『アテンション―「注目」で人を動かす7つの新戦略』書評・目次・感想・評価
【『アテンション―「注目」で人を動かす7つの新戦略』目次と読書メモ】
はじめにーこれからは、「注目」を制す者が夢も市場も手に入れる
第一章 注目の3段階
注目には「即時」「短期」「長期」がある
第二章 自動トリガー
「色」や「シンボル」で人間の無意識に訴えかける
誠実さー白、ピンク、黄色(オレンジが最も不誠実な色だった)
興奮ー赤、オレンジ、黒(茶色が最大の負の相関)
能力ー青、赤(黄色が最大の負の相関だったのには驚いた)
興奮ー赤、オレンジ、黒(茶色が最大の負の相関)
能力ー青、赤(黄色が最大の負の相関だったのには驚いた)
洗練ー黒、紫、ピンク( もっともあか抜けない色はオレンジだった)
耐久性ー茶色(群を抜いて1位の相関。 逆に最大の負の相関は紫で黄色が続く)
耐久性ー茶色(群を抜いて1位の相関。
これはアメリカの学生を対象にした結果。 各文化で色に対する認識が異なるので注意が必要。
紹介書籍「ファスト&スロー」
ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダニエル・カーネマン,村井章子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 文庫
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ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダニエル・カーネマン,村井章子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 文庫
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紹介書籍「第一感」
- 作者: マルコム・グラッドウェル,沢田博,阿部尚美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
- 購入: 28人 クリック: 240回
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ナウン・プロジェクトにはほとんど思いつく限りの状況について、 シンプルで美しく、 人目を引くシンボルやアイコンが豊富に集められている。
第3章 フレーミング・トリガー
「お馴染みの感覚」を演出する
^_^ 世間は偏見に満ちている。人種差別、女性蔑視など。逆に言えば、 そこには人材の宝庫があるのかもしれない。 優秀な黒人女性は人材の草刈場なのかも知れない。 黒人女性ばかり集めてとびきり優秀な結果を残す会社が現れれば偏 見を崩すのにも良く、その会社自体にとってもいいことなのに。 特に先進企業たるシリコンバレーの企業は白人男性ばかりらしいか ら。
内容が誤っているか正しいかにかかわらず繰り返されると正しいと 判断される可能性が上がる。
内容に変化がなくても、希少性が上がる例えば販売停止になる、 半分が売れたなどの手に入りにくくなる可能性が生じるだけで人は 入手したくなる。
紹介書籍「影響力の正体」
- 作者: ロバート・B・チャルディーニ,Robert B. Cialdini Ph.D,岩田佳代子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/12/14
- メディア: 単行本
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マジシャンは冒頭で軽いミスをわざとやってその後のショーに対す る観客の期待のハードルを下げる。すると、 その後のビックマジックが観客にとってより素晴らしいものに見え る。
第4章 破壊トリガー
「驚き」「単純性」「重要性」のセットで畳み掛ける
第5章 報酬トリガー
「相手が欲しがっているもの」を可視化する
「相手が欲しがっているもの」を可視化する
紹介書籍「モチベーション3.0」
紹介書籍「人を動かす、新たな三原則」
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 文庫
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紹介書籍「人を動かす、新たな三原則」
人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する! (講談社+α文庫)
- 作者: ダニエル・ピンク,神田昌典
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 文庫
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報酬には内的報酬と外的報酬があり、外的報酬は1、 2度突発的な効果、例えば採用時などに効果があるが、 継続しない。 内的報酬は継続性があり入社後モチベーションを維持する等の効果 を期待できる。報酬には驚きがあればより効果的。
