読了まで3時間
[読みやすさ 7/10] 翻訳物特有の読みにくさが若干ある。
[何度も読む 4/10] 一つの考え方として価値はあるが、一度読めば十分。
[読後感 5/10] はっきりとした方向性が示されないのでスッキリしない。
[学び 6/10] 平均寿命に二種類あること、遺産戦略など学ぶことはあった。
[斬新さ 5/10] 誰もが思っていることをまとめたような本。斬新ではない。
【Q1】どんな人にオススメ?
自分が長く生きることに漠然と恐怖を感じているあなた。
長寿社会が自分にとっても日本にとっても呪いなのではないかと感じているあなた。
【Q2】立読みするならどこ?
「第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか」がオススメ。この本で語られるのは長くなっていく老後の資金計画の話。つまりこの章がこの本の核心。
【Q3】この本の弱みは?
問題は示されるが処方箋は示されない。今までの訓練し、就労し、引退するというパターンの人生計画では終われないことはよくわかっているが、ではどうするという答えはありきたり。また、アメリカ社会をベースに書かれているので日本に置き換えると実情に合わない部分も多い。
【Q4】この本の強みは?
何か特別な事態が起きなければ過去の人間より確実に長く生きるという現実を示してくれるので、人生100年時代に自分は残りの人生をどう幸せに生きるか考えるきっかけになってれる一冊。長寿というギフトを上手に受け取る方法を見つけるために。
【『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』目次】
日本語版への序文
序 章 100年ライフ
第1章 長い生涯――長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
終 章 変革への課題
【著者・リンダ・グラットンさんの気になる著書リスト】

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
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【『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』極個人的読書メモ】