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『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』書評・目次・感想・評価

【『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』目次と読書メモ】

はじめに「知りたい」という欲求が人生と社会を変える
 
第1部 好奇心のはたらき
第1章 ヒトは好奇心のおかげで人間になった
 
名言
興味深いことに出会った時には、すべて中断してそれを探求すべきだ(B・F・スキナー)
 
紹介書籍「風景の経験」
風景の経験―景観の美について

風景の経験―景観の美について

 

 

人は好奇心のおかげで人となりサバンナから出て世界中に広がり、宇宙にまで進出した。
 
第2章 子どもの好奇心はいかに育まれるか
 
子どもは質問することで世界を知る。しかし、質問をするというのは実は高等な行動である。
自分が無知で問いかける相手が信頼に足る相手であると判断しなければならないからである。天才ボノボのカンジはとても賢かったが質問するということはできなかった。
 
第3章 パズルとミステリー
 
名言
好奇心とは疑問に答え、空白を埋めたいと思う知的欲求だ。ストーリーはこれと逆のことをする。つまり。疑問を投げかけ、意図的に空白をつくることによって、人間の普遍的な願いに訴えかけるのだ(ロバート・マッキー シナリオ講師)ページ93
 
どんなときも観衆に最大限の苦痛を感じさせること(アルフレッド・ヒッチコック)
 
紹介書籍「シェイクスピアの驚異の成功物語」
シェイクスピアの驚異の成功物語

シェイクスピアの驚異の成功物語

 

 

好奇心とは知っていることと知らないことの隙間を埋めたいという欲望である。
 
世の中には二つの謎がある。一つがパズル、パズルには答えがある。もう一つがミステリー、明確な答えはない。
オサマビンラディンはどこにいるのか?はパズルだが、テロを防ぐにはどうすればいいか?はミステリーである。
その点でミステリー小説は実はパズル小説である。
 
^_^ インターネットを知的好奇心の敵だという考え方が紹介されているが、グーテンベルク活版印刷を知的好奇心の敵だと言うのと大差ないのではないだろうか?
活版印刷のおかげで誰もが過去の知恵にすがり、一から理論を組み立てようとしない偉大なる叡智の危機だと言っているようなものではないだろうか?
ネットで調べてわかることはネットで調べればいいわけで、他にわからないことはいくらでもある。人間はそちらに知恵を絞ればいいのだ。例えば世界から飢餓をなくす方法とか、戦争をなくす方法、タイムマシンを作る方法、ガンになった友人を励ます方法、どれもネットには完全な答えはなくそれぞれが考えることを求められる。そのために基本となる過去の知恵をネットに求めて何が悪いのだろうか?
 
第2部 好奇心格差の危険
第4章 好奇心の三つの時代
 
ウィキペディアの正しい使い方は調査の第一歩として利用することウィキペディアを終着点にしないこと。ウィキペディアが秩序に欠け、反論が多く、絶えず修正されていることは、科学の進歩の過程と重なる。
 
^_^ そう言われると納得。科学も異論反論があり、常に修正され続けている。
 
第5章 好奇心格差が社会格差を生む
 
紹介書籍「大格差」
大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

 

 

^_^ この本の内容を読んでいると、好奇心を持つものは社会で成功し、高い収入を得ると述べているように思える。好奇心とは金儲けや出世の手段だろうか?もっと純粋な喜びではないだろうか?そう考えるのは僕が甘い人間だからだろうか?好奇心という食欲、性欲、睡眠欲に次ぐ欲望だと考えるなら、この好奇心を結局は金儲けや出世などの俗世の欲にまみれさせてしまうのはあまりに惜しいと思うのだ。
それでは出世のために結婚し、収入を増やすために効率的な食事をし、仕事で成功するために寝るのと同じではないだろうか?
好奇心はそれを持つ人の人生を豊かにする。でいいではないか。まったく金にならない探求で、それがもしかしたら経済的成功から遠ざけることになっても。
 
第6章 問いかける力
 
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

 

 

