『BRAIN 一流の頭脳』書評・目次・感想・評価

  • 出版社: サンマーク出版 (2018/2/26)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4763136739
  • ISBN-13: 978-4763136732
  • 発売日: 2018/2/26

【『BRAIN 一流の頭脳』目次と読書メモ】


<<用例>>
太字 もくじの写し
要約 内容の要約(ただし恣意的です)
引用 気になった部分をメモとして引用しています(最後に引用ページを記載)
名言 気になった名言をピックアップしてメモ
小話 後で人に話したくなるような内容をメモ
^_^  一読者としての意見・感想(笑顔ですが読者の感情ではありません)

一流の頭脳

 
はじめに 
驚異的な「脳のアップグレード」を可能にする科学が実証した世界最新ノウハウ
 
第一章
自分を変える「ブレイン・シフト」
「あなた」に関する、知られざるとっておきの秘密
原始人と現代人の知能レース「脳のアップグレード」が実現可能な科学的根拠
この研究報告には「意味」がある
100兆もの「脳内連携」をフル稼動させる
どうやら、私は間違っていた
「一流の頭脳」の判断基準
あなたの頭脳は「プラス」か「マイナス」か
一流と二流を開ける「ほんのささいな誤解」
脳のアップグレードを「完遂」する
「脳が半分しかない女性」と言う最高の事例
脳が「いつもの二倍」働いた
「人間グーグル」と化した天才少年
「ブレイン・シフト」は“魔法の出来事“ではない
科学で「最も信頼できる」とされる方法で行う
column▼本当に脳は「10%」しか使われていない?
 
まとめ
脳には大人になっても可塑性があり、成長しうる。その方法として最適なのが運動である。
 
第二章 脳から「ストレス」を取り払う
あらゆるパフォーマンスの基礎値を高める算段
「見えない敵」が頭を鈍らせる
緊張すると「ドキドキ」するのはなぜ?
ストレスが「次のストレス」を生む
「イライラ」で物覚えが悪くなる
こうして頭が「ぐちゃぐちゃ」になる
ストレス物質「コルチゾール」をてなづける
「自転車をこぐ」とストレスは確実に減る
「ちょっとした予測」が仇になる
「心配」するたび脳は小さくなる
「長時間一回」より「短時間数回」の方が断然いい
「お酒」は本当にストレスに効くのか?
ストレスを「火種」から消す
「抗ストレス・ニューロン」を活性化させる
「ムキムキ」だとイライラしにくい!?
世界のストレス研究、最新知見!
南米の研究「“理由なきイライラ“を鎮めるベストな策」
フィンランドの調査「“週二回“がボーダーライン」
敵になるストレス、味方になるストレス
「恐怖」を感じない女性
これで、ホラー映画も怖くなくなる!?
脳が「ハイジャック」される時代
賢くストレスを解消する
「体重」をハックせよ!
ウォーキングとランニング、どちらが有効か
心拍数を上げて脳に「予行演習」させる
「得られるもの」はあまりに大きい
抗ストレス体質を培うプラン
column▼「無理矢理パニックを起こす」ストレス生体実験
 
まとめ
運動が最もストレスに対して効果のある対応方法である。医師に処方される薬や特にアルコールには不安を抑える強力な効果があるが強い依存性がある。
運動は週2回以上、20分以上、できれば3、40分程度息の切れる程度の運動が効果的。
 
^_^ 運動大事だね。自転車乗ろう。乗って出かけよう。頑張って漕ごう。
 
第三章 カロリンスカ式「集中力」戦略
圧倒的な成果を手にする「没頭する技術」
たった1つのことに集中する
いくら「気合」を入れてもダメ
「集中力不足」と言う流行病
なぜ集中しても「続かない」のか?
思考を一点に絞る「フォーカス・メカニズム」
「何」があなたの集中力を決めるのか
「対策」がなければ必ず気は散る
あなたは「正常」「異常」どちらでもない
のに「本当に必要な情報」だけを選んでもらう
ドーパミン」で雑音を消す
集中部室「ドーパミン」を総動員する
ドーパミンが増える「条件」は解明済み
こうすると、「もっと」集中できるようになる
「マシュマロ」で実験をする
「自制心」を科学的に高める
「注意散漫」の最新サイエンス
集中力回復にかかる時間は「最短5分」
「日中の過ごし方」が思いがけず影響する
自分をコントロールして最後までやり抜く
「あきらめるとき」と「粘るとき」
問題の「本当の原因」は何?
「サバンナだったら」と考える
最も厳しい「二日間」を乗り切る
集中力を脳に戻すプラン
column▼「ソファ」に座るとバカになる?
 
