における脳の議論
・ぐらぐら不安定な脳
 
要約
脳内では常にさまざまな意見がぶつかり合っている。その上で決定したものが意識に登り改めて理性の審判を受ける。
 
紹介書籍「社会的脳」

 

社会的脳―心のネットワークの発見

社会的脳―心のネットワークの発見

 

 

第7章 正しい頭の使い方→感情+理性
パイロットと自動操縦システムの協力
・飛行機の脳
・良い決断のためのガイドライン
 
引用
感情を司る脳が並列処理を行うマイクロプロセッサを搭載した最高級ノートパソコンだとすれば、理性を司るのは旧式の計算機だ。
とは言え、計算機でも非常に役に立つ道具になり得る。感情の脳の欠点の1つは、もう現代の生活には適さない時代遅れの機能をいくつか含んでいることだ。このため私たちは損失回避行動を取ったり、スロットマシンやクレジットカード等の誘惑に負けたりする。このような内的な欠点から身を守る唯一の方法は、理性を鍛えてちょっとした計算で感情を確認することだ。ページ257
 
^_^ ハイパワーコンピューターを使いつつハイパワーコンピューターの欠点を手動の計算機でフォローする。もしくは必要なときには手動の計算機で確かめ算をする。
 
要約
自分が未経験、もしくは経験が役に立たない場合も感情は役に立たない。そもそもデータがなければ高性能コンピュータは役に立たないのだ。理性という手動計算機を使おう。
自分の中の複数の意見を無視せず、自分が知らないことをしっかり把握する。

【著者・ジョナ・レーラーさんの気になる著書リスト】

 

プルーストの記憶、セザンヌの眼―脳科学を先取りした芸術家たち

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『これは誰の危機か、未来は誰のものか――なぜ1%にも満たない富裕層が世界を支配するのか,』書評・目次・感想・評価

68点
305ページ 18ページ 45文字
45文字×18行×305ページ=247,050文字
図表や改行分を計算に入れて3/4を掛けると=185,288文字
日本人の平均的読書スピードを毎分600文字として309分
平均的な読者で
読了まで5時間9分程度
 
 この本の著者は私は答えを知っているが、世界が愚かなため、それが実行されていないと思っている。
 そしてなぜか企業、行政に関わる全てのものは強欲で、自己利益しか考えないが市民はそうではないと思っている。
 そして富裕層の行う慈善事業は自己満足で害悪しかもたらしていないとすら述べている。
 まったくの傲慢なのはこの著者ではないだろうか?
 世界はそんな単純にはできていない。良いものも、悪いものもあり、上手くいっているものも、上手くいっていないものもある。
 世界を白黒二色で表せばわかりやすいかもしれないがまったくの欺瞞だ。
 内容は引用と意見表明ばかりで、著者個人の体験に基づく提案がほとんどない。彼女自身は格差問題にどう取り組んだのか?
 デモに呼ばれて演説し、国際会議で発言したという内容しか出てこない。
 格差の貧困の現場にはいったのだろうか?
 自分の意見を補強するレトリックや印象操作が多く、著者が物事を多面的に見ていないと感じるし、読者を馬鹿にしているとすら思える。
 先日「繁栄」を読んだ。こちらは新自由主義者がこの著者と同じように、私は答えを持っているが世界が愚かにも、それを受け入れていないというスタンスだった。
 環境・市民連帯派だろうと、新自由主義者だろうと、このようなスタンスの著者の書籍には高い価値を見出せない。
 ただ両方の著者の意見が一致して、僕もまったくその通りだと感じたのは、たったひとつ。
 無責任な金融市場を規制しろ!ということだった。

 

繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

【『これは誰の危機か、未来は誰のものか――なぜ1%にも満たない富裕層が世界を支配するのか』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

日本の読者のみなさんへ
 
序章 自由を選びとる
同心円/壁/ダボス階級/脱出路/牢獄の原理と実践/本書でご期待に添えないこと/数字について
 
第1章 金融の壁
なぜこうなったのか/教義/資本の処理/「金融化」レバレッジ/銀行が銀行でなくなる時/政府を抱き込む/プライム、サブプライム、犯罪、犯罪未満/「誰もこうなるとは思わなかった」とはどういう意味か/お寒い規制/世界最大の救難作戦/授かったホルモン=授かるボーナス
 
^_^ そもそも彼らがなぜそんなに金を欲しがるのか理解に苦しむ。お金が10倍になっても幸福が10倍になるわけでもないし、人生はピーチ姫を助けるのが目的であって、延々とコインを稼いで、いやむしろスコアを稼いでも面白くないと思うんですがね。
 
第2章 貧困と格差の壁
研究を食わせておけ/金持ちを研究せよ、貧困層ではなく/格差は皆に重くのし掛かるー最底辺層だけではない/危機はどのように南を襲ったか/雇用の蒸発/出口は?
 
