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『ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男』書評・目次・感想・評価

【Q1】どんな人にオススメ?

 何かしらのモノづくりに携わっているあなた。新しい技術についていけないから新しいものは作れないとあきらめているあなた。

【Q2】この本の弱みは?

 なんといっても前作同様、価格がプレミア価格になってしまっていること、良著ですから文庫化するなど再販を希望します。それによって横井軍平氏の人柄や『枯れた技術の水平思考』のいう考え方が広まることはきっと世のためになると思うのですが・・・。

【Q3】この本の強みは?

 先端技術を追うだけではない、アイディアで勝負する『枯れた技術の水平思考』という、今はやりのブルーオーシャン戦略にも通じる考え方を、横井軍平という希代の天才を通して学べるという価値の高い一冊。

ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男

ゲームの父・横井軍平任天堂のDNAを創造した男


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【『ゲームの父・横井軍平任天堂のDNAを創造した男』目次と読書メモ】

はじめに
 
【名言】 ものを考えるときに、世界にひとつしかない、世界で初めてというものを作るのが、私の哲学です。それはどうしてかというと、競合がない、競争がないからです。横井軍平
 
【名言】 安く作らないと売れないというのは、単なるアイディアの不足なんです。横井軍平
 
 
ページ24 アイディアでしょうぶすることは「実に他愛もないことで実現できる」
 
2.任天堂に突如現れたウルトラ青年
 
ページ63 技術者と言うのは自分の技術をひけらかしたいものですから、すごい先端技術を使うと言うことを夢に描いてしまいます。それは商品作りに於いて大きな間違いとなる。売れない商品、高い商品ができてしまう。
 
ページ63 私がいつも言うのは、「その技術が枯れるのを待つ」ということです。つまり、技術が普及すると、どんどん値段が下がってきます。そこが狙い目です。
 
3.逆転の発想が産んだ光線銃
 
4.ゲーム&ウォッチと世界進出
 
ドンキーゴングは当初、ポパイの版権を取る予定だった。A dream walkingにインスパイアされた。のちにポパイの版権は取れず宮本はやがてマリオを創造する。その姿はゲームのシステム的限界の産物だった。
 
もし私が犯罪をするなら、間違いなく完全犯罪です。だめなアイディアは頭の中で没にしている。他人から見ると、私は優れたアイデアを次々と出せる人間だと錯覚するかもしれませんが、だめなアイディアは頭の中で没にしているだけなんです。
 
アタリショック アタリ自体が把握できないほど各社からゲームが乱発されたのでユーザがアタリのゲームはつまらないという感覚が広がり、前年30億ドルの売り上げがあったゲームソフトがこの年は 1億ドル以下になってしまった。その結果、倒産する小売店が続出した。
 
 
テレビゲームは、色をつけたら新しさが出るんではないかと言う動きになった。でも、これは作る側から行ったら、落ちこぼれなんですね。アイディアをひねり出すんじゃなくて、安易な方へと流れている。そうなると、任天堂のようなゲームの本質を作る会社ではなくて、いずれ画面作り、CG作りが得意なところがのしてくるだろうと。
 
^_^ 確かにそうなった。ソニープレイステーションなど、先端技術をゲームに持ち込む会社が力を持っていったわけだよね。
 
横井さん、ゲームボーイの液晶画面にゴーサインを出すも視野角の問題を山内社長に指摘される。しかもシャープは30億掛けて液晶生産の工場を作ってしまった。しかし、それもシャープが視野角の問題のない液晶を作ったのでなんとかなった。
 
売り出されたゲームボーイには強力な援軍がいたロシアの科学者アレクセイパジトノフが開発したテトリス424万本を売り上げた。これはテトリスゲームボーイでは対戦プレイができたことが大きかった。
 
最終章 バーチャルボーイの見果てぬ夢
 
横井さんが任天堂やめたのは社長との不仲や、バーチャルボーイ失敗の責任を取ってではない。
 
横井さんは、退社し新しい会社「コト」を設立することで“あの頃“の任天堂を再現しようとしていたのだ。
 
任天堂が1部上場したのは横井さんが入社する3年前。祖父から任天堂を受け継いだ山内社長の手腕は横井ら天才クリエイターが入社する前から発揮されていた。彼もまた紛れも無い天才だった。
 
横井さんは山内社長について「あの人はね、私をいじめるんですよ。いじめて、いじめて、いじめ抜くんですよ。私を追い込むんです」
 
^_^ つまり山内社長はクリエイターである横井さんを絞り上げて素晴らしいアイディアを引き出そうとしていたわけですね。
 
ページ184 ウォークマンにあれほどの人が熱狂したのは、どこにでも音楽を持ち歩けると言う利便性だけのことでは無い。ウォークマンを聴きながら、電車に乗り夕暮れの風景を見る。すると今まで何度となく聞いていた音楽が、何度だって見てきたつまらない風景のどちらもが心を揺さぶるほど新鮮に感じられるのだ。
 
^_^ この発想は初めてだった。音楽を持ち出すという事はこういうことだったのか。
 
ページ187 精密で迫力のある写実的な画像が、消してゲームの理想的姿ではないはずです。現実をデフォルメしたシンボリックなもので、どれだけ人間の想像力を刺激できるかと言うのが、ゲームと言う遊びの本質です。
 
ページ188 CESでスピルバーグ監督が私に「すごいマシンだけど、カラーだったらもっと良い」と話してくれました「ああ、この人も普通の人だな」と思いました(笑)。
 
^_^ スピルバーグもこんなところでディスられてると思わないだろうな(笑
 
ページ201 バーチャルボーイは、視力が悪くなるどころか、視力の回復に貢献するという結果が出てきたのだ。
 
^_^ バーチャルボーイが視力回復トレーニングになるだと!?
 
^_^ ワンダースワンが4,800円だったことに驚き。