まとめ
脳の集中力を高めるにはドーパミンその分泌を促すにはやはり運動。ウォーキングありランニング、20分より30分。サバンナで暮らすハンターにとってAD HDは良い特性。注意力散漫で多動であるという事は周りに注意力を配れ、判断が早いと言う事でもある。濃厚社会や現代社会では、ADHDはうまく社会に適応できていないが、ハンターとしては実は優秀だった。
 
^_^ ADHDが社会的に成功する例もあるよね。成功者は特性が社会に適応しているということなのだろう。
 
第4章「やる気」の最新科学
目標まで迷うことなく一気に突き進む
意欲がわかないのはなぜ?
「気の持ちよう」では一向に解決しない
「もっと良い方法」がある
アメリカ薬学会が困惑した「不都合な真実
「気分のムラ」は92%抑えられる
何百ものモチベーション研究で出された結論
こうして「あなたの感情」が決まる
最強の脳物質「BDNF」を分泌する
意欲の流出を防ぐ、科学が「奇跡」と呼ぶ物質
「どうすれば」いい?
「細胞レベル」でやる気を回復させる
「性格」も変わる
ランナーズハイ」の科学
合法的に「違法レベル」になる
それは「どんな現象」か
なぜ「ウォーキングハイ」は起きないのか
「空腹感」をゾーンに入る合図にする
どうすれば「その状態」になれるのか
「プチ・ランナーズハイ」で意欲を高めるプラン
column▼「産みの苦しみ」さえいつか忘れてしまう
 

 

私は「うつ依存症」の女―プロザック・コンプレックス

私は「うつ依存症」の女―プロザック・コンプレックス

 

 

紹介書籍「奇蹟のランニング」

 

奇蹟のランニング―その効用と方法の完全報告 (1978年)

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まとめ
やる気を高め、うつ病を予防するにはやっぱり運動。
 
^_^ ランニングはともかく自転車に乗ろう。
 
第5章 「記憶力」を極限まで高める
試験、ビジネス、運動……他者と県庁に差が出るのはここ!
 
「脳の萎縮」を食い止めろ!
いったい「何」が覚える力を決めるのか
自分の力で「メモリー遺伝子」は若返る
「暗記できる単語の数」が実際に増えた
「同時に覚える」と定着率は段違いに上がる
むしろ暗記力が下がる運動
記憶力は「運動神経」にも影響する
ただし走りすぎると忘れっぽくなる
脳細胞の復活劇
脳細胞を「15%増やす」実験
「新しい挑戦」をする必要はない
「死の直前」でも脳細胞は増える
核実験が「脳の謎」を解いた
これで「ニューロン増殖率」が2倍になる
「他のやり方」ではダメ?
どんな条件下なら「メリット」が最大になるか
脳細胞が減らない「食事」
「どの記憶力」を伸ばす?
脳トレ」では頭は良くならない
何でも覚えてしまう具体的プラン
column▼「日常」より「非日常」を脳は選ぶ
 
引用
記憶力を最大限にあげたいのであれば、運動と暗記を同時に行う ページ184

引用
疲れると筋肉がさらに血液を必要とするため、脳に流れる血液の量が減り、記憶する力が損われてしまう。ページ185
 
^_^ なるほど。早足ウォーキング程度で何かを暗記するのは良いようだ。
 
引用
コンピューターゲームやアプリが提供する様々な認知トレーニングは、確かにゲームそのものが上だとしても、特に知能が高くなったり、集中力が創造性が改善されたり、あるいは記憶力の向上したりといった効果がないことがわかったのである。ページ206
 
^_^ 日本でもあんなに流行った脳トレ意味なかったのかー。
 
第6章
頭の中から「アイディア」を取り出す
最新リサーチが実証した「ひらめきの生み方」
アイディアの科学
それは「突然」やってくる?
「創造性」とは何か
アイディアが歩き出す
「どこでやるか」は問わない
ひらめくには走るべきか、歩くべきか
「太ったクリエイター」が少ない理由
才能VS努力
アイディアを「量産」する
「創造の発信源」を突き止め刺激する
視床」がキー情報を選出する
天才の条件
思いつく「確率」を上げる
ノーベル賞級の発見」にはパターンがある
脳内に「アイディアの波」を起こす
創造性を発揮するプラン
column▼遺伝子で「あなたの将来」はわかる?
 