質問をする力は大きな力となりうる。しかし、時に権力者やあらゆる組織の上層部は責任を逃れるためにあらゆることを知らなかったことにするし、あえて知ろうとしないという処世術を取る。
 
^_^ 日本でも政府でも企業でも知らなかったで済ませる上層部の多いこと。平時は自分は優秀をアピールしまくるくせに、有事には会社の現実を何にも知らない無能の誹りを甘んじて受けなければならないレベルで何にも知らなかったを貫くのだ。何のための管理者だ?取締役だ?何のための高い給料だ?組織を束ねる気概もなく自己保身と無知で武装しつつ、どこまでも強欲な連中、、、。何なんだろうかまったく。かわいそうな奴らだ。
 
質問すべき時に質問できない理由
・愚かに見られたくない。
・忙しすぎる
・文化的障壁(アメリカなら前向きな質問以外は敬遠されるし、儒教的文化なら上司への非礼になるのではという不安)
・質問する能力がない
 
第7章 知識なくして創造性も思考力もない

 モンテッソーリなどの教育関係者が主張する子どもには指導役の教師は必要ないは誤りである。
 なぜなら人間は人から人へ物を教えることでここまで文明を築いてきた。
 創造性を潰すような教師がいるからといってすべての教師を否定するのは暴論である。
 科学者や発明家が偉業を成し遂げる年齢が次第に高くなっている。
 なぜなら、過去の叡智が深まりそれを習得するのに時間がかかるようになったからである。
 
^_^ この意見には賛成。特に本当のベースの部分は詰め込み教育も必要だと思う。九九を学ぶのに最適な方法があるのにあえて教えないとか、基礎的な母国語も好奇心を待って教えるなどはまったくナンセンスだと思う。もちろん、良い教師、よくない教師はあるだろうが、創造性は知識なき猿からは生まれない。知り、考え、組み合わせ、発明するものではないだろうか?インターネット時代とはいえ、それがあるのを知らなければしらべようもないのだから、りんごを知らない人はりんごを調べられないわけだから。
 
^_^ 基礎的な知識とは浮島や飛び石、橋頭堡のようなものではないだろうか?好奇心が知っていることと知っていることの隙間を埋めたい衝動だとすると、まずは最初の知識がなければ好奇心という学習意欲すら生まれない
基礎的学習が退屈なのは認めるし、それなりの教師のスキルも必要だが、やはり基礎的な知識を詰め込まなければ世界が広いことも自分がどれだけ無知であるかも知ることができない。
 
 グーグルの創業者がモンテッソーリで学んで活躍したという指摘があるが、当然進歩的な学校は私立であり、彼らはすでに教育熱心な家庭で育ち基礎的学習を済ませていた可能性が高い。
 自主性に任せた教育はすでに優秀な生徒をより優秀にするのには効果的なのだ。
 だからといってそれを学びの乏しい子供達に施せば彼らに壊滅的ダメージを与えてしまう。
 彼らは自主性を生かす基礎ができていないのだ。
 
紹介書籍「成功する子 失敗する子ー何が「その後の人生」を決めるのか」
成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

 

 

紹介書籍「学生部長の十二月」
学生部長の十二月 (1983年) (Hayakawa novels)

学生部長の十二月 (1983年) (Hayakawa novels)

 

 

小説は思想を超えた共感を生むのに役立つ。
 
第3部 好奇心を持ち続けるには
第8章 好奇心を持ち続ける七つの方法
 
紹介書籍「星界の報告」
紹介書籍「人類5万年 文化の興亡ーなぜ西洋が世界を支配しているのか」

 

人類5万年 文明の興亡(下): なぜ西洋が世界を支配しているのか (単行本)

人類5万年 文明の興亡(下): なぜ西洋が世界を支配しているのか (単行本)

 
人類5万年 文明の興亡(上): なせ西洋が世界を支配しているのか (単行本)

人類5万年 文明の興亡(上): なせ西洋が世界を支配しているのか (単行本)

 

 

