仕事をやめて月額65,000円で暮らすと地域の情報に詳しくなれる。
13.地域の情報に詳しくなれる。
買い物は地域のより安い店を選び、地元の公共交通機関を使い、徒歩か自転車で移動することになるので、地域の情報に詳しくなれる。
月額65,000円で暮らすとなると、毎日の移動では車や電車に乗るより自転車。バスに乗るより、徒歩が増えます。
すると、人間というのは移動速度に反比例して、受け取る情報は増えるので、地元の情報にずっと詳しくなります。
ます、近所のスーパーではどこがお得なのかとか、新しいお店ができたとかいう実利的な情報。
さらにはここのお寺が実は隠れた桜の花見スポットだとか、崖の上から見えるアジサイ大群生とか、団地の野良猫に子猫が生まれたとかいう、何の価値もないようでいて、実は人生を豊かにする情報にも詳しくなれるのです。
個人的には海外セレブの最新ダイエット情報とか、欧米のファッショントレンドがどうとかよりもずっと価値がある情報だと思います。
なぜならそこにはビジネスが無いからです。世界に配信される情報の多くは誰かのビジネスです。それを追うことはそのビジネスに乗ることです。つまり誰かに踊らされているということでもあります。
もちろん、世界に興味を持つことも必要ですが、同じくらい、いや、時にはより必要なのは今自分が生きているこの場所、このコミュニティについて知っているということだと思うのです。
と、言うわけで、憂鬱な仕事を辞めて、月額65,000円で暮らすと、地域の情報に詳しくなれます。