発散的思考
いわゆるブレンストーミング、レンガの使い道を時間内にいくつ思いつくからなどで図られる。
 
収束的思考
答えが1つもしくは少数である問題の本質を見抜き回答する能力。
 
歩きながらの思考は発散的思考は強化されるが収束的思考は強化されなかった。
 
第7章 「学力」を伸ばす
才能を一気に開花させる最良の方法
学力と運動の絶対的な関係
「体力」が知力を決める
「たった1度の運動」でいい
学力優秀国・フィンランドの「歩数」調査
どうやって運動させるのがベスト?
学力を上げるのは「心拍数」だった
“頭が良くなる“は「どこ」が「どうなる」ことか
「理系科目」を伸ばす
どんなやり方なら「もっと早く」点数が上がる?
IQを高める
「持久力」がIQを磨く
勉強だけしても「高学歴」「高収入」は望めない
親が絶対に今すぐ「やったほうがいい」こと
IQを高めるプラン
column▼子供に「外国語」を習わせるのは本当に得策?
 
引用
教室で子供たちが立ち机を使うようになってから、集中力やワーキングメモリ、認知制御の能力が増した ページ252
 
まとめ
子供の学習能力向上にも運動。さらに立ったままの頭脳労働や勉強は効果が高い。
 
第八章
「健康」な頭脳
認知症、高血圧、高血糖……あらゆる病と無縁な「長生き」の秘訣
「脳の老化」に歯止めをかける
脳が“3歳“若返る「20分」の使い道
あなたが他人より受けやすい確率は「33.3%」
健康な頭脳が「健康寿命」を長くする
認知症」の発症率が40%減った
「血圧」「血糖値」「体内の炎症」も改善する
あらゆる「疾患リスク」を減らす最高の健康法はこれ!
「実年齢」「脳年齢」「身体年齢」はてんでバラバラ
長寿地域「ブルーゾーン」の小さな努力
脳の老化に抗うプラン
 
認知症の1番の薬は、「歩くこと」なのだ ページ272
 
まとめ
健康に老いるためにはやはり運動。筋トレの効果はまだ実証されていないので、ウォーキングなどの有酸素運動をお勧めする。
 
第九章
超・一流の頭脳
あなたを劇的に変える「脳の機密情報」
知的体力に差がつく「世界最古の知識」
あなたが「サル化」しないある条件
脳に「最も重要な仕事」をさせる
「移動距離」と脳の大きさは比例する
「頭脳クライシス」を脱出する
「50%減った歩行距離」をどう補うか
あなたの頭脳は「たった1秒」で激変した
放っておくと「すぐ」に「たくさん」を求めてしまう
科学が示す「現時点で最新の結論」
医学の父・ピポクラテスの進言
科学が証明した「必要十分条件」を満たして手を打つ
 
引用
身体活動には集中力が増す、気持ちが晴れやかになる、不安やストレスが減る、記憶力が向上する、創造性が増す、知能が高まる、といった多くのメリットがあることをご理解いただけたと思う。ページ282
 
地球上に初めて現れた脳細胞の最も大切な仕事はその生物を移動させること ページ288
 
^_^ つまり運動と脳が関係が浅いわけがない。
 
遠くまで走ることができる動物の脳は大きい
 
幸せな気分になれるのは、生存の可能性を増やす行為をした時だけだ。ページ297
 
第10章
「一流の頭脳」マニュアル
 
最低30分のウォーキング
脳のために最高のコンディションを保つためには、ランニングを週に3日、45分以上行うことが望ましい。重要なポイントは、心拍数を増やすことだ。
 
終りに ただちに本を閉じよう
 
引用
本書のテーマが10年後、あるいは50年後には通用しなくなると言う心配は全く無用である。運動が脳にもたらす恩恵は、私たちの想像はるかに超えるほど大きいのだから。ページ305
 
「一流の頭脳」用語集
参考文献