引用
同種の他個体は、同じ欲求を持っているために、住宅、雇用、性的パートナー、食料、衣服等をめぐって最も恐るべき競争者となる。一方でまた、援助、友情、支援、学び、ケア、今後の唯一の源でもある。つまり、我々の物質的幸福は、社会関係の質に常に決定的に依存していたと言うことである。ページ97
 
^_^ つまりこれは競争に参加しなければ、格差を心理面から克服できるとも捉えることができる。人並みとか、見栄とか取っ払っちまって自分はどう生きたいかだと思う。
 
SUVなどを買うのは、単に買える余裕があることを示すためでなく、虚勢を張り、他者からの危害をはねつけられると感じたいがためのようだ。こうした事は皆、統計的に示されている。ページ102
 
^_^ 日本にもバカ高いローンを組んでやたらごつい車を乗り回す奴はいるが、怖いのかもしれないし、自己顕示欲を満たせていないのかもしれない。車メーカーは決して認めないだろうが。
 
引用
不平等な社会は、少なくとも人口一人当たりの特許に生かすと言う物差しで見れば、革新や想像力に乏しいと言う歴然とした事実もある。これも納得がいく。不平等な社会では何百万人もが自分が歯医者であり、劣った失敗者だと感じている女性を認知しようとしない社会と同様、最も豊富な最良の資源、すなわち人々の才能が無駄にされる。ページ103
 
^_^ これは理屈としては納得がいく。確かに諦めている人は発明をしないだろうしなぁ。本当かなぁ。
 
第3章 最も基礎的な必需品 
 
第一部 食糧
見せかけの平穏/数十年にわたる無関心と破壊的「解決策」/新たな食糧問題ー前例は無いが予測がついた/事実とノンフィクション/飢餓を招く独創的新手法/「自由貿易、そして意味嫌われるその反意語/食糧安全保障か食糧主権か
 
^_^ 読めば読むほどバランスを欠く内容だ。気に入らない現象は飢餓も干魃もすべて国際資本と先進国政府、国際機関のせい。
現在人口ですら小資本家族経営の農業では食糧が足りないのは明らかなのに、化学肥料や大規模化などで食糧生産性を上げて、増える人口に食糧を供給してきた「緑の革命」を全面否定。
緑の革命」に問題がなかったとは言わないが、それなしでは数十億単位飢餓が起こるほど食糧が足りなかったはずだ。
それとも小規模農業を推進して、飢餓によって人口増を抑えるべきだとでもいうのだろうか?
農業効率化を行わなければ増える人口に食糧を供給する為により多くの熱帯雨林などの伐採を進めて農地を確保するしかない。その覚悟かあるのか?
さらに著者は環境保護、小規模農業推進派の重鎮らしいが、あなた自身は何をやってきたのか?と問いたい。人の批判ばかりではないのか?
先進国で農業従事者が少ないことでもわかる通り、農業効率化は農民を減らし雇用を減らす。
大規模灌漑や過剰な化学肥料などは環境にダメージを与えるのもかわる。
だが実績を無視し、批判ばかりでは、昔からの家族経営の小規模の農家にもどれとはお花畑にすぎる。
しかもそれは人を飢えさせるお花畑妄想だ。(実際に飢餓に陥った国に遺伝子組み換えの穀物の援助を断らせて、飢餓を蔓延させた実績もある)
あんたの理想も結構だが、まず飢えている人々に食べ物を供給するのが先ではないのか?
環境問題には点滴灌漑などの技術も普及しきてきた。農業従事者の雇用減には対応が必要だ。
食料問題を解決するには、放任主義新自由主義でも、このお花畑殺人理想主義的でもなく、その間のどこかに地に足のついた解決策があるはずだ。
 
第二部 水ー最高の資本主義商品
水の権利、水の不足ー自然、経済、社会の面から/人為的影響ーかつては見えなかった新たな危険/水の権利とその戦い/独占の功罪/もう一つの水の世界は本当に可能だ
 
