『小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法』書評・目次・感想・評価

[読みやすさ 9/10] 人に伝える仕事をしている著者だけあって読みやすい。 
[学び 9/10] 企画というより人生に対する心構えを学ぶことができる。 
[娯楽性 8/10] くまモンの内幕などもありあっという間に読み通せる。

【Q1】どんな人にオススメ?

  毎日がつまらないと感じているあなた。人を喜ばせるような人になりたいと考えているあなた。

【Q2】この本の弱みは?

  売れっ子の企画者が書いた本ということでビジネスに直結するようなハウツーを求めて手に取るとがっかりするかも知れません。内容的には心構えというか心のありようがこの本のメインですので。

【Q3】この本の強みは?

  人生全体に影響するヒントがちりばめられている良著。特に第3章は時々開いて読みたい心に力を与えてくれるようなないようなので折々、書棚から出して読みたい。

小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法

小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法



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【『小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法』目次と読書メモ】

序章 つまらない日常を特別な記念日に
 
第一章 企画の原点は人を幸せにすること
 
■名言
企画とはサービスである。サービスとは思いやりである。小山薫堂 p21
 
カウントダウン、カレーパン屋さんは絶対ウケると思うですよ。焼きたてちょーうまいから。アンパンとか、クリームパンとかもヤバイです。
 
■名言
ユアハピネス・イズ・マイハピネス=「あなたの幸せが、私の幸せ」。これは僕が企画を発想する時の原点です。いつも、どうやって人を喜ばせようかと考えているんです。
 
読者をあっと言わせよう、とは考えていない。それよりも、最初に読む人をうならせようと考えている。
 
^_^ これはとても参考になる。身近な人に読んでもらうって大事かも。その人をうならせるとことで世界をというわけか。じゃあ、相方に読んでもらうかなぁ。
 
第二章 アイデアのタネは日常の中にある
 
■名言
僕は、嫌だとおもったことはまったくやりませんし、やりたいと思うことだけをやるように心がけています。本心から誰かのために何かをしてあげたい、あるいは、自分が選んでやったことが偶然にも誰かのためになればいいな、という気持ちで仕事をしています。小山薫堂 p80
 
第三章 「共感」が社会を動かす
 
会社の受付をパン屋さんに。受付がお金を生むようになる。
 
^_^ 面白いなぁ。いろんな会社の受付がいろんなのお店だったら楽しいだろうな。
 
金谷ホテル小山薫堂ルームN35を作った。雑誌に連載し、備品は提供してもらった。
お客さんは楽しい部屋に泊まれ、金谷ホテルは目玉となる新しい部屋を手に入れ、雑誌は連載を掲載でき、備品を提供した会社はショールームのような効果を得た。全てが勝つWin win win winアイディア
 
小山薫堂さんの名刺は笠智衆さんに書いてもらった。
 
^_^ あっ!文豪の生原稿の著作権ってどうなってるんだろう?人によってはそれによって名称作ることも可能なのではないか。田中一郎とか生原稿が残っていれば名刺は作れるし。弘法大師とか、嵯峨天皇もありなのでは?名刺だけでなく、表札もできるだろう。
 
■名言
企画とはサービスである。サービスとは思いやりである。小山薫堂
 
今はどこもかしこも自分のところをいいところだよおいでおいでと観光誘致しているが地元の人はその地元をさほど楽しんでいない。
地元の人が楽しんでこそ。それにつられて観光客も来るのではないか?
 
人をアサイン(指名)した時点で仕事は半分ぐらい終わっている。とは言え思っていた方向から大きくはみ出されても困ってしまう。ですから最初の方向付けは大切。この方向は絶対にない、こっちはひろげてもらっていいですなど。
 
第四章 最終目標は人生を楽しくすること
 
■名言
「究極の企画とは何か?」と訊かれたら、僕はこう答えます。
「それは、自分の人生を楽しくすること」「それは、自分が幸せな気分でいること」小山薫堂(くまモンの生みの親)p162
 
■名言
究極の企画とは「自分の中の不安を軽くすること」小山薫堂(くまモンの生みの親)p163