名言
科学の世界では大きな進歩を実現するには、無知をはっきりと自覚することが第一歩になる(ジェームズ・クラーク・マックスウェル 物理学者)ページ231
 
紹介書籍「広告マンバイブル」
広告マンバイブル

広告マンバイブル

  • 作者: ジェームス・ウェブヤング,James Webb Young,今井茂雄
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 単行本
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紹介書籍「アイデアのつくり方」
アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 

 

名言
株の優れた目利きになる前に、まずは一般教養を身に付けなければならない(チャーリー・マンガー バークシャー・ハサウェイ副会長)ページ246
 
紹介書籍「交渉の達人」
交渉の達人

交渉の達人

 

 

紹介書籍「無理せずに勝てる交渉術」
無理せずに勝てる交渉術

無理せずに勝てる交渉術

  • 作者: G・リチャードシェル,G.Richard Shell,青島淑子
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
  • クリック: 8回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

 

名言
辛いことを最小限にとどめ、幸せを最大にする素晴らしい力が欲しいなら、小さな物事をよく観察すべきである。(サミウェル・ジョンソン)ページ278
 
私たちは自ら外的な報酬を設定することがあり、それに向かって努力する時、知らぬ間に内発的動機づけが蝕まれる可能性があるのだ。ページ282
 
^_^ 将来のためや、報酬のために物事を行うのではなくそれ自体に興味を持って行うことでそれ自体から面白さを得ることができるということか。
 
良好な関係を保っているカップルは料理は生地、日曜大工といった日々のありふれた共同作業の中に面白さを見つけるのがとてもうまいことを突き止めている。ページ286
 
^_^ 相方との共同作業に面白さを見つけるということか。
 
 あなたがどこか退屈な場所で生きている時ーそもそも私たちは誰もが退屈な場所で生きているーその場所をどう見るか、2つの選択肢がある。
 1つは普通の人たちと同じような意識で日々を過ごすことだ。同じものを何度も目にしても、それがどんなふうにそうなったのか、どうしてそんな状態にとどまっているのか、どうしたらもっと良くなるのか1度も考えずにいる。
 もう一つは学ぶと言う選択肢だ。学ぼうと決めて周囲のものに好奇心を抱いたら、あなたはもう二度と退屈しないことを選択したのである。ページ287
 
おわりに さあ、知識の世界を探求しよう
 
紹介書籍「見える暗闇ー狂気についての回想」
見える暗闇―狂気についての回想

見える暗闇―狂気についての回想

 

 

紹介書籍「黒い太陽ー抑鬱とメランコリー」
黒い太陽―抑鬱とメランコリー

黒い太陽―抑鬱とメランコリー

 

 

紹介書籍「永遠の王」
永遠の王〈上〉―アーサーの書 (創元推理文庫)

永遠の王〈上〉―アーサーの書 (創元推理文庫)

 
永遠の王〈下〉―アーサーの書 (創元推理文庫)

永遠の王〈下〉―アーサーの書 (創元推理文庫)

 

 

 アイザック・ニュートンは1676年に、自分は巨人の肩に乗っているような気がすると書いている。
 2000年を過ぎて、現在の私たちは全体を見渡せる高台から、息を飲むばかりの荘厳な景色を眺めることができる。
 ニュートントマス・ジェファーソン、アルベルト・アインシュタインよりも恵まれた景色を堪能できるのだ。
 過去の時代を生きた普通の人々と比べても、はるかに恵まれているのは言うまでもない。
 彼らのほとんどは生まれつきどんな好奇心が旺盛でも、私たちより狭い知的世界に閉じ込められていた。
 今では多くの知識を手に入れる手段も豊富にある。
 モンテーニュの思想を、1連科学、ブラックホールモダニズム建築、あるいは経済学者フリードリヒ・ハイエクの理論。
 望みさえすれば何でも学ぶことができる。
 文化的知識についても同じことが言える。
 忘れてしまいがちだが、ベートーベンやビートルズが登場する前よりも、後に生きる方が恵まれているのは紛れもない事実だ。ページ301
 
^_^ このように言われるとしびれる。学ぶことができることがこんなにもあるのだ。学ぶことが喜びならば現代ほど天国に近い時代は無いだろう。さらに人生は長くなった。さあ、何から学ぼう?