参考書籍「世界の(水道民営化)の実態ー新たな公共水道を目指して」

 

世界の“水道民営化”の実態―新たな公共水道をめざして

世界の“水道民営化”の実態―新たな公共水道をめざして

 

 

^_^ 水を聖なるものと見なせと著者はいうがそれは問題を考え続けることをやめることになりかねない危険な判断だ。大切なものだからこそ、皆で考え続け最善を求めなければならない。
 
第四章 紛争の壁
暴力は遺伝子に組み込まれたものではない/戦争からの脱却/地球温暖化否定論者は健在/水戦争ー過去、現在、未来/「汝平和を欲すれば、戦争に備えよ」は依然として真実か/市民の責任
 
^_^ 著者が戦争の欄で異種格闘技をやり玉に挙げているのには呆れた。これでは何にでも文句を言うお婆ちゃんレベルの内容だ。
 
^_^ 著者が地球が熱くなるのも氷河期になるのも地球温暖化のせいだと言っている。氷河期の引き金になったのが8200年前の海水流の変化だといいながらである。もう無茶苦茶な論法だ。8200年前に莫大な二酸化炭素供給があったとでもいうのか?僕も地球温暖化は憂慮するがこのような論法を振り回していては、否定派に力を与えるだけだ。
 
^_^ 理論がボロボロ、姑息なレトリックと大袈裟な表現が悲しくもこの本の価値を下げている。
 
第五章 私たちの未来
インセンティブ、報酬、上限/グリーン・ニューディール政策/今すぐ銀行市民の管理下に置く/企業救済ではなく、剣を鍬に変えよ/もしもし、南の債務をお忘れではありませんか?/グリーンで、グリーンで、……しかもリッチに/金、大金、税金/課税を妨害するEU/打開か破綻か/タックスヘイブンは天国/会計学は退屈なものでは無い/交通、貿易、グリーンテクノロジー/ヨーロッパのニーズに応じたユーロ債発行/未来
 
参考書籍「文明崩壊ー滅亡と存続の面を分けるもの(上・下)」

 

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

 
文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

 

 

ハーマン・デイリー著作

 

持続可能な発展の経済学

持続可能な発展の経済学

 
エコロジー経済学: 原理と応用

エコロジー経済学: 原理と応用

 
「定常経済」は可能だ! (岩波ブックレット)

「定常経済」は可能だ! (岩波ブックレット)

 

 

紹介書籍「ファクター4ー豊かさを二倍に、消費資源を半分に」

 

ファクター4―豊かさを2倍に、資源消費を半分に

ファクター4―豊かさを2倍に、資源消費を半分に

 

 

引用
問題は、脳の大きなエネルギー消費が痛みと同じように感じられると言うことだ。だからなぜ変化に抵抗するかと言う質問には自動的に答えが出せる。変化が辛いからだ。熱心に勧めても役には立たない ページ274 
 
^_^ 変化はそれ自体、痛みなのか。
 
^_^ 結局、必要なのは神話というなの共同幻想だというのか?
 
結び
 
参考書籍「精神の危機」

 

 

精神の危機 他15篇 (岩波文庫)

精神の危機 他15篇 (岩波文庫)

 

 

 

 
訳者あとがき

【著者・スーザン・ジョージさんの気になる著書リスト】

 

なぜ世界の半分が飢えるのか―食糧危機の構造 (朝日選書 (257))

なぜ世界の半分が飢えるのか―食糧危機の構造 (朝日選書 (257))

 
オルター・グローバリゼーション宣言―もうひとつの世界は可能だ!もし…

オルター・グローバリゼーション宣言―もうひとつの世界は可能だ!もし…

 
徹底討論 グローバリゼーション賛成/反対

徹底討論 グローバリゼーション賛成/反対

 

 

『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って』書評・目次・感想・評価

【『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

はじめに
 
第1章 無縁、無常、何もない家ー河川敷のテント暮らし
 
^_^ 気持ちの良い暮らしをしているようで。文章は凝っているようでありながら読みやすい。頭の良い人なんだなと感じる。
 
第2章 死の観念、人生、私的体験ー少年時代1
 
^_^ おお。だんだんめんどくさい人になってきたぞ。大抵の人はそういう考えと折り合いをつけて女の子口説いたり、趣味に走ったりするもんだけどなぁ。この人はそのまま哲学する人になっちゃったんだね。この人は他の人の答えを拒否したけど、みんな同じような疑問にぶつかってそれぞれ必死に答えを出してんのに。自分だけが特別に気づいてしまった人だとでも思ってんのかな。仏陀のつもりかな?
 
