本当は見たくなかった映画「誰も知らない」
母一人と父親が違う四人の子供。
お母さんは恋多き女。新しい彼氏を作ってわずかな生活費を置いて、家を出てしまう。さぁ、子供だけでの生活が始まる。という話。
本当は見たくない。観ないほうが幸せ。そんな映画。だけど映画の中だけではなく、現実社会にネグレクトされている子供たちは居るのだから、目を逸らすわけにもいかない。
だから、観た。仕方なく。
この映画を観た人の多くが母親への怒りを覚えるだろう。
でも、お母さんは子供たちに愛情がないわけではない。ただ「女」の部分が勝ってしまって、男の元へ走ってしまった。
世のお母さんたちの中にも、「女」の部分が無いという訳ではないのだから、多くの母親の中にも、このお母さんの要素は潜んでいるのだろう。
ただその要素が多いか少ないかだけ、ただ言い寄ってくる男がたまたま居ないだけ、ということすらあるかも知れない。
このコラムを読んでいるお母さんの中にも、そこらへんの男に引っ掛かることはなくても、相手が、山崎賢人さんなら、松坂桃李さんなら、と考えれば揺らぐお母さんだっているかも知れない。
実際には男に走らなくても、走ることを妄想することならあるかも知れない。
人間は白か黒かではなく、大抵、灰色だ。
この映画の感想の中には「育てられないなら産むな」というコメントが多かった。
でも、ぼくはそれに関しては賛成できない。
「育てられないなら産むな」というのは、「君は親に育ててもらえないのだから生まれて来るべきではなかった」と子供に言う事と同じこと。
ぼくはそんな残酷なことは言えない。「幸せになって欲しい、世界を楽しんで欲しい」と願うだけだ。
母親は、子供を産んだだけで100点だと思っている。産んでもらったらこそ、笑ったり、怒ったり、お腹空かせたり、苦しんだり、楽しんだりできる。
女の人が、子供を育てるというのはその産んだという100点満点から、さらに上乗せして120点、150点、200点にすることで、産むということ自体がもはや100点満点だとぼくは思う。
その点でお父さんは産んでいない。つまり子供が生まれた時点でお父さんは0点。つまり男は0点から始まるのだ。
この映画の中で、4人の子供のお父さんはみんな違う。つまりこの子供たちにはお母さんは一人だが、お父さんは4人いるということ。
責められるべきはここまで子供たちを育ててきた母親ではなく、この4人の父親ではないかと。
そんな風に、母子家庭で育ったぼくは思うのです。
「誰も知らない」9/ 母一人と父親が違う四人の子供。
お母さんは恋多き女。新しい彼氏を作ってわずかな生活費を置いて、家を出てしまう。さぁ、子供だけでの生活が始まる。という話。
本当は見たくない。観ないほうが幸せ。そんな映画。だけど映画の中だけではなく、現実社会にネグレクトされている子供たちは居るのだから、目を逸らすわけにもいかない。
だから、観た。仕方なく。
この映画を観た人の多くが母親への怒りを覚えるだろう。
でも、お母さんは子供たちに愛情がないわけではない。ただ「女」の部分が勝ってしまって、男の元へ走ってしまった。
世のお母さんたちの中にも、「女」の部分が無いという訳ではないのだから、多くの母親の中にも、このお母さんの要素は潜んでいるのだろう。
ただその要素が多いか少ないかだけ、ただ言い寄ってくる男がたまたま居ないだけ、ということすらあるかも知れない。
このコラムを読んでいるお母さんの中にも、そこらへんの男に引っ掛かることはなくても、相手が、山崎賢人さんなら、松坂桃李さんなら、と考えれば揺らぐお母さんだっているかも知れない。
実際には男に走らなくても、走ることを妄想することならあるかも知れない。
人間は白か黒かではなく、大抵、灰色だ。
この映画の感想の中には「育てられないなら産むな」というコメントが多かった。
でも、ぼくはそれに関しては賛成できない。
「育てられないなら産むな」というのは、「君は親に育ててもらえないのだから生まれて来るべきではなかった」と子供に言う事と同じこと。
ぼくはそんな残酷なことは言えない。「幸せになって欲しい、世界を楽しんで欲しい」と願うだけだ。
母親は、子供を産んだだけで100点だと思っている。産んでもらったらこそ、笑ったり、怒ったり、お腹空かせたり、苦しんだり、楽しんだりできる。
女の人が、子供を育てるというのはその産んだという100点満点から、さらに上乗せして120点、150点、200点にすることで、産むということ自体がもはや100点満点だとぼくは思う。
その点でお父さんは産んでいない。つまり子供が生まれた時点でお父さんは0点。つまり男は0点から始まるのだ。
この映画の中で、4人の子供のお父さんはみんな違う。つまりこの子供たちにはお母さんは一人だが、お父さんは4人いるということ。
責められるべきはここまで子供たちを育ててきた母親ではなく、この4人の父親ではないかと。
そんな風に、母子家庭で育ったぼくは思うのです。
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