ユーザが一定の成果を達成すると、 講習としてクーポンなどを渡すアプリがある。 例えばランニングが1日の最長記録に達した時など。
^_^ これは日本でやっても成果があるのかもしれない。お散歩の距離、 ランニングの距離、純粋な移動距離、学習時間、などなど。 そもそもクーポンを渡すのであるから不正が行われても何の問題も ない。
報酬の6つの種類
インセンティブ( 特定のアクションを完了した見返りに提供される)
ポストアクションの報酬( 特定のアクションを完了した後に予想外の報酬として提供される)
収集(コレクションを完成させたくなることを見越して、 報酬全体の1部だけを渡す)
インセンティブ(
ポストアクションの報酬(
収集(コレクションを完成させたくなることを見越して、
くじ(運によって報酬を提供する)
ランダムな報酬( タスクを完了したときにランダムな報酬を受け取る)
贈り物(他のユーザから報酬を渡す)
紹介書籍「lean in」
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
- 作者: シェリル・サンドバーグ,川本裕子,村井章子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: ハードカバー
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内的報酬3つのカテゴリ(ダニエル・ピンク版)
自律 自ら決定できる自由
熟練 上達する
目的 やり方を知っているだけではなくなぜそれをやっているかわかるこ と
目的 やり方を知っているだけではなくなぜそれをやっているかわかるこ
レゴを組み立てる仕事で、作ったレゴが並んでいくチームと、 作ったレゴを次々と壊され、 それをまた組み立てるチームでは明らかに作ったレゴが並んでいく チームの方が好成績を残した。 これは達成感と言う内的報酬が生じたから。
第6章 評判トリガー
ー肝心なのは「何を言うか」より「誰がゆ言うか」
権威者には3種ある
合法的権威
伝統的権威
カリスマ権威
伝統的権威
カリスマ権威
紹介書籍「現代権力論批判」
- 作者: スティーヴンルークス,Steven Lukes,中島吉弘
- 出版社/メーカー: 未来社
- 発売日: 1995/07/01
- メディア: 単行本
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紹介書籍「カリスマは誰でもなれる」
カリスマ的人物は「プレゼンス」「誠意」「パワー」 の3つの要素を示すことができれば良い。
紹介書籍「「みんなの意見」は案外正しい」
- 作者: ジェームズ・スロウィッキー,小高尚子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: 文庫
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自分の人格が不当に攻撃されていると言う確信があるなら、 拡散する情報に素早くかつ慎重に、 真実を持って応酬するのが最善策だ。
誤解されたまま時間が経てば、 その分人々の記憶に残る可能性が高まる。
最終的には汚名を払拭できたとしてもだ。
大事なのはできるだけ早く応酬すること、 真実を明確に述べることを、 非難をする人を攻撃する手段をとらず、 評判を守ることに注力することだ。
非難している人ではなく、 非難そのものに集中する。ページ205
非難している人ではなく、
第7章 ミステリー・トリガー
「謎」「不確実性」「サスペンス」を提供し続ける
ゼイガルニク効果
終わっていないタスクを忘れられない効果
終わっていないタスクを忘れられない効果
サスペンス、クリフハンガーは大切。
^_^ メルマガなんかも次回予告を入れた方がいいのかも。
サスペンスを残すと注目を浴びると言う効能は負の側面もある。 例えば何かの不祥事を起こした場合、 最終的にその不祥事がどのような終結を迎えるかが分からなければ 不祥事は注目を受け続ける。だから、 あなたが不祥事の当事者ならばその物語の終結を素早く提示するこ とだ。
名言
傍目にどう映るのか知らないが、当人からすれば私は、 海辺ですべすべのこいしやきれいな貝殻を集めて遊んでいる子供に 過ぎなかった。 真理の大海は発見されないまま私の前に広がっている。( アイザック・ニュートン)
第八章 承認トリガー
「認知」「評価」「共感」の3大欲求を満たす
「認知」「評価」「共感」の3大欲求を満たす
1番近いと思うのは、コアな野球ファンですね。 大事な試合には何があろうと駆けつける。( AKBグループの生みの親 秋本康)
紹介書籍「ゲイリーの稼ぎ方」
?Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男?ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)
- 作者: ゲイリー・ヴェイナチャック,岩元貴久
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世界はね、かまってくれる人をかまうようにできてるの