第3章 愛、信頼、自由ー少年時代2
 
^_^ 自由である事にとても重い価値を置くことに関しては共感できる。何時に寝て何時に起き、いつどうするかが自由である事はとても大きな喜びだ。だから時々、旅行や遊びの予定でも入れば憂鬱になる。そして著者と違い、僕は自由を愛しつつ、同時に未だに上手にあつかえずにいる。
 
第4章 不純さ、ホンモノ病、羞恥心ー高校時代
 
^_^ この章の内容には深く共感を覚えた。みずから楽しまなくて何が人生か?褒められたくてやることはみんな間違いだと思った。何かをやるかどうかを決めるのは結果は関係なく、それをやること自身から自分が喜びという報酬を受け取れるかどうかで測るべきだ。そんなことを恥ずかしながら未だに思っている。自分が本当に好きなことをやれば結果は関係ない。なぜなら好きなことをやるという最高の報酬を既に受け取っているのだから。
 
第5章 喪失、哲学、真理ー大学時代
 
パースペクティヴ
遠近法、眺望、視野
 
第6章 人格の二重性、過去との断絶、憎悪ー大学院時代
 
第7章 自分自身であることー路上生活
 
引用
もしもその快適さや贅沢に慣れ、中毒になり、自分にとって不可欠なものになって、競争心や嫉妬、欲望を掻き立てられ、それを得んがために時間を惜しみなく割くことになれば、生きることだけで精一杯になってしまう。ページ128
 
^_^ 確かに多くの人がそのことで精一杯になってしまっている。
 
^_^ 著者が結婚や、親に孫を見せるなどは考えられないと述べるのを見て、微笑ましく思う。こんなに自閉的に考え続けながらも、これらの事に言及するということは少なくとも考えはするのだということに。まぁ、考えるよね。
 
第8章 孤独、私的生きにくさ、自我ー雑木林の小屋暮らし
 
^_^ ある意味、とても強力な欲望を持った人だと思う。純粋に統合された自我を維持して生きて生きたいと。その為にはいろいろな邪魔が入る。家族、社会、生き物としての欲望、虚栄心などなど。それを退けて自我と向き合い膨張する自我に付き合う。彼ほど賢くはないが、彼の一部が僕の中にいて、今こんな生活を送らせている。
 
^_^ 彼が博士号が欲しいと思っているのは意外だった。自分の中で答えが出ればいいのではないだろうか?それは思考を濁らせないだろうか?真実を遠ざけないだろうか?

【著者・高村 友也さんの気になる著書リスト】

 

自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)

自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)

 
スモールハウス (ちくま文庫)

スモールハウス (ちくま文庫)

 
スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS)

スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS)

 
Bライフ10万円で家を建てて生活する

Bライフ10万円で家を建てて生活する

 

 

『ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語』書評・目次・感想・評価

89点

44文字×18行×411ページ=325,512文字
図表や改行分を計算に入れて3/4を掛けると=244,134文字
日本人の平均的読書スピードを毎分600文字として407分
平均的な読者で

読了まで約6時間47分

 
 著者の無鉄砲ぶりに若干、呆れながらも、貧困と市場との向き合い方には、考えさせられるものがある。
 著者は最貧困層が最貧困層である所以はグローバル経済と繋がれていないからと考えている様だった。
 市場と繋がれれば価値を生み出し、貧困から脱することができると考える。
 一方で、グローバル経済が格差社会を生み出し、貧困を生み出しているという考えも、存在している。
 しかし、個人的な考えとしては、グローバル経済がダメージを与えているのは多くの場合、中間層ではないだろうか?
 グローバル化されることによって、小さな既得権益が破壊されるのだ。つまり経済が変化、もっと言えば流動化することによって変化を拒む中間層は失うものが多い。
 日本は世界的に見れば、国内では貧しい人も世界的には中間層以上の収入があるのでグローバル化でアジア、アフリカに仕事を奪われる側にいるのだろう。
 この本のもう一つのテーマ、ルワンダ虐殺に関しては、この本の内容だけでは背景を理解できなかったのでネットで調べながら読み進めた。
 恐怖を煽られた人間とはここまで残忍になれるのかと、人間の弱さとそれを利用する権力者、扇動者の危険性をつくづく考えさせられた。
 振り返って日本でも、恐怖を煽るものは多い。少子化、高齢化、中国の膨張、財政危機、いくらでも思いつく。
 恐怖に駆られては正しい判断は望めない。一歩引いて考える強さを持ちたい。

