『鳥肉以上、鳥学未満』書評・目次・感想・評価
- 単行本: 192ページ
- 出版社: 岩波書店 (2019/2/20)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4000063170
- ISBN-13: 978-4000063173
- 発売日: 2019/2/20
【目次】
プロローグ 鶏が先か、卵が先か1 ツバサをください胸肉は、フライの後で縁の下だからって、力持ちとは限らない二の腕の気になる季節おいしい手羽には骨があるノー・テバハシ・ノー・バード2 アシは口ほどにものを言うもももすももも太ももとは関係ないおいしいスネのかじり方真っ赤じゃないけど、モミジだな
3 一寸の鳥でも5分はホルモン捨てるトリあれば、拾うガラありときに肝を食う魔物のように心広ければ体胖なり胃は口ほどにものを噛む4 そしてトリもいなくなったボンジリ隠して尻隠さずサブイボと呼ばないでロクロ、ロクラー、ロクレスト画竜点晴エピローグ 卵が先か、ニワトリが先か
評価95点
トリになんて興味ない人にもお勧めできる、とにかく読んで面白いトリのエッセイ集。
著者のおふざけと勉強になる内容とのバランスが秀逸で読みながら思わず笑ってしまった。
こんな面白い文章が書けるならどんな内容でも面白おかしくかけるのではないだろうか。
難点と言えばイラストはたくさん使われているが、文章の説明のみで分かりにくい部分も多く、内容的にもっともっとイラストや図解が必要だったかも知れない。
著者の過去作にも手を伸ばしてみたくなった。
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