『その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」』書評・目次・感想・評価

[読みやすさ 8/10] 翻訳が良いのか、男っぽい文体だが、とても読みやすい。 
[何度も読む 7/10] 心に響く教訓は多い本棚に置くのもいい。 
[読後感 8/10] 読後、自分を振り返りいろいろと考えさせられる。 
[学び 9/10] 賛否はあるが考えさせられる粗削りな教訓。 
[斬新さ 9/10] 野郎言葉で自己啓発本という斬新さ。 

【Q1】どんな人にオススメ?

 できる男がスーツを着て語る感じや、金持ちで偉そうな爺さんが教訓を垂れるタイプの自己啓発本に飽き飽きしているあなた。ちょっと年上のちょい悪兄貴の言うことなら素直に聞けそうなあなた。

【Q2】この本の弱みは?

 著者が若いだけあって、ちょっと浅いなと思う部分があったり、読み手が若造が何言ってんだって壁を作ってしまう可能性はある。幾つになっても柔軟にアドバイスを聞ける人がカッコいいんですけどね。

【Q3】この本の強みは?

  ちょい悪風だけど、人生を真剣に考えている兄貴がアドバイスをくれるという斬新な自己啓発本。アメリカでベストセラーになっただけあって内容はしっかりしている。個人的には「何で成功したいかではなく、何であれば苦労してもいいか」を考えろというのはとても心に残った。

その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」

その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」



【『その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」』目次と読書メモ】

1.人生の課題はどこから現れるか
 
 人々は些細なことを気にしすぎている。
 人生がクソまみれなのは決まっている。
 あとはクソまみれであることを受け入れられるか?
 くだらないことに悩むのは悩むべき課題を持っていないから。
 99%のクソと気にするべき1%のクソがある。
 
2.その「痛み」がヒトをもっと強くする
 
 どんな結果を望みたいかではなく、どんな苦労ならしてもいいかを自分に聞け。
 幸せとは苦労と格闘の過程を言う。
 登山はいずれ終わると思うのは間違い。
 登山そのものが幸せなのだ、
 問題を解決してもちょっとだけグレードアップした新しい問題となって現れる。
 だから僕らは取り組む問題を選ばなくてはいけない。
 何のためなら苦労できる?その為の苦労自体が幸せなのだ。
 
3.「平凡な自分」こそ、実は一番重要
 
 自分は素晴らしい人間だから、特別な待遇を受けて当然。
 自分は特に惨めで哀れな人間、だから特別な待遇を受けて当然。
 どちらも愚かな特権意識だ。
 この両方を行ったり来たりする人も多い。
 しかし、みんな平凡だ。
 ましてやどれもこれも卓越している人はいない。
 だから、セレブはやらかすのだ。
 自分が平凡であることを受け入れよう。
 そして平凡であるからこそ、卓越するために練習しよう。
 
!特権意識というものは油断すると僕の中にも芽生える。気をつけねば。我々は人にも完璧を求めすぎかもしれない。イチローがもし人間的にクズでもいいんだ。実際はどうか知らないけど!
 
4.こんな「価値観」が自己実現の邪魔になる
 
 自己実現の邪魔になる価値観は
 快楽、
 過度の物欲、
 常に正しくあること、
 常にポジティブであること。
 
 快楽はあくまで幸福の結果でそれを追い求めるものではない。
 過度の物欲は自分が何を求めているのかその目を曇らせる。
 常に正しくはヒトを誤らせる。
 ネガティヴな感情も心の栄養だ。
 
 良い価値観は現実に基づき、社会に対して建設的で、自分につながりコントロールできること。
 
 誠実でいるとか、毎日運動するとか。
 
 人気者になるとかはコントロールできない。
 
5.自分に起こることはその「選択」次第
 
 降りかかってきた不幸はその人の責任ではないが、それに対してどんな反応をするのかはその人の責任。
 不幸な出来事は起きるがそれがどんなに理不尽でも反応は反応する人の責任なのだ。つまり自分で選べるのだ。
 
6.「信念」はあなたの力になるか
 
 間違っていた自分は過ちに気付き、やや間違っている自分になるだけ、正しい自分になるわけではない。 
 人は間違いを少しずつ削り落として、昨日より間違いの少ない自分になっていくだけ。

!これは心に留めておきたいことだ。ついウッカリ正しい答えにたどり着いたなどと考えてしまう。ややマシになっただけだと考えよう!
 
 邪悪とされる人間は自分を邪悪だとは思っていない。周りの人間こそ邪悪だとは思っている。

!人が罪を犯すのは自分のその行為が正しいと思う時と、自尊心を失った時だろう。!
 
 信念は自分の目を曇らせる。不確かを受け入れる。
 壊したのは自分
 自分と周りの関係性で何かが上手くいかなかった時は大抵、間違っているのは自分。

!これは賛同できない。ガリレオダーウィンが自分が間違っていると考えたらどうなっていただろう。自分はそんな偉人ではないが、自分が真に正しいと思ったことは正しいと思って前に進みたい。この真にって部分は重要だけど!
 
「ある思想を受け入れるのではなく。たしなむ時、それは真に精神が教育の恵みを受けた証」アリストテレス
 
7.「シンプル」にただやってみる
 
 とにかく初めてみる。ちょっとやってみることが重要。
 モチベーション→行動ではなく、行動がモチベーションを産むこと理解しよう。
 
!まったくその通りだ。ブログ始めてみるかな!
 
8.「最重要ミッション」に集中する
 
 自由それ自体に価値があるわけではない。その自由で何を拒否して何を選ぶかに意味がある。
 自由な経済活動が許されなかったロシアで誰もが率直なのは信用だけが価値があったから、西側では誰もが表面を取り繕うのはいい人であることで付加価値が得られるから。
 選択のパラドックスがある。人は選択肢の多い中から1つを選ぶと他の選択肢の方が良かったのではないかと考え幸福度が下がる。つまり、選択肢が多ければいいというもんではない。
 著者は若い頃、世界中を旅し、世界中の女と寝たが、そこに真の価値はなかった。1カ国目は素晴らしく、5カ国目は面白いが、55カ国目はありふれた感想しかない。
 
!恋愛に関してもそうなのだろうか?旅も恋も僕の経験値ならまたまだ喜びか味わえる?いやいや、旅だけにしとこか!
 
9.僕たちの眼前に立ちはだかるものは消えていく
 
 世界のあらゆる物事は肉体的な死後にも存在し続けたいという「不滅プロジェクト」によって成り立っている。
 死を受け入れれば怖いものはないし、もっと自由な価値観で生きられる。
 有名になることと成功することは違う。
 誰も知らなくてもあなたは成功している。
 
ピューリッツァー賞を全て読んでみるか!
 
88点
読了まで2時間
 

 

その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」 (単行本)

その「決断」がすべてを解決する: 貴重な人生を浪費しない「5つのロードマップ」 (単行本)