【『ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

プロローグ
 
第1章 何も知らずに海外へ
 
^_^ 時間軸があちこちに移動するので、著者がいつの事なのか?今、何歳なのか?非常に混乱する。もう少しどうにかならなかったのかなぁ。
 
第2章 外見は鳥のように、内面は虎のように
 
^_^ 著者はどこにいっても必要とされない。なぜなら人を動かす力がないから。正論では人は動かない。つらいね。
 
第3章 文脈がものを言う
 
第4章 かごの経済学と政治的現実
 
引用
特権層は、他の国のエリートと一緒にいる方が、自国の、あまり特権を持たない、同朋市民と一緒にいるよりも居心地が良いことが多いようだ。ページ100
 
^_^ まぁ、どこの国もそう言うものかもしれない。
 
第5章 ブルー・ベーカリー
 
第6章 闇のなかのダンス
 
^_^ 援助は寄付がいいのか、融資がいいのか。著者は当然、融資がいいと思っているのだろう。融資ならば常にチェックされ上手くいっているか、確認される。寄付にはそれはない。多くの場合、寄付され感謝されおしまいだ。
 
第7章 行程表のない旅
 
^_^ 著者の無謀ぶりになかなか共感できない。
 
第8章 新しい学習曲線
 
第9章 道についたブルーのペンキ
 
人物
 
用語
 
 
第10章 報いと復活
 
第11章 沈黙の代償
 
紹介書籍「イェルサレムアイヒマンー悪の陳腐さについての報告」
引用
こうした事態は、私たちの心の奥深くにある、“他者“への恐怖からしか起こりえない。金持ちは自分たちがシステムを超越していると考え、貧困層は完全に排除されていると感じているような世界は、こうした恐怖をかきたてる。ページ275
 
^_^ 権力者や扇動者は恐怖を利用する。自分が恐怖に煽られていると思ったら、一度立ち止まる勇気が必要なのかもしれない。恐怖に囚われていて正しい判断などできはしないのだから。
 
引用
私は、他の人の立場に身を置く勇気とビジョンを持ち、人が自分で自分を救う方法を見つけたいと決心した。人間は皆平等に作られたと言う思想をすべての人に実現する仕事の一端を担いたかったー世界は当時でさえ小さくなりつつあった。アニエスはどこかで、恐れと権力への欲望に駆られて、私たちの共有する人間性の概念を脇に押しやったに違いない。しかし私には消して分かる事はないだろう。ページ275
 
^_^ この短い文章の中で既に大きな矛盾が生じている。他人の立場に身を置くと言いながら、恐怖と権力欲に駆られたかつての仲間の立場を理解しようとしていない。自分も同じような境遇で同じような選択をすることはないだろうかどうすればその様な選択をしないで済むだろうかと考えるべきではないだろうか?自分ならありえないと片付けてしまっては危険だ。虐殺をおこなったのは普通の人々なのだから。
 
第12章 機関が鍵を握る
 
引用
私たちが何かを学んだとすれば、人が自分で考えずに権威に盲従する時、恐ろしいことが起こり得ると言うこと。本当に国として繁栄していこうと思うなら、学校でも仕事でも、自分の子供に判断力を教えないと ページ302
 
^_^ これは今の日本にも通じるものはあるかも知れない。自分で判断する。これ大事。
 
第13章 忍耐強い資本
 
人物
 
物事をどのようにあるかは何をやるのかと同じくらい重要 ページ318
 
^_^ 手段と目的を取り違えたり、目的のために手段を選ばなかったりすることは大いに誤りだと言う事だろう。
 
第14章 レンガを一つひとつ積み上げて
 
名言
未来はすでにここにある。ただ広く配分されていないだけだ(ウィリアム・ギブソン 作家)ページ361
 
第15章 規模を拡大する
 
第16章 夢見る世界、ともに創り出す未来
 
引用
市場は、人々の声を聞く装置として、私たちが持っている、最も優れたものだ。一方、市場だけでは、最も立場の弱い人たちがあまりにたやすく置き去りにされてしまう。ページ391
 
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