『まんが 哲学入門 生きるって何だろう?』書評・目次・感想・評価

85点
漫画で書くことによってさらさらと読めるのでとっつきやすい一冊
絵に関してはシンプル極まりない作画で書かれているので、髭面のギリシャ哲学者や、難しい顔をした現代の哲学者も登場しません。
基本的には単純な線を主体とした記号のようなキャラクターです。
そのようなキャラクターが対話方式で哲学の世界を紹介していきます。
読みやすい分だけ何度も読めるので1度目をに読んだ時より2度目2度目よりも3度目とだんだんと世界観がつかめてくる感覚があります。
哲学って何?哲学って面白いの?と感じている人はたいした時間はかからないので一度目を通してみると、いいかもしれません。
自分に今、哲学が必要かどうか、30分ほどでわかると思います。
最後に、本編を読むよりはるかに時間がかかる哲学書の紹介コーナーがあるのですが、僕個人的には追いきれませんでしたので、入門編だけ目を通してみたいと思います。

【『まんが 哲学入門 生きるって何だろう?』目次と読書メモ】


まんが 哲学入門 生きるって何だろう?

 
第1章 時間論
 
^_^ 今を土俵と捉える発想は面白い。
 
第2章 存在論
 
^_^ 奇跡が必然的に選ばれる、必然性が偶然に選ばれる、、、う〜む。
 
第3章「私」とは
 
^_^ プギャー!!
 
第4章 生命論
 
^_^ 誕生肯定。
 
読書案内
1 哲学者の書いた哲学入門
 
紹介書籍「哲学の謎」

紹介書籍 ラッセル「哲学入門」
 
紹介書籍 デカルト方法序説

紹介書籍 プラトンソクラテスの弁明・クリントン

紹介書籍「ブッダのことば」
 
紹介書籍「ブッダの真理のことば 感興のことば」
 
紹介書籍「ブッダ最後の旅」
 
紹介書籍 永井均「<子ども>のための哲学」
 
2 哲学史についての入門書
 
〜初級編〜
 
紹介書籍 コーンフォード「ソクラテス以前以後」
 
紹介書籍 岩田靖夫「ヨーロッパ思想入門」
 
紹介書籍 青山拓央「分析哲学講義」

紹介書籍 小倉紀蔵「入門 朱子学陽明学

紹介書籍 井筒俊彦イスラム哲学の原像」
 
紹介書籍 貫成人「図説・標準 哲学史
 
〜中・上級編〜
 
紹介書籍 ラッセル「西洋哲学史
 
紹介書籍 シュヴェーグラー「西洋哲学史
 
紹介書籍 熊野純彦「西洋哲学史
 
紹介書籍 ゴンダ「インド思想史」
 
紹介書籍 中村元・三枝充◯「バウッダ」
 
紹介書籍 中村元「東洋人の思◯方法」
 
紹介書籍 丸山眞男「日本政治思想史研究」
 
紹介書籍「岩波 哲学・思想事典」
 
3 読み物のように読める哲学書
 
紹介書籍 プラトンパイドン
 
紹介書籍 プラトン「国家」
 
紹介書籍 アリストテレス「心とは何か」
 
紹介書籍 マルクス・アウレリウス「自省録」
 
紹介書籍「仏弟子の告白」
 
紹介書籍「ウパニシャッド
 
紹介書籍 デカルト省察
 
紹介書籍 デカルト「情念論」
 
紹介書籍「福音書
 
紹介書籍「パウロ書簡」
 
紹介書籍 親鸞歎異抄
 
紹介者昔「老子
 
4 本書の内容と密接に関連するちょっと難しい哲学書
 
〜時間〜
 
紹介書籍 アリストテレス「自然学」
 
紹介書籍 アウグスティヌス「告白録」
 
紹介書籍 カント「純粋理性批判
 
紹介書籍 フッサール「内的時間意識の現象学
 
紹介書籍 道元正法眼蔵
 
紹介書籍 西田幾多郎「絶対矛盾的自己同一」
 
 
紹介書籍 入不二基義「時間は実在するか」
 
紹介書籍 内井惣七「空間の謎・時間の謎」
 
〜存在〜
 
紹介書籍「パルメニデスにおける真理の探求」
 
 
紹介書籍「人知原理論」
 
紹介書籍 パスカル「パンセ」
 
紹介書籍「ライプニッツ著作集8、9」
 
紹介書籍「哲学への寄与論稿」
 
紹介書籍 西田幾多郎「場所」
 
紹介書籍「偶然性の問題」
 
紹介書籍「可能性世界の哲学」
 
紹介書籍「半事実的条件法」
 
〜私〜
紹介書籍「論理哲学論考
 
5 おまけ
 
あとがき

 

【著者・森岡正博さんの気になる著書リスト】

 

 

生命学をひらく 自分と向きあう「いのち」の思想

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生者と死者をつなぐ: 鎮魂と再生のための哲学

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生命学に何ができるか―脳死・フェミニズム・優生思想

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草食系男子